目次
- サイコパスが起こした異常すぎる犯罪
- サイコパスとは
- 精神病質とは
- 反社会的人格の一種
- 自身の欲求を満たすため犯罪行為もいとわない人格
- 反社会性パーソナリティ障害とも呼ばれる
- サイコパスの特徴
- 良心の欠如
- 共感能力が存在しない
- 日常的に平然と嘘をつく
- 責任感がない
- 罪悪感がない
- 自尊心が強く自己中心的
- 口達者で人を惹きつける能力にたけている
- 過去に実際にあったサイコパス事件【日本】
- おせんころがし殺人事件
- 北九州監禁殺人事件
- 佐世保女子高生殺害事件
- 札幌両親殺人事件
- 女子高生コンクリート詰め殺人事件
- 広島LINE殺人事件
- 過去に実際にあったサイコパス事件【海外】
- メアリー・ベル事件
- 殺人ピエロ、ジョン・ゲイシー
- 稀代の殺人鬼、テッド・バンディ
- ロシアの食屍鬼事件
- ブルックリンの吸血鬼事件
- パリ人肉事件
- サイコパスが残した発言集【日本】
- モデル体型にするため
- 殺したのか。まあ仕方ないよな
- ふらっと人を殺しに行った
- 障害者の安楽死を国が認めてくれないので
- 人を殺してみたかったので。あなたでもいい
- 加害者なのに被害者の立場なんて分かるワケないじゃん
- サイコパスが残した発言集【海外】
- 相手を苦しめるか、次から次へとアイディアが湧いてきて
- 女は存在する必要がない。だから見つければ全て殺す
- 殺人は薬局に立ち寄るようなもの
- 俺は人間を殺すのが好きだ
- わたしが愛しているから彼らは死んだのだ
- サイコパス診断【自分用】
- コミュニケーション能力に長けている
- 嘘でも本当でも相手には真実はわからないし知らせる必要はないと思っている
- 欲求に忠実に行動する
- 退屈な作業や面倒ごとは他人がやればいいと考える
- 人を操ることは簡単だ
- 人の涙や怒りに共感したことがない
- 金銭や性関係などは奔放だが自分が幸せならそれでいい
- 他者の逮捕されたニュースを見ると要領が悪かっただけとしか思わない
- サイコパス診断【子供用】
- 無表情であることが多い
- 嘘が多い
- 他者と笑うタイミングが異なる
- 注意されている最中言動に変化が見られない
- 動物への暴力的行動が見られる
- わざと他者の感情を振り回す言動をする
- 悲しんでいる人・苦しんでいる人に無関心
- 自分は毒親である
- サイコパスの可能性を感じたら
- 子どものサイコパス性は改善できる
- サイコパス全てが必ずしも犯罪者になるとは限らない
- 決定的な治療法は現在存在しない
- カウンセリング
- 愛情
- サイコパス性を活かせる職業を見つける
- 社会から無理に隔離させるのは逆効果
- サイコパスの犯罪行為から逃れる方法はあるのか
- サイコパスは外見から判断することは難しい
- 経営層にはサイコパスが多いと言われている
- サイコパスの思考回路は一般人とはかけ離れている
- サイコパスの犯罪行為から逃れる事は非常に難しい
- サイコパスの研究は現在も着々と進んでいる
1960年代後半、ヒッピー文化が隆盛を極めていたアメリカで「マンソン・ファミリー」と呼ばれたコミューンを率いて集団生活をしていたカルト教祖のチャールズ・ミルズ・マンソンは、信者を誘導し多くの殺人を実行させていました。
カリスマ性があり、多くの若い女性信者が彼の言いなりになり殺人などの犯罪を実行しました。マンソンは「俺は誰も殺していない。殺す必要がない」と、自分が望めば誰かが実行してくれるといった趣旨の発言もしています。
「俺が誰かを殺したいと思えば、この本であんたを殴り殺すだけだ。そんなことをしても俺は何も感じない。ただ薬局に立ち寄るようなものさ」という言葉は、彼が殺人を日常的な行為のひとつとしか考えていなかったことを表しています。
カリスマ性があり、多くの若い女性信者が彼の言いなりになり殺人などの犯罪を実行しました。マンソンは「俺は誰も殺していない。殺す必要がない」と、自分が望めば誰かが実行してくれるといった趣旨の発言もしています。
「俺が誰かを殺したいと思えば、この本であんたを殴り殺すだけだ。そんなことをしても俺は何も感じない。ただ薬局に立ち寄るようなものさ」という言葉は、彼が殺人を日常的な行為のひとつとしか考えていなかったことを表しています。
俺は人間を殺すのが好きだ
via pixabay.com
1968年から1974年にかけて、アメリカ・サンフランシスコ市内で若いカップルを中心に少なくとも5名が殺害される事件が起きました。犯行後に警察やマスコミへ多量の犯行声明文を送りつけられましたが、現在も未解決です。
犯行声明の中で「ゾディアック」と名乗る犯人は「 俺は人間を殺すのが好きだ、森で獣を狩るよりも楽しいからだ。なぜなら人間は最も危険な動物だからだ」と語っています。
1974年にゾディアックから「今まで37人を殺害した。事件を新聞で一層大きく取り扱わないと何かすさまじいことをやる」と書かれた手紙が警察に届きましたが、新たな殺人事件は発生せず、これを最後に連絡が途絶え、今も真相は解明されていません。
犯行声明の中で「ゾディアック」と名乗る犯人は「 俺は人間を殺すのが好きだ、森で獣を狩るよりも楽しいからだ。なぜなら人間は最も危険な動物だからだ」と語っています。
1974年にゾディアックから「今まで37人を殺害した。事件を新聞で一層大きく取り扱わないと何かすさまじいことをやる」と書かれた手紙が警察に届きましたが、新たな殺人事件は発生せず、これを最後に連絡が途絶え、今も真相は解明されていません。
わたしが愛しているから彼らは死んだのだ
via pixabay.com
ホームレスの女性を次々と愛人として同じ家に住まわせ、子供を増やし、自分の「ファミリー」を作り上げることを夢見ていたジョージ・バンクスは、1982年9月に突如、自宅にいた1歳の実子2人を含む家族8人を射殺しました。
その後は銃声を聞いて駆け付けた青年2人を銃で撃ち、家から出ていった元愛人の家に向かい、その家族4人を殺害しました。13人を殺し1人に重傷を負わせたバンクスは「わたしが愛しているから彼らは死んだのだ」と動機を説明しました。
愛人のひとりが家から出ていったことで、自分の「ファミリー」が壊れていくことに恐怖を感じた男の身勝手な行動ですが、死刑を不服として今も再審請求を続けています。
その後は銃声を聞いて駆け付けた青年2人を銃で撃ち、家から出ていった元愛人の家に向かい、その家族4人を殺害しました。13人を殺し1人に重傷を負わせたバンクスは「わたしが愛しているから彼らは死んだのだ」と動機を説明しました。
愛人のひとりが家から出ていったことで、自分の「ファミリー」が壊れていくことに恐怖を感じた男の身勝手な行動ですが、死刑を不服として今も再審請求を続けています。
サイコパス診断【自分用】
via pixabay.com
サイコパスが犯したとされる事件を耳にする機会が増え、サイコパスとは一体どういった人たちなのか、どんな思考回路の持ち主なのか興味を持つ人々の中で「サイコパステスト」というものが流行りました。
誰でも手軽にできる簡単なテストですが科学的な根拠は不明で、この回答でサイコパスが必ずわかるというものではありません。また、これとは別に犯罪心理学者のロバート・D・ヘアが作成した「サイコパシーチェックリスト」というものもあります。
この「サイコパシーチェックリスト」では、当てはまる項目が多ければサイコパスの傾向が強いということがわかりますが、この診断は専門家がしっかりとした訓練を受けて行うもので、素人が簡単に診断できるものではありません。
誰でも手軽にできる簡単なテストですが科学的な根拠は不明で、この回答でサイコパスが必ずわかるというものではありません。また、これとは別に犯罪心理学者のロバート・D・ヘアが作成した「サイコパシーチェックリスト」というものもあります。
この「サイコパシーチェックリスト」では、当てはまる項目が多ければサイコパスの傾向が強いということがわかりますが、この診断は専門家がしっかりとした訓練を受けて行うもので、素人が簡単に診断できるものではありません。
via pixabay.com
今回はこれら「サイコパステスト」や「サイコパシーチェックリスト」の項目の中からをいくつかピックアップしています。当てはまる項目が多ければ多いほど、サイコパス的な傾向があると考えられますが、決して確定診断ではありません。
また、サイコパス自身がこれらの診断をおこなうと低い点数が出て、逆にサイコパスに憧れを持つ「ファッションサイコパス」と呼ばれる人たちでは、本当はサイコパスではないのに高い点数が出がちです。
あくまでもサイコパスといわれる人々の傾向をみるためのいくつかの項目だ、という認識で自分や自分の周りの人に当てはまるところがあるかを確認してみてください。
また、サイコパス自身がこれらの診断をおこなうと低い点数が出て、逆にサイコパスに憧れを持つ「ファッションサイコパス」と呼ばれる人たちでは、本当はサイコパスではないのに高い点数が出がちです。
あくまでもサイコパスといわれる人々の傾向をみるためのいくつかの項目だ、という認識で自分や自分の周りの人に当てはまるところがあるかを確認してみてください。
コミュニケーション能力に長けている
via pixabay.com
サイコパスは基本的に口が達者な人が多いといわれます。初対面の人とも物怖じせず会話ができるので、社交的で魅力的な人に見えることも多々あります。
サイコパスには他者に共感する能力はありませんが、状況を把握し自分がどのように振るまうべきかを判断することはできます。相手が何を求めているのかを見抜き、それに合わせて会話を続けることができるのです。
「私の気持ちを良く理解してくれる」と思える相手が、必ずしも「共感」しているとは限りません。わかっていることと、自分も同じ気持ちになることは、表面上は似ているようで実際は全く違うことなのです。
サイコパスには他者に共感する能力はありませんが、状況を把握し自分がどのように振るまうべきかを判断することはできます。相手が何を求めているのかを見抜き、それに合わせて会話を続けることができるのです。
「私の気持ちを良く理解してくれる」と思える相手が、必ずしも「共感」しているとは限りません。わかっていることと、自分も同じ気持ちになることは、表面上は似ているようで実際は全く違うことなのです。
嘘でも本当でも相手には真実はわからないし知らせる必要はないと思っている
via pixabay.com
サイコパスは罪悪感というものを持ち合わせていないので、嘘をつくことに抵抗がありません。彼らが目指すのは「より良い結果をもたらすこと」で、そのプロセスに嘘や誇大表現があってもかまわないのです。
サイコパスにとって「真実」は自分が自分のために作り上げるものです。同じく「より良い結果」というものも、自分のためだけのもので、自分以外の人や社会的常識といったものと違っていても、それは自分以外が間違っているから、と考えます。
時にはサイコパスが求める「より良い結果」が、多くの人にとっても良いものである場合があります。そのような場合はサイコパスは人々の要望を躊躇なく実現するヒーローとなりますが、実現方法には問題があることも多いのです。
サイコパスにとって「真実」は自分が自分のために作り上げるものです。同じく「より良い結果」というものも、自分のためだけのもので、自分以外の人や社会的常識といったものと違っていても、それは自分以外が間違っているから、と考えます。
時にはサイコパスが求める「より良い結果」が、多くの人にとっても良いものである場合があります。そのような場合はサイコパスは人々の要望を躊躇なく実現するヒーローとなりますが、実現方法には問題があることも多いのです。
欲求に忠実に行動する
via pixabay.com
他者への遠慮や状況への配慮などをはじめとする、共感能力を必要とする感覚は、人間が社会という集団生活を円滑に進めていくために他の動物に比べ特に進歩させていった力です。いわば「人間力」のひとつとも言えます。
サイコパスの脳は、健常な人の脳と比べた場合に眼窩皮質と扁桃体周囲の活動が低下しているということが分かっていますが、この領域の活動が低下している人は共感能力に大きな障害がある可能性が高く、衝動的だともいわれています。
サイコパスは脳の働きで考えても、自分の欲求に対し、遠慮や配慮無しに忠実に行動できるということがわかります。ある種の「人間力」が無いおかげで、本能的に行動することができるのです。
サイコパスの脳は、健常な人の脳と比べた場合に眼窩皮質と扁桃体周囲の活動が低下しているということが分かっていますが、この領域の活動が低下している人は共感能力に大きな障害がある可能性が高く、衝動的だともいわれています。
サイコパスは脳の働きで考えても、自分の欲求に対し、遠慮や配慮無しに忠実に行動できるということがわかります。ある種の「人間力」が無いおかげで、本能的に行動することができるのです。
退屈な作業や面倒ごとは他人がやればいいと考える
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サイコパスとは「反社会性パーソナリティ障害」を持つ人たちなので、社会の秩序や道徳などから大きく逸脱しているわけですが、その中でも自分以外に対して攻撃的な感情を強く持つタイプとそうでもないタイプがいます。
前者は特に退屈しやすく常に刺激を求め、自分が不利な立場になる前に他者を操縦または攻撃して、自分に有利な状況を作り出そうという気持ちが強く、退屈な作業や面倒なことは大嫌いなので、自分以外の誰かがやればいいと考えます。
前者は特に退屈しやすく常に刺激を求め、自分が不利な立場になる前に他者を操縦または攻撃して、自分に有利な状況を作り出そうという気持ちが強く、退屈な作業や面倒なことは大嫌いなので、自分以外の誰かがやればいいと考えます。
人を操ることは簡単だ
via pixabay.com
相手の心を読むことを得意とするサイコパスは、その人の願望や悩みなども簡単に把握できます。人間は気持ちを共有することで相手を仲間だと判断するので、サイコパスの「共感している」という演技にたやすく騙されてしまいます。
サイコパスにとって、仲間意識を持つ相手を徐々に精神的な支配下に置くことも容易なのです。一度仲間だと認知すると、多くのことを「自分のためにしてくれている」と都合よく解釈したがる人間の特性も本能的にわかっているのです。
あたかも相手のためだというような言動で、自分の望みを叶えるために他人を操ることは、サイコパスにとっては全く難しいことではありません。また「騙された」と非難されることがあったとしても、「騙されるほうが悪い」としか思わないのです。
サイコパスにとって、仲間意識を持つ相手を徐々に精神的な支配下に置くことも容易なのです。一度仲間だと認知すると、多くのことを「自分のためにしてくれている」と都合よく解釈したがる人間の特性も本能的にわかっているのです。
あたかも相手のためだというような言動で、自分の望みを叶えるために他人を操ることは、サイコパスにとっては全く難しいことではありません。また「騙された」と非難されることがあったとしても、「騙されるほうが悪い」としか思わないのです。
人の涙や怒りに共感したことがない
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小説や映画などで、多くの人が涙を流すような感動の場面に遭遇しても、サイコパスの心が動かされることはありません。感動で涙を流すより「どうしてみんなが泣くのか」を冷静に分析してしまうのがサイコパスです。
サイコパスに悲しみや怒りがないわけではありません。自分の欲求が満たされない時などには、大いに悲しみや怒りを感じます。
感情がないわけでも、気持ちがわからないわけでもないのです。ただ他人の気持ちをロジカルに理解はできるが、同じ気持ちになることはない、というのがサイコパスの特徴なのです。
サイコパスに悲しみや怒りがないわけではありません。自分の欲求が満たされない時などには、大いに悲しみや怒りを感じます。
感情がないわけでも、気持ちがわからないわけでもないのです。ただ他人の気持ちをロジカルに理解はできるが、同じ気持ちになることはない、というのがサイコパスの特徴なのです。
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