2019年8月17日 更新

サイコパスが起こした過去の衝撃的な事件12選!海外の事件も

凶悪な犯罪が増えるにつれ、その存在が注目されるサイコパスですが、あなたは本当の意味で「サイコパス」を理解していますか?この記事では,、過去にサイコパスが起こしたとされる日本国内と海外での事件をもとに、サイコパスの真実の姿を解き明かしていきます!

目次

日常的に平然と嘘をつく

Man Smoke Portrait - Free photo on Pixabay (534571)

サイコパスは嘘をつく、というイメージを持っている人は多いかと思いますが、2018年におこなわれた研究ではサイコパス傾向の高さと嘘をつく頻度に相関関係はありませんでした。サイコパスもそうでない人も嘘をつく頻度はほぼ同じです。

ただ、嘘をつく回数が多い人の中でサイコパス傾向の高い人は、嘘をつくまでの時間が短いということがわかりました。嘘をつくか真実を言うか迷う時間が短く、すぐ嘘がつけるということです。

ですのでサイコパスが作り話などをする場合、あまりにもスムーズに躊躇なく話すので、嘘には聞こえないのです。サイコパスが平然と嘘をつくイメージが強いのは、何の迷いもなくまるで真実かのように嘘をつくことができるからなのです。

責任感がない

Back View Beanie - Free photo on Pixabay (534486)

サイコパスには共感能力がないので、「責任感」という他人に対して、もしくは社会的モラルに対して感じるような感情もありません。言葉を選ばずに言うと、自分以外に価値を感じていないのがサイコパスなのです。

サイコパスに責任を追及しても、言葉巧みにさも自分は全くの部外者か、あるいは被害者かのように振る舞うでしょう。自分以外の人や社会の秩序がどうなるのか、ということはどうでもよいことなので、その場限りの嘘をつくこともあります。

だからといって、すべてのサイコパスがやみくもに無責任な行動を繰り返すというわけではありません。自分が不利になることは元々しませんが、もし責任を追及されても認めないということなのです。

罪悪感がない

Justice Statue Lady Greek - Free photo on Pixabay (534488)

サイコパスには「良心」も「共感能力」も「責任感」もないので、当然「罪悪感」もありません。これら、サイコパスが持ち合わせない感情は「社会的感情」と呼ばれ、うれしい・悲しいといった「基本情動」とは違うとされています。

心理学において「社会的感情(自己意識感情)」は他者との関係や社会規範・文化規範など自分以外との関連において現れる感情と定義されていますので、自分以外に価値を感じないサイコパスには生まれない感情なのです。

サイコパスの中でも社会的に成功している人たちは、自分以外の多くの人たちがこれら「社会的感情」を重視していることを学習し、理解しています。自分に必要な状況だと思えば、「社会的感情」を持っているフリをすることはできるのです。

自尊心が強く自己中心的

Mammal Lion Animal - Free photo on Pixabay (534582)

自尊心とは、心理学的には自己に対しての肯定的な感情のことです。また自尊心は他人からの評価ではなく、自分が自分をどう思うかでもあります。

つまり、自尊心には客観的な評価基準は当てはまりません。サイコパスは一般的に他者と自分とを比較して自分を低く評価したりはしないので、自尊心が強くなる傾向があります。

共感能力もないので、自己中心的なのは当然ともいえます。いわば野性動物のように本能的に、自分がより良く生きていくことにだけ興味を持っているのです。

口達者で人を惹きつける能力にたけている

Adult Couple Facial Expression - Free photo on Pixabay (534595)

サイコパスに共感能力はありませんが、他人がどんな感情を持っているのかを感知する能力は一般的な人たちより高いことが多いといわれています。自分の感情に惑わされることなく、他人が思っていることの本質を捉えることができるのです。

そして恥ずかし気もなく、大げさに共感している演技ができます。悲しんでいる相手の前で、さもその気持ちを理解し自分も悲しんでいるように振る舞うことができるのです。

孤独を感じている人ほど「自分のことをわかってくれている」と思える相手に強く惹かれます。サイコパスは心が弱っている人に言葉巧みに近づき、共感しているフリをしながら相手の心をコントロールしていくのです。

過去に実際にあったサイコパス事件【日本】

Japan Human Tokyo - Free photo on Pixabay (534603)

それではこれから、過去に実際にあった事件をいくつか取り上げます。事件の内容はできるだけ残虐な表現を避けて説明したいと思いますが、凄惨な事件ばかりですので読む方はそれなりの覚悟をお願いします。

もし「事件の詳細はあまり知りたくない」と感じた場合は、後半の記事「サイコパス診断【自分用】」まで読み飛ばして頂いてもかまいません。

すべてのサイコパスが猟奇的な殺人を好むわけではありませんが、良心や罪悪感がないサイコパス的な人間でないと、これらの事件は起こせないでしょう。

おせんころがし殺人事件

Rock Coast Water - Free photo on Pixabay (535313)

“おせんころがし”とは千葉にある崖の名前で、そこで起きた母子3名の殺人事件と同一犯による他6名の殺傷事件の通称が「おせんころがし殺人事件」です。1948年~1952年の間に合計8名が殺され、一審で二つの死刑判決を受けた初の例となりました。

殺人犯栗田源蔵は、22歳になる1948年に三角関係のもつれから女性2名を殺害、1951年には主婦1名を絞殺、その2ヵ月後にはおせんころがしで母子4名中子供2名を崖からつき落とし、母親を強姦後、背中の子供と一緒に崖から投げ落としました。

その1年後、女性2名を殺害した際に残した指紋から逮捕されましたが、逮捕後に女性に対しては屍姦までおこない、崖から落とした母子が崖の途中にひっかかっていたのを見つけ石で殴打してとどめをさしたことなどが発覚し、その残虐性が世間を震撼させました。

北九州監禁殺人事件

Castle Love Symbol - Free photo on Pixabay (535319)

この事件はサイコパスによるマインドコントロールのせいで、被害者が加害者になったり、被害者の多くが加害者と血の繋がった身内で幼い子供も犠牲になったことなどから、洗脳の恐ろしさが特に注目された事件です。

松永太と内縁の妻緒方純子は1996年~2002年の間に7名を殺害したとされますが、松永は脅迫・虐待を繰り返し、緒方を含め他者を心身共に支配下に置くことで殺害を誘導し、自分の手を汚すことはありませんでした。

実行犯である緒方は、松永と懇意になった後、通電などの虐待による疲弊と、他者への虐待を手伝わされることで自分も犯罪者だと徐々に洗脳され、結果自分の両親・妹家族4名を殺害しました。犯行発覚後、松永は「冤罪だ」と主張しています。

佐世保女子高生殺害事件

Classroom Guiyang Tables - Free photo on Pixabay (535876)

この事件は2014年に当時15歳の女子高生が起こした残虐な殺人事件として、人々を驚かせました。被害者は加害女子高生と同学年の少女で、仲良しグループのうちのひとりだったといわれています。

加害者は高学歴の両親と兄とともに豪邸に住み、本人も成績優秀でスポーツや音楽の大会でも活躍していましたが、小学生の頃から給食に洗剤を混ぜるなどの問題行動や猫を解剖するなどの残虐性を見せることがあり、周囲からは浮いていたそうです。

殺人のきっかけは、母親の病死とその後すぐの父親の再婚話といわれています。父親への憎しみが、父子関係良好な友人への妬みに繋がったといわれますが、殺害後の供述では「誰でも良かった。最後まで解剖したかった」と発言していたそうです。

札幌両親殺人事件

Flames Fire Hot - Free image on Pixabay (535900)

当時19歳だった池田真弓が実の両親を刺殺したうえ、遺体を車に乗せて燃やし湿地帯に埋めた事件は、共犯の安川奈智(当時24歳)と池田真弓が法廷でお互いに罪を擦り付け合う泥沼裁判となりました。

事件発覚当初は、美人女子大生が男に洗脳され、男と別れたくない一心で両親の殺害に至った事件と思われていましたが、事情聴取の中で一切反省の弁を述べず、男からの脅迫内容を一部偽証したことなどから、池田の凶悪性も露呈しました。

1991年の5月に知り合い11月には両親を殺めることになったこの事件は、サイコパス同士が惹かれ合いブレーキをかけることなく殺人にまで突っ走ってしまった例として、当時の人々を戦慄させました。

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