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汚い物・人(汚い物に触れた人)に触れたとき、周りにいる友達にまた触れることで汚れを移す。伝染していく。という遊び、皆さんしたことがあると思います。
うんち同様、このような時に"えんがちょ"は囃し言葉として使われるのです。前記事では、えんがちょする事により穢れがなくなり誰かに移る事はないと説明しましたが、違う場合もあります。
えんがちょをすることにより、えんがちょした人が穢れることは無くなる。という場合もあるのです。俗に言う、無敵状態ということでしょうか。遠まわしに「あなた汚いから私に触らないで」という意味も込められています。
うんち同様、このような時に"えんがちょ"は囃し言葉として使われるのです。前記事では、えんがちょする事により穢れがなくなり誰かに移る事はないと説明しましたが、違う場合もあります。
えんがちょをすることにより、えんがちょした人が穢れることは無くなる。という場合もあるのです。俗に言う、無敵状態ということでしょうか。遠まわしに「あなた汚いから私に触らないで」という意味も込められています。
鬼ごっこ
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汚い物・人(汚い物に触れた人)に触れたとき、周りにいる友達にまた触れることで汚れを移しあい、これが鬼ごっこへと発展していきます。
ここで子供は穢れを持っている人(鬼)相手に対して、囃し立てる為に「えんがちょ」と言うのです。穢れを取り除く為ではなく、汚い物を触ったという事実が"菌扱い"となり菌扱いされた人を囃し立てる為といったところでしょう。
ここで子供は穢れを持っている人(鬼)相手に対して、囃し立てる為に「えんがちょ」と言うのです。穢れを取り除く為ではなく、汚い物を触ったという事実が"菌扱い"となり菌扱いされた人を囃し立てる為といったところでしょう。
嫌いな人に対して
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元々、"えんがちょ"は穢れの縁を断ち切るという事で使われますが、子供の頃というのは残酷なもので、「えんがちょ=縁をチョキンと切る」と捉え、嫌いな人に対して"あなたと縁を切ります、切りたいです"という意味として使っている子供もいるようです。
時代の流れのせいだとは思いますが、言葉の正しい意味を知るというのは大切な事だと思わせてくれます。
時代の流れのせいだとは思いますが、言葉の正しい意味を知るというのは大切な事だと思わせてくれます。
不潔な人に対して
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「昨日風邪気味でお風呂に入れなかった」、「あの子、なんかくさくない?」という場面でも、"えんがちょ"は使われているようです。
現代ではこのような使い方が一番多いようです。穢れを浄化するおまじないではなく、臭かったり汚いものに対する差別的な意識が先行をしてしまっていて差別用語になってしまっているという事です。
現代ではこのような使い方が一番多いようです。穢れを浄化するおまじないではなく、臭かったり汚いものに対する差別的な意識が先行をしてしまっていて差別用語になってしまっているという事です。
えんがちょは差別用語やいじめにも繋がる?
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前記事でも記載させて頂いた通り、現代では"えんがちょ"の使い方が変化しています。少し前までは"穢れを無くすおまじない"という正しい認識で使う人が多かったのです。
「あの子汚いから」、「あの子臭いから」、「あの子気に入らないから」、「あの子嫌いだから」そう言った理由で、その子に触れられたら、触れられた人=汚い・臭いという、差別用語、いじめに繋がるのです。
周りの皆が「えんがちょ」と言ってしまったら、えんがちょした人には移せなくなり孤立をします。汚い・臭いと言われ菌のような扱いをされた人に対してのいじめ、菌を移せなくなってしまって孤立してしまった気持ち。
こうして、悪循環が続いてしまうのです。日本古来の言葉が差別用語に変わってしまうのは悲しいものです。
「あの子汚いから」、「あの子臭いから」、「あの子気に入らないから」、「あの子嫌いだから」そう言った理由で、その子に触れられたら、触れられた人=汚い・臭いという、差別用語、いじめに繋がるのです。
周りの皆が「えんがちょ」と言ってしまったら、えんがちょした人には移せなくなり孤立をします。汚い・臭いと言われ菌のような扱いをされた人に対してのいじめ、菌を移せなくなってしまって孤立してしまった気持ち。
こうして、悪循環が続いてしまうのです。日本古来の言葉が差別用語に変わってしまうのは悲しいものです。
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"いじめとは、受けた人がいじめと感じたらいじめ"と言われる様に、このような事になったいじめではないと思う人も少ないでしょう。
元々"えんがちょ"は古くから現代まで伝わった、貴重なコトバです。それを大切に後世に伝えていく必要があります。このような使い方をしている人がいた際には、えんがちょの本当の意味を教えてあげましょう。日本語というのは難しいもので、捉え方や伝え方で意味が良い方にも悪い方にも転がってしまうのです。
元々"えんがちょ"は古くから現代まで伝わった、貴重なコトバです。それを大切に後世に伝えていく必要があります。このような使い方をしている人がいた際には、えんがちょの本当の意味を教えてあげましょう。日本語というのは難しいもので、捉え方や伝え方で意味が良い方にも悪い方にも転がってしまうのです。
えんがちょは地域によって方言がある
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実は"えんがちょ"には方言が存在します。地域によって違った呼び方があるのです。様々な言葉があり、様々な方言があるのはTVやコミュニュケーションの中で気づく事もおおくああります。
"えんがちょ"に方言なんてあったの?なんていう方も多くいらっしゃるかと思います。では、どんな呼び方があるか、見ていきましょう。
"えんがちょ"に方言なんてあったの?なんていう方も多くいらっしゃるかと思います。では、どんな呼び方があるか、見ていきましょう。
北海道地方
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北海道で"えんがちょ"の類義語に当たるものは、"えったちーんき"という言葉です。北海道の方言に"えった"という方言があります。
ロシア語の"エータ"が語源になったといわれております。ロシアの方は鬼ごっこをした時、鬼が人を捕まえる際、タッチとする時に「エータ!」というのです。
そして日本の古い身分制度の中に"穢多"と呼ばれる身分があるのです。階級の中で最も下級として扱われていて、罪人などの身分の方がそう呼ばれます。その人たちを"不浄の者"として見た、という説があります。
"ちーんき"の語源は明確にはなっていません。自分に寄せつけない為に北海道当たりでは"えったちーんき"が使われたと考えらているようです。
ロシア語の"エータ"が語源になったといわれております。ロシアの方は鬼ごっこをした時、鬼が人を捕まえる際、タッチとする時に「エータ!」というのです。
そして日本の古い身分制度の中に"穢多"と呼ばれる身分があるのです。階級の中で最も下級として扱われていて、罪人などの身分の方がそう呼ばれます。その人たちを"不浄の者"として見た、という説があります。
"ちーんき"の語源は明確にはなっていません。自分に寄せつけない為に北海道当たりでは"えったちーんき"が使われたと考えらているようです。
福島や青森などの東北地方
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東北地方では"ピースバリア"、"えんぎ"などがえんがちょ代わりに使われいるようです。ピースバリアに関しては、東北だけではなく全国的に使われています。
人差し指と中指をクロスさせるえんがちょが、ピースサインに変わります。それがピースバリアとして使われているようです。
また、えんぎは"えんがちょ"を略した言葉のようです。不浄なものを移されるまで時間がない際に、略して「えんぎ」と言っているようです。
人差し指と中指をクロスさせるえんがちょが、ピースサインに変わります。それがピースバリアとして使われているようです。
また、えんぎは"えんがちょ"を略した言葉のようです。不浄なものを移されるまで時間がない際に、略して「えんぎ」と言っているようです。
東京や神奈川の関東地方
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関東地方では"えんがちょ"はそのまま普及したようです。が、現在までは浸透はあまりしていないようで"えんがちょ”よりも、不浄なものから自分守る時、「バリア」を使うようです。
バリアは効力をあげられることができ、指・腕・足と絡めるものが大きい物になる程、バリアの効力が上がると考えられています。
また、"不浄な物から自分を守る"、"縁を切る"という部分が強く根付いた地域が多いようです。男女間の縁を切りたい・切らせたい際に"えんがちょ"とおまじないをかける地域もあるようです。
バリアは効力をあげられることができ、指・腕・足と絡めるものが大きい物になる程、バリアの効力が上がると考えられています。
また、"不浄な物から自分を守る"、"縁を切る"という部分が強く根付いた地域が多いようです。男女間の縁を切りたい・切らせたい際に"えんがちょ"とおまじないをかける地域もあるようです。
愛知などの中部地方
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