目次
- スーパーナンペイ事件とは?
- スーパーナンペイ事件概要
- 女性従業員3人が射殺される
- 被害者の状況
- 犯行現場の状況
- 使用された拳銃について
- 捜査特別報奨金対象事件となる
- 事件当日の様子
- 被害者たちの出勤
- 17時:勤務開始
- 17時30分:不審者の目撃情報
- 18時30分:近所の公園では盆踊り大会
- 18時50分:3人目の被害者が店に向かう
- 19時59分:買い物客に被害者2人が目撃される
- 20時30分:不審者の目撃情報
- 21時:閉店後事務所へ
- 21時過ぎ:不審者の目撃情報
- 21時15分:被害者の1人が知人に電話
- 21時17分:銃声
- 22時:遺体発見
- 現場に残された証拠や犯人像
- 単独の犯行
- 靴跡
- 銃を使い慣れている
- 犯人の指紋の一部とミトコンドリアDNA
- 被害者たちは1度店の外に出ていた?
- セキュリティシステムが解除されていた
- アルバイト学生の自転車の鍵が落ちていた
- スーパーナンペイ事件の犯人の目的【強盗説】
- 事務所は何度も空き巣に入られている
- 金庫に向かって発砲した跡があった
- 金庫を開けられずに逃走か
- スーパーナンペイ事件の犯人の目的【怨恨説】
- 金庫が開けられていなかった
- 被害者の財布も手つかず
- 被害者の1人が以前から嫌がらせを受けていた
- 被害者の1人が殺害後に2発目の銃弾を撃ち込まれる
- 被害者の稲垣則子さんと親しかった会社社長の証言
- スナックで知り合った男性
- 店の警備に不安を抱いていた
- 復帰した日に事件が起こる
- 警察やマスコミから犯人扱いされる日々
- 稲垣則子さんが通っていたスナック店員の証言
- 稲垣さんは男性トラブルが絶えなかった
- とても気性が荒い性格
- スーパーナンペイ事件の真犯人は?
- 暴力団関係者
- 2002年に銀行強盗未遂で逮捕された男
- 中国人強盗グループ関係者
- 指紋がほぼ一致している日本人
- 8点の特徴点の一致
- 長男の事故で多額の賠償金が必要だった
- 当時乗っていた車が一致
- 事件当日はアリバイがある?!
- スーパーナンペイの店長について
- 金遣いや交友関係に問題あり?!
- 稲垣則子さんとの関係
- 事件を知った際の店長の発言
- 狂言強盗の疑い
- 実行犯とは繋がらずに捜査線上から外れる
- 警視庁が情報提供を呼びかけている人物
- 閉店間際に買い物をしたカップル
- 事件前に事務所でタバコを吸った女性
- 当時のスーパー周辺の3D映像も公開される
- スーパーナンペイ事件の懸賞金
- スーパーナンペイの現在
- 平成の大きな迷宮入り事件
via pixabay.com
この中国人の男は、日本人男性名義のパスポートを不正使用し、2002年4月に日本を出国し、2006年10月に難民としてカナダに移住し、カナダの永住権を取得し、トロントで妻子と在住し、食料品店で勤務していました。
別の事件で、日本の警察に摘発された日中混成強盗団のメンバーが「この中国人の男は、ナンペイ事件の前に、現金保管状況など「スーパーの内部情報」を別の中国人に流した」と聴取の中で証言しています。
日本政府は「パスポートを不正使用した旅券法違反容疑」で逮捕状を取り、カナダ政府に引き渡しを請求し、2012年9月、地元裁判所から身柄引き渡しに応じる決定が行われましたが、男の弁護人が「決定を不服」として控訴したのです。
別の事件で、日本の警察に摘発された日中混成強盗団のメンバーが「この中国人の男は、ナンペイ事件の前に、現金保管状況など「スーパーの内部情報」を別の中国人に流した」と聴取の中で証言しています。
日本政府は「パスポートを不正使用した旅券法違反容疑」で逮捕状を取り、カナダ政府に引き渡しを請求し、2012年9月、地元裁判所から身柄引き渡しに応じる決定が行われましたが、男の弁護人が「決定を不服」として控訴したのです。
via pixabay.com
2013年9月、控訴裁判所も引き渡しを認めましたが、この身柄引き渡しに関連して、日本の司法当局がカナダの司法当局に「旅券法違反容疑以外で男を拘束したり、起訴して裁判にかけない」「日本での刑事手続終了後に中国に引き渡さない」などと確約したことが報道されました。
2013年11月、この中国人は、カナダから日本へ身柄を移送され逮捕され、同年12月5日、旅券法違反で起訴されましたが、ナンペイ事件に関する供述は得られないまま、2014年9月18日、懲役2年・執行猶予5年の有罪判決が下され、9月19日にカナダに強制送還されたのです。
指紋がほぼ一致している日本人
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捜査機関は、特殊な薬品を使って、女子高生に巻かれていたガムテープの粘着面から犯人のものと思われる指紋の一部を採取しています。2015年2月「約10年前に死亡した日本人男性の指紋と、犯人のものと思われる指紋がほぼ一致していたことが判明」という記事をメディアが報じたのです。
外国人による犯行の疑いが濃い事件でしたが、日本人の指紋と判明したことで「考えられないほど残酷」と思われていた事件の犯人が日本人!?と世間は驚愕しました。
外国人による犯行の疑いが濃い事件でしたが、日本人の指紋と判明したことで「考えられないほど残酷」と思われていた事件の犯人が日本人!?と世間は驚愕しました。
8点の特徴点の一致
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ナンペイ事件の犯人の指紋を、警視庁が保管する1,000万人以上の指紋データベースと照合すると、8点の特徴点の一致が確認されました。8点が一致する確率は「1億人に1人」と言われているのです。しかし「完全一致」とされる12点には至らないため証拠として採用することはできませんでした。
この事件でわかってくる証拠は、どれも「不完全」であることから、様々な人に事件が飛び火し、憶測が憶測を呼び、事件解決までには至らないという特徴があります。
この事件でわかってくる証拠は、どれも「不完全」であることから、様々な人に事件が飛び火し、憶測が憶測を呼び、事件解決までには至らないという特徴があります。
長男の事故で多額の賠償金が必要だった
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ナンペイ事件の犯人と「1億人に1人」と言われるほど指紋が一致している人物の同僚が話すには「彼の息子が大きな事故を起こし、莫大な賠償金が発生しているという話でした」「保険にも入ってなかったので、かなり困っていた」そうです。
確かに保険に入ってない場合に事故など起こしたときには、尋常じゃないお金が必要になりますから、ナンペイの犯人と「1億人に1人」と言われるほど指紋が一致しているこの怪しい人物に対して「ナンペイのお金を狙ったのでは?」という話が持ち上がっていました。
確かに保険に入ってない場合に事故など起こしたときには、尋常じゃないお金が必要になりますから、ナンペイの犯人と「1億人に1人」と言われるほど指紋が一致しているこの怪しい人物に対して「ナンペイのお金を狙ったのでは?」という話が持ち上がっていました。
当時乗っていた車が一致
via pixabay.com
警視庁が保管する1,000万人以上の指紋データベースと照合して、ナンペイ事件の時に女子高生に巻きつけられたガムテープの指紋と、完全一致には至らないが「1億人に1人」と言われているほど8点の特徴点の一致が確認された日本人男性は、元運送業関係者で、2015年時点から約10年前に60代で病死していました。
事件当時、東京都多摩地域に住んでおり、現場で目撃された車種と同じ白い車を所持しており、参考人として事情聴取されていたそうです。この男性の指紋記録は、死亡する12年前に盆栽の窃盗容疑で逮捕された際に採取されており、警察庁のデータベースに残っていました。
事件当時、東京都多摩地域に住んでおり、現場で目撃された車種と同じ白い車を所持しており、参考人として事情聴取されていたそうです。この男性の指紋記録は、死亡する12年前に盆栽の窃盗容疑で逮捕された際に採取されており、警察庁のデータベースに残っていました。
事件当日はアリバイがある?!
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しかし、ナンペイ事件の時に女子高生に巻きつけられたガムテープの指紋と「1億人に1人」と言われているほど8点の特徴点の一致が確認された元運送業関係者で、2015年時点から約10年前に60代で病死していた日本人男性は、当時の勤務先に残っていたタイムカードの記録から「事件が起きた時間帯のアリバイがある」そうです。
親族から採取したDNA鑑定は不一致という結果などから「実行犯ではない」という見方も強まっています。
親族から採取したDNA鑑定は不一致という結果などから「実行犯ではない」という見方も強まっています。
スーパーナンペイの店長について
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スーパーナンペイ大和田店の店長は、スーパーナンペイの経営者の実弟で、スーパーナンペイの専務でもあり、大変癖の強い人物でした。捜査一課が、この大和田店の店長でもある専務件店長に一報を入れると現場の事務所に駆けつけます。
そこで、素直なのか頭のネジが緩いのか...捜査を撹乱させてしまうようなとんでもない発言をしたり、稲垣さんとの関係を匂わせるような発言をして、自分の首を絞めてしまうような人物だったようです。
そこで、素直なのか頭のネジが緩いのか...捜査を撹乱させてしまうようなとんでもない発言をしたり、稲垣さんとの関係を匂わせるような発言をして、自分の首を絞めてしまうような人物だったようです。
金遣いや交友関係に問題あり?!
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この専務兼店長は、もう亡くなってしまいました。しかし時代がバブルの頃だっただけに、野菜を仕入れに行くのに高級外車で行きたがったり、派手な腕時計やアクセサリーを好んで身につけていたそうです。
交友関係も派手で、無警戒にも暴力団関係者などを事務所に招き入れて、時計の自慢などをしてしまう人物でした。もちろん、派手に飲みに出かけるのも好きであったことから、地元が一緒の稲垣則子さんとのややこしい共通の知り合いもいました。
交友関係も派手で、無警戒にも暴力団関係者などを事務所に招き入れて、時計の自慢などをしてしまう人物でした。もちろん、派手に飲みに出かけるのも好きであったことから、地元が一緒の稲垣則子さんとのややこしい共通の知り合いもいました。
稲垣則子さんとの関係
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亡くなってしまったスーパーナンペイの経営者の実弟で専務兼店長は、稲垣則子さんの周囲に「稲垣則子さんに関係を迫られた」などと言いまわっていたそうです。そこで、稲垣則子さんとナンペイの専務兼店長が深い関係にあるのでは?と疑いがかけられました。
しかし、話を聞いていくうちに「稲垣則子さんには誘惑されたけど断った」と微妙に説明を変えていき、最後には「絶対に関係ない」と否定したそうです。結局、お調子者のかまってちゃんだったということでしょう。
しかし、話を聞いていくうちに「稲垣則子さんには誘惑されたけど断った」と微妙に説明を変えていき、最後には「絶対に関係ない」と否定したそうです。結局、お調子者のかまってちゃんだったということでしょう。
事件を知った際の店長の発言
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