2019年8月17日 更新

サイコパスが起こした過去の衝撃的な事件12選!海外の事件も

凶悪な犯罪が増えるにつれ、その存在が注目されるサイコパスですが、あなたは本当の意味で「サイコパス」を理解していますか?この記事では,、過去にサイコパスが起こしたとされる日本国内と海外での事件をもとに、サイコパスの真実の姿を解き明かしていきます!

目次

サイコパスが起こした異常すぎる犯罪

Squad Car Police Lights - Free photo on Pixabay (560834)

通信技術が発達した現代社会では、世界各国で起こった事件の詳細をそれほどの時差なく知ることができます。そしてそれらの事件の中にはあまりにも残酷なものや、事件の経緯が全く理解できないような不可解なものがあります。

一般的な対人犯罪は、積年の怨みだったり、一時的な感情の爆発だったりと、理由に差はあっても、加害者と被害者の間に何らかの関係性が見られるものがほとんどですが、サイコパスの起こす事件は違います。

サイコパスの起こす事件での加害者と被害者の間には常識的な関係性はみられません。このあとの記事の中でサイコパスが起こしたいくつかの事件を取り上げていますが、被害者が被害に合うべき理由が見つからないものばかりなのです。
Mask Carnival Costume - Free photo on Pixabay (536996)

サイコパスといわれる人たちの理論は、そうではない人には到底理解ができませんが、本人はなぜ周りが理解できないのかがわからない、または理解されなくても気にならないのです。

この記事の後半ではサイコパスの傾向チェック項目も載せていますので、あなた自身や近い人にサイコパス的な人がいるかを一度確認してみてください。(但しあくまでも傾向です。確定診断ではありません)

また、サイコパスと思われる人との接し方なども記載していますので、ぜひご覧ください。
ではまずは、まだまだ誤解も多い「サイコパスとは何か?」ということについて、一度整理してみましょう。

サイコパスとは

Soldier Woman Silhouette - Free image on Pixabay (533120)

サイコパスの定義は難しいので説明がくどくなりますが、それは「精神病(サイコシス)」と違い、病名ではなく心理学用語として今まで比較的広い範囲で使われてきたためと、まだ研究途中で定義などが変わることが多いためです。

10年前と今では定義や分類方法も違いますが、古い情報も広く浸透していて、人によって認識や解釈が違うことがあります。また、一般的なイメージでは異常な猟奇的事件を犯す人をサイコパスだと思いがちですが、必ずしもそうではありません。

現在の心理学界ではサイコパスとは「精神病質者」のことで、その中でも「反社会的人格」を持つ人という定義があります。では「精神病質」や「反社会的」とは何でしょうか?

精神病質とは

Depression Man Marital - Free photo on Pixabay (534506)

「精神病質」は「精神病」とは違います。ドイツの精神医学者K.シュナイダー (1887~1967) は、「人格の異常性のために自らが悩むか、社会が悩む」ような人格異常者を精神病質者と定義しました。

医学用語ではありませんが、以前は診断が困難な精神病症例への乱用傾向があったため混乱がありました。また、犯罪心理学上の定義や臨床心理学上の定義などが統一されているわけではありません。

これからも研究が進むことによって定義が変わる可能性もありますが、この記事では2019年現在での定義・分類をもとにサイコパスについて説明していきます。

反社会的人格の一種

Protest Bogota Police - Free photo on Pixabay (534476)

反社会的人格とは、社会の規則・規範を破ったり、誰かを騙したり権利を侵害したりしても罪悪感を持たない人格のことです。非社会的人格ということもあります。

単に性格が良い・悪い、という話ではありません。例えば性格が悪い人は「社会的に悪いことをしている」という自覚を多少なりとも持ちながら悪事を働きますが、反社会的人格者には「悪いことをしている」という自覚はありません。

反社会的人格者の判断する物事の善悪に、他者や世間一般の常識などは関与しません。また自分の興味・欲望などだけが判断基準となるので、個人個人で価値観に大きな違いがあります。ここがサイコパスが必ずしも凶悪犯罪者とは限らない所以です。

自身の欲求を満たすため犯罪行為もいとわない人格

Attack Blackmailing Crime - Free photo on Pixabay (534478)

善悪の基準が一般的ではありませんが、多くの反社会的人格者は周囲に「変わっている人」「行動が読めなくて怖い人」などといった印象を与えながらも、凶悪な事件を起こすことなく生活しています。

ですが、自身の欲求や理想を叶えるために犯罪を犯す必要がある時に、法律や良心などは足枷にはなりません。欲求を満たすことが善と判断すれば、それを実行する手段は選びません。

そのため、驚くような事件を起こすことがあります。サイコパス=猟奇殺人犯というイメージになるのも、事件が起こった場合は、一般常識では考えもつかないような衝撃的な事件になってしまうことがあるからでしょう。

反社会性パーソナリティ障害とも呼ばれる

People Man Guy - Free photo on Pixabay (534477)

パーソナリティとは個性のことです。個性を、どこまでが正しくて(正常)どこからが間違っている(異常)という線引きをすることは容易ではありません。ですので、こんなことをすると「パーソナリティ障害」と決められるわけではありません。

その人のパーソナリティが原因となって本人が苦しんでいたり、周りが迷惑を被っていたり、社会生活が円滑に営めない状態となっている場合に「パーソナリティ障害」と診断されますが、病気というわけではありません。

パーソナリティ障害にはいろんな種類があり、以前は3グループ10種類に分類されていましたが、現在は重複の少ない6種類に分ける方法が主流となっていて、サイコパスは「反社会性パーソナリティ障害」に分類されています。

サイコパスの特徴

Venice Carnevale Costume - Free photo on Pixabay (533130)

それではサイコパスの特徴を具体的にみていきたいと思います。

サイコパスの特徴をひとつひとつ詳しくみてみると、例えばいわゆる「カッとなって」や「魔がさして」事件を起こしてしまった犯人(一般的な人格の持ち主)などとは違う特徴を持っているということがよくわかると思います。

サイコパスの言動や思考回路は、サイコパスではない人には到底理解できない部分がみられます。サイコパスのどういったところが「反社会的」で「障害」となりうるのかを確認してみましょう。

良心の欠如

Pietà Sculpture Gloomy - Free photo on Pixabay (534483)

サイコパスは重大な罪を犯しても良心の呵責が無い、といわれます。基本的にサイコパスは、自分がやっていることが「悪いこと」「間違っていること」という認識がありません。

例えば外出時、急に雨が降ってきたので誰のものだかわからない傘を勝手に拝借して家まで帰った場合、自分が悪いことをしたとは考えず、もし咎められても「雨が降ってきたのが悪い」「傘を置きっぱなしにしている人が悪い」と考えます。

サイコパスにとって、それは言い逃れや責任転嫁という気持ちもなく、本心なのです。雨に降られた自分は被害者だとすら思うこともあります。サイコパスに良心を求めることはナンセンスなのです。

共感能力が存在しない

Young Man Solitary Walking - Free photo on Pixabay (534504)

「共感能力」というものは、他の動物にはあまりみられない人間の特性といえるもので、個々の生き物として生き抜くためには不要とも思えるものですが、人間社会という集団生活の中ではかなり重要視される能力です。

サイコパスとそうでない人との顕著な違いが、「良心」と、この「共感能力」の有無です。サイコパスの脳を調べると、共感能力を司る領域の働きが弱く、またその領域と感情との繋がりの働きも弱くなっています。

共感能力がないため、自分の欲望にのみ忠実に従うことができるのです。ただし、サイコパスは他人を騙し操るために、共感しているフリができます。共感が他人に与える影響が大きいことは、よくわかっているのです。

1 / 8

関連する記事 こんな記事も人気です♪