2019年8月27日 更新

生臭坊主とは?瀬戸内寂聴は生臭坊主?そう呼ばれる理由は?

生臭坊主という言葉を聞いたことがありますか。坊主は清い人というイメージがありますが、破戒僧や瀬戸内寂聴のような人も坊主の中にはたくさんいるのです。生臭坊主の別の言い方などを含めてご説明いたしますので確認していきましょう。

目次

厳しい修行を終えた坊主でさえ生臭坊主になってしまう

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坊主と聞けば、どのようなイメージがありますか。厳しい修行をしてきて、一般的な人にはない清い心があり、さらには悪い人でも許してくれる広い心を持っているようなイメージです。

さらには、強い信念も持っており、決めたことは必ずやり遂げるようなイメージあるのではないでしょうか。しかし、こうした厳しい修行を終えた坊主でさえも、実は生臭坊主になってしまうのです。

なぜ、これほどまでに厳しい修行を積んできたにも関わらず生臭坊主になってしまうのでしょうか。

坊主や聖職者へのイメージ

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坊主や聖職者には、どのようなイメージを持っていますか。多くの人はこうした人へのイメージが心が清い、私達凡人ではとてもできそうにないような生活を送っているようなイメージがあるのではないでしょうか。

こうした坊主や聖職者への一般的なイメージについてご説明してきます。

貧相な食事をしていそう

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坊主や聖職者の一番にイメージは、貧相な食事をしているというイメージではないでしょうか。こうしたイメージはマンガやテレビで得たイメージのはずです。

食事は基本的には殺生をしてはならないという教えから、山で獲れた山菜などを食べているイメージで、さらにはおかゆをして食べているようなイメージもあります。精進料理という言葉があるように、坊主や聖職者はやはり一般的な人よりは貧相な食事が一番にイメージできます。

こうしたイメージが多くの人が持っているはずです。

早寝早起き

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また、坊主や聖職者は、毎日早寝早起きに心がけているようなイメージもとても強いです。とくに、朝はとても早く起きるイメージが強く、早く起きて朝から修行をしているというイメージもあります。

とくに坊主は毎日修行を行っているようなイメージがありますので、朝早く起きて寒い日でも外で修業を欠かさず行っているように感じます。そして、夜は早く寝るというとても健康的な毎日を過ごしているような印象がとても強いです。

誰に聞いても坊主や聖職者は、こうした印象を持っているはずです。

穏やかで優しい

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また、坊主や聖職者は、とても穏やかで優しいイメージもとても強いです。とくに子供にとても優しいイメージが強く、子供がお寺に集まればお菓子などをあげているような印象もあります。

また、罪を犯した人に対しても、平等に優しい人という印象もあります。仏教の教えて従って、どのような人にも人の優しい気持ちがあると考えているようなイメージがあり、罪を犯した人でもその罪を償えば同じように人として優しく接しているように感じます。

人のために尽くす気持ちが強い

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そして、人のために行動を起こす人が坊主や聖職者であるという印象もとても強いでしょう。もちろん、そうした尽くすという気持ちの中には利益を求めない感情も持っているイメージが強いです。

皆の幸せのために行動を起こしていますので、お布施がどれだけ少なくても平等に同じように人のために尽くすように感じさせてくれます。とくに坊主は人に分け隔てなく尽くしてくれるようなイメージが強いです。

とくに仏教に詳しい人でなくても、こうしたイメージは強いのではないでしょうか。

生臭坊主の意味と別の言い方

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生臭坊主には、他の言い方があるのでしょうか。聞いたことがある人も多いかもしれませんが、生臭坊主には別の言い方があります。

まずは生臭坊主の意味もご説明しますので、合わせてしっかりと確認してみましょう。

生臭坊主とは

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生臭坊主とはどのような意味があるのでしょうか。生臭坊主とは、言葉の通り生臭い坊主のことを示しています。

何が生臭いのかと言えば、魚や肉の臭いなのです。通常、坊主は魚や肉は食べてはいけないとされています。

しかし、生臭坊主は禁止されている魚や肉を食べている坊主なのです。つまりは、ルールを守らず、品の悪い坊主のことを指しているのが生臭坊主なのです。

修行をしてきたにも関わらず、こうしたことを守れなくなってしまった坊主が、生臭坊主なのです。

別の言い方

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生臭坊主には、他の言い方があるのでしょうか。生臭坊主の別の言い方としては、破戒僧という言葉があります。

破戒僧と生臭坊主とでは、言葉が全く違うように感じるかもしれませんが、破戒僧とは、殺生を行うようにな坊主ということを意味しています。何となく生臭坊主との意味が一致するのではないでしょうか。

破戒僧も、生臭坊主と同じように、坊主にとっては良い意味は一切ない使い方をする言葉です。坊主は命を大切にする者というイメージも強いでしょうから、生き物に殺生を行う破戒僧は、坊主としては失格に感じるのではないでしょうか。

生臭坊主=瀬戸内寂聴という印象を持つ人も多い

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