2019年9月19日 更新

テンソウメツの正体は?ヤマノケの正体の考察や後日談も!

幽霊や妖怪、宇宙人など人間に恐怖を与えるものは多数存在します。しかし、一番恐ろしいのは人間の思いかもしれません。この記事では、正体不明の「テンソウメツ」への考察、実際の体験談とその後日談まで、詳細にご紹介していきましょう。

目次

恐怖を感じ叫びそうになった父親は、グッと言葉を飲み込みました。見たこともない得体のしれない物体への恐怖心よりも、なぜかそばで寝ている娘を、「起こしてはいけない」と感じたからです。父親は娘を起こさないように息を殺し、得体のしれない白い物体が通り過ぎるのを待ちました。

「テン・ソウ・メツ」と発する物体は、車の脇を通り過ぎ、次第に車から遠ざかっていきます。直視し続けることはできませんでしたが、音が次第に遠ざかっていったことから、父親は顔を上げ車の後方に目を向けました。ジャミラのような白い物体の姿は、どこにも見えません。

気付くと娘が眠る助手席側の窓に白い物体が張り付いている

Child Father Daughter - Free photo on Pixabay (641183)

車の後方に目を向けても、ジャミラのような白い物体の姿はありません。また、「テン・ソウ・メツ」という音も、聞こえなくなっていました。父親が安堵した瞬間、再び白い物体が現れます。その姿は、娘が眠っている助手席の窓に張り付いていました。

白い物体を間近で直視した父親は、再び恐怖を感じます。頭がなく、顔もないと思われていた白い物体の胸あたりには、顔らしきものがあり、その顔は娘を眺めながらニタニタと笑っているように見えたのです。

娘を守ろうと父親は大声を出す

Yell Shout Scream - Free photo on Pixabay (641186)

娘が眠る助手席側の窓にベッタリと張り付き、白い不気味な物体は娘を眺め続けています。車のガラスを割るわけでもなく、車体を揺らすわけでもなく、白い物体の胸あたりについている顔らしきものは、娘をまるで物色しているかのように、ニタニタと不敵な笑みを浮かべ続けていました。

間近で見る白い物体の不気味さよりも、娘に近づかれたことに怒りを感じます。先ほどまでの、「娘を起こしてはいけない」という感情はなくなり、父親は力いっぱい大きな声で、「この野郎」と叫びました。

驚いた娘が飛び起きると同時に白い物体が姿を消す

Woman Solitude Sadness - Free photo on Pixabay (641194)

白い物体は、先ほどまで繰り返していた「テン・ソウ・メツ」という言葉を発することなく、助手席で眠る娘を眺め続けています。娘を守ろうと、父親は「この野郎」と大きな声を上げました。その瞬間、白い物体はフッと姿を消します。ある程度の大きさがあった白い物体は、一瞬で姿を消したのです。

白い物体が消えたと同時に、娘は父親の大声に驚き飛び起きました。娘に何事もなく、そして得体のしれない物体が消えた事に、父親は安堵します。

「はいれた」「はいれた」「はいれた」

Ghost Halloween Horror - Free photo on Pixabay (641195)

大声をあげ、起こしてしまった事を娘に詫びようとしますが、父親はすぐに娘の異変に気付きます。娘は飛び起きたと同時に、「はいれたはいれたはいれた」とつぶやき始めたのです。

異様な娘の姿を目の当たりにした父親は、すぐにこの場を離れなければならないと感じます。ダメもとで全くかからなかったエンジンをかけてみると、一度ですんなりかけることができました。エンジンをかけた父親は、急いで来た道を戻り始めます。その間も、娘は「はいれた」とつぶやき続けました。

通りかかった場所にあった寺に娘を引きずって連れていく

Stone Carving Thai - Free photo on Pixabay (641198)

山道で体験した状況と、娘の様子が異常であったことから、父親は急いで車を走らせます。車を走らせている途中で、娘のつぶやきは「はいれた」から、「テン・ソウ・メツ」に変わっていきました。

表情も、これまでの娘とはかけ離れたものになっていきます。この状況で、家まで連れて帰ることに抵抗を感じた父親は、道中で目に入った寺に駆け込みました。寺に入る際、娘が抵抗したのか定かではありませんが、父親は娘を引きずりながら、住職らしき人を探します。

娘を見るなり住職の顔色が変わる

Buddhism Monks Monk - Free photo on Pixabay (641201)

本堂の隣に、明かりがついた建物を見つけます。住職が住んでいるらしいその場所のチャイムを、父親は必死に鳴らしました。住職は建物内から、すぐに現れます。現れた住職は、必死の父親ではなく、引きずられる娘に目を向けました。

そして、娘を見るなり血相を変え「何をやった」と父親を問い詰めました。自分だけではなく、住職から見ても異常な事態だと再認識した父親の前で、住職は再び表情を変えます。今度は、とても残念そうで、悲しそうな表情でした。

娘は「ヤマノケ」に取りつかれていた

Girl Walking Teddy Bear - Free photo on Pixabay (641204)

残念そうで、とても悲しげな表情に変わった住職に、父親は山道で起こった出来事について説明します。白い物体を見た事、その直後から娘の様子が変わったこと。父親の説明を聞き終えても、住職の表情は変わらず、残念そうなままでした。

それから、「気休めにしかならない」と告げ、経を読み上げ娘の背中を数回叩きます。住職は父親に、「泊っていけ」と言うので、娘の様子が心配だった父親は素直に従う事にしました。住職の話では、娘は「ヤマノケ」に憑かれているとのことです。

49日たっても元に戻らなければ一生このまま

Young Girl Mystical Black And - Free photo on Pixabay (641205)

「ヤマノケ」とは、住職が呼んでいる呼び名であり、その他にも様々な呼び名があるようです。ヤマノケに憑かれた者が、49日経っても変わらなければ、その者は一生そのまま正気に戻ることはないと説明を受けます。

住職は、娘を預かると申し出ました。娘を預かり、何とかヤマノケを追い出す策を講じるとのことです。翌日、電話で住職から妻にも説明が行われました。母親は娘を心配していましたが、会うことは許されません。理由は、「ヤマノケ」は女に憑くものだからです。

寺に立ち寄らず、母親と娘が接触していれば、母親もまた娘と同じ状態になっていた恐れがあると告げられました。

ヤマノケの特徴

Spooky Horror Creepy - Free photo on Pixabay (641208)

山道を徘徊し、娘に憑いた「ヤマノケ」と呼ばれる物体は、父親が体験談で記載していた通り、普段目にする事がない異様な外見をしています。さらに、特徴的な発言も見られました。

ここからは、住職が「ヤマノケ」と呼んでいた物体の外見的特徴や、特徴的な発言についてご紹介していきます。山道、もしくは心霊スポットで見聞きしたことはないか、考えながら読み進めてみましょう。

「テンソウメツ」と繰り返し声を出す

Hands Scary Silhouette - Free photo on Pixabay (641213)

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