2019年10月22日 更新

えんがちょの意味とやり方!方言や指による違いは?

皆さん、"えんがちょ"という言葉を聞いた事がありますか?子供の頃に言った覚えがあるという方も多いでしょう。今回は"えんがちょ"について深く紹介をしたいと思います。また、えんがちょの他にある日本の風習や迷信についてもまとめました。

目次

この迷信をやったことがある方、多いのではないでしょうか。これは自己暗示の一種になります。手のひらに"人"という字を書いて飲むというのは、緊張をした時に使うと教わった方が多いでしょう。

人に飲まれる前に、自ら人という文字を手に書き飲む行動が、現実の人を飲むと錯覚させます。"人に飲まれない"、"人に飲まれる前に飲んでやる”という自己暗示なのです。

耳たぶが大きい人は金持ちになる

Grass Nature Field · Free photo on Pixabay (43559)

"福耳の人はお金持ちになるだろう" 昔からそう言い伝えられています。七福神の中の一人、商売繁盛の恵比寿様などが福耳です。

科学的な根拠はないです。お釈迦様にあやかりたいという気持ちがこの言い伝えを生み、語り継がれているのでしょう。

親不孝をするとささくれができる

Child Family Love · Free photo on Pixabay (43570)

親不孝をするとささくれができるという言い伝えは、ささくれができるのは夜遊び・食生活の乱れ、親のいう事を聞かないことで不摂生な生活をしているから。といわれています。

また、"ささくれ"="苦労してる"という事なので、苦労をしてる子どもを間近で見る親は不幸という、一説もあるようです。

黒猫が道を横切ると縁起が悪い

Cat Black Domestic · Free photo on Pixabay (43580)

黒猫が道を横切ると縁起が悪いといわれるのは、欧米の影響が大きいようです。欧米では黒猫は魔女の使いであり、カラスに似ているという理由で、不吉なものとされています。

中世ヨーロッパでは昔、魔女狩りの時に黒猫が殺されることがあったそうです。黒い色が魔女を連想させることから、不吉の象徴とされているのでしょう。

それらの事から、"黒猫が道を横切ると縁起が悪い"と日本で浸透したようです。ですが以外にも日本では昔から、暗闇でも目が見えるという理由から、"福猫"として、幸運・商売繁盛の象徴とされています。

江戸時代には死の病といわれていた肺結核を治す力が黒猫にはあると信じられていたようです。

火遊びするとおねしょをする

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おねしょする時には水の夢を見ていることが多いようです。その為、火遊びをすると脳にそのときの記憶が留まり、夢となり、"消火をしないと"という気持ちが放尿という現実の行動になってしまうようです。

また火遊びで炎を見ると、夜まで興奮を引きずってしまい、自律神経が撹乱され、おねしょをしてしまうから。など説は色々あるようです。

夜に爪を切ると親の死に目に会えない

Claws Bird Falcon · Free photo on Pixabay (43594)

"夜に爪を切ると親の死に目に会えない"という言い伝えもあります。"夜に爪"→"よづめ"→"世詰め"となり、つまりは自分が親より早死にするという事で"親の死に目に会えない"という説があります。

また昔は、爪を刀など切っていました。部屋の中には行灯はありましたが現代よりはかなり暗いです。怪我の元になったり、爪が飛び散ってしまうのです。爪は明るい時に切るほうが安全という事から、この言葉は生まれたという説もあります。

子供の頃の遊びは世代を超えて受け継がる

Narrative History Dream · Free image on Pixabay (43603)

いかがでしたか?えんがちょのやり方や、本当の意味。改めて知る事ができたでしょうか?日本の風習・言い伝えは様々あり、それは時代共に変化をしていく傾向があります。

良い方向に変化をするのが一番良いのですが、悪い方向に転んでしまう場合もあるのです。本来の風習・言い伝えをよく知り、後世に語り継ぐ事が大切なのです。

また、子供の発想というのは未知数です。それは怖いものです。時にはいじわるな考えに至ることもあるでしょう。そんな時は親や身近な人間として正しい考えや知識を持ち、子供にきちんと伝えて行きましょう。

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