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ディープウェブというと、海外で利用されているという印象が強いですが、日本語によるディープウェブのサイトも存在しており、しばしば問題になっています。
2018年、京都府警は、国内最大級の児童ポルノサイトを含む複数の違法サイトを運営していた男を逮捕しました。警察が児童ポルノサイトの利用者を装って会員登録し、情報を収集して運営者を特定しました。
2017年にも、同じく日本語で利用できる大規模な児童ポルノサイトが摘発されており、警察も国内のディープ・ウェブ犯罪の取り締まりに力を入れていることがうかがえます。
2018年、京都府警は、国内最大級の児童ポルノサイトを含む複数の違法サイトを運営していた男を逮捕しました。警察が児童ポルノサイトの利用者を装って会員登録し、情報を収集して運営者を特定しました。
2017年にも、同じく日本語で利用できる大規模な児童ポルノサイトが摘発されており、警察も国内のディープ・ウェブ犯罪の取り締まりに力を入れていることがうかがえます。
ディープウェブと縁のない人も無関係ではない!表の世界をおびやかすディープウェブの犯罪
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ディープウェブで犯罪が行われていたとしても、ほとんどの人には関係ないと思われがちですが、そうとは限りません。以下で裏の世界であるディープ・ウェブと表の世界の関係について解説します。
ディープウェブでも取引されるマルウェアとは?
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先に解説したダーク・ウェブマーケットのシルクロードやウォールストリート・マーケットの主力商品の1つが「マルウェア」です。
マルウェア (malware) とは、相手に害を与えるソフトウェアの総称でコンピュータウイルスとも呼ばれています。コンピュータウイルスとマルウェアは厳密には違う概念ですが、特に区別しないこともあります。
代表的なマルウェアには「ワーム」や「トロイの木馬」などがあります。ワームとは、コンピュータに感染して宿主となるファイルなしで自己増殖し、プログラムの誤作動を起こす原因となるマルウェアです。
マルウェア (malware) とは、相手に害を与えるソフトウェアの総称でコンピュータウイルスとも呼ばれています。コンピュータウイルスとマルウェアは厳密には違う概念ですが、特に区別しないこともあります。
代表的なマルウェアには「ワーム」や「トロイの木馬」などがあります。ワームとは、コンピュータに感染して宿主となるファイルなしで自己増殖し、プログラムの誤作動を起こす原因となるマルウェアです。
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トロイの木馬とは、一見害がないプログラムを装ってコンピュータにインストールさせ、相手を油断させてから有害な動作を始めるマルウェアです。
マルウェアの作成にはプログラミングの知識や技術が必要ですが、ディープウェブ上で取引されることにより、素人でもマルウェアを扱えるようになっています。
マルウェアの作成にはプログラミングの知識や技術が必要ですが、ディープウェブ上で取引されることにより、素人でもマルウェアを扱えるようになっています。
ディープウェブで情報をやり取りするハッカーの手口
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ディープウェブは匿名性の高い空間であることから、サイバー犯罪の主役であるハッカーの情報交換の場にもなっています。ハッカーの存在は一般にも知られるようになりましたが、具体的にどのような手口で犯罪を行っているのかはあまり知られていません。
ハッカー(Hacker)が行うハッキング(Hacking)とは、もともとはコンピュータのエンジニアリング全般を指す言葉であり、犯罪を意味していたわけではありません。
しかし、その後、他人のコンピュータに不正にアクセスする行為のことをハッキングと呼ぶようになり、現在ではもっぱら後者の意味で使うことが多くなっています。
ハッカー(Hacker)が行うハッキング(Hacking)とは、もともとはコンピュータのエンジニアリング全般を指す言葉であり、犯罪を意味していたわけではありません。
しかし、その後、他人のコンピュータに不正にアクセスする行為のことをハッキングと呼ぶようになり、現在ではもっぱら後者の意味で使うことが多くなっています。
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ハッカーの手口には「情報漏洩」や「Dos攻撃」などがあります。情報漏洩とは、サイトに不正にアクセスして情報を盗み出しネット上に流出させることです。ダークウェブマーケットで販売される個人情報の多くは、ハッカーが盗み出したものです。
Dos攻撃(ドス攻撃、Denial of Service attack)とは、対象のサイトに意図的に過剰な負荷をかけてのサイトをダウンさせる攻撃です。かつては1つのコンピュータで攻撃を行う方法が主流でしたが、現在では複数のコンピュータで1つのサイトに攻撃を行うDdos攻撃が主流になっています。
このような悪質な犯罪を行うハッカー同士の連携のために、ディープウェブが使われているという実態があります。
Dos攻撃(ドス攻撃、Denial of Service attack)とは、対象のサイトに意図的に過剰な負荷をかけてのサイトをダウンさせる攻撃です。かつては1つのコンピュータで攻撃を行う方法が主流でしたが、現在では複数のコンピュータで1つのサイトに攻撃を行うDdos攻撃が主流になっています。
このような悪質な犯罪を行うハッカー同士の連携のために、ディープウェブが使われているという実態があります。
ディープウェブで使われる仮想通貨は危険なのか?
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先に少しだけ触れましたが、ディープウェブでの取引には仮想通貨(暗号通貨とも)が使われています。仮想通貨とは、ネットワーク上で使用される電子的な決済手段のことです。代表的な仮想通貨はビットコイン(bitcoin)です。
一般的には仮想通貨は投資の対象という印象が強いですが、本来は高度な暗号技術による匿名性の高さが売りであることから、ディープウェブでの決済に利用されることになりました。
ただし、仮想通貨の匿名性はそれほど高くないとする意見もあります。公的機関によるディープウェブ犯罪の摘発が相次いだ理由の1つは、仮想通貨の匿名性を破ったことだという噂もあり、ディープウェブで仮想通貨が使われることは少なくなっています。
一般的には仮想通貨は投資の対象という印象が強いですが、本来は高度な暗号技術による匿名性の高さが売りであることから、ディープウェブでの決済に利用されることになりました。
ただし、仮想通貨の匿名性はそれほど高くないとする意見もあります。公的機関によるディープウェブ犯罪の摘発が相次いだ理由の1つは、仮想通貨の匿名性を破ったことだという噂もあり、ディープウェブで仮想通貨が使われることは少なくなっています。
インターネットを安全に使うためには?
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ディープウェブやダークウェブに限らず、インターネットの利用には常に危険がつきまといます。以下でインターネットを安全に使うための対策を紹介します。
不確かなものをインストールしない
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インターネットには、無料でインストールできるフリーソフトなどが大量にあるため、つい気軽にインストールしてしまいがちですが、不確かなものをインストールのは危険な行為です。
ソフトにマルウェアが仕込まれている可能性があり、コンピュータに損害を与えたり個人情報をネット上に流出させたりするので、注意が必要です。
ソフトにマルウェアが仕込まれている可能性があり、コンピュータに損害を与えたり個人情報をネット上に流出させたりするので、注意が必要です。
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ほとんどのパソコンはセキュリティソフトによって守られているため、万が一マルウェアに感染しても除去できる機能があります。しかし、セキュリティソフトも完璧ではなく、マルウェアを見逃してしまう可能性があります。
ソフトをインストールする前にインターネットで評判を確認し、安全なものかどうか確認してからインストールするとよいでしょう。
ソフトをインストールする前にインターネットで評判を確認し、安全なものかどうか確認してからインストールするとよいでしょう。
分かりやすいパスワードを使わない
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オンラインショップなどを利用する際には、アカウントと共にパスワードも作成することになりますが、このパスワードの複雑さがセキュリティにとって重要です。
簡単に予測できるようなパスワード(短い、同じ文字を使っている、など)にせず、できるだけ複雑なパスワードを作成しましょう。
最近は、パスワードの強度チェックツールを導入しているサイトが多く、ある程度強度が高いパスワードでないと利用できないようになっています。
簡単に予測できるようなパスワード(短い、同じ文字を使っている、など)にせず、できるだけ複雑なパスワードを作成しましょう。
最近は、パスワードの強度チェックツールを導入しているサイトが多く、ある程度強度が高いパスワードでないと利用できないようになっています。
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さらに、パスワードの強度をチェックしてくれる専用のサイトもあるので、それらを利用して強固なパスワードを作成することが重要です。
なお、以前はパスワードの定期的な変更もセキュリティ上重要だと言われていましたが、現在はパスワードが流出したという事実がなければ、変更しない方がよいと言われています。
なお、以前はパスワードの定期的な変更もセキュリティ上重要だと言われていましたが、現在はパスワードが流出したという事実がなければ、変更しない方がよいと言われています。
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