2020年2月3日 更新

愛犬家殺人事件とは?アフリカケンネルを経営した犯人達の生い立ちも

アフリカケンネルというペットショップを経営し、順風満帆に思えた夫婦。しかし、経営危機によって、とんでもない犯罪行為を行います。この記事では、愛犬家殺人事件と呼ばれた殺人事件の犯人と、等事件を題材にした冷たい熱帯魚の詳細についてご紹介していきましょう。

目次

ドッグショーで関根元と山崎永幸が出会う

Bordeaux Dog Dogue - Free photo on Pixabay (642525)

協議離婚していたものの、関根元と風間博子はこれまでに近い、夫婦のような生活を続けていました。ドッグショーなどにも、2人で参加しています。ドッグショーに参加している時、山崎永幸は関根元と知り合いました。

ペット産業業界、犬のブリーダー界では有名人だった関根元を尊敬していた山崎永幸は、関根元の元で経営やペット産業について学ぶことを決意します。その後、山崎永幸は自身の妻も巻き込んで、関根元の犯行に加担させられていきました。

経営哲学を学ぶため山崎永幸はアフリカケンネルの役員となる

Airline Architecture Buildings - Free photo on Pixabay (642528)

関根元のもとで経営哲学を学ぶため、山崎永幸はアフリカケンネルの役員となります。しかし、役員になったにも関わらず、山崎永幸はアフリカケンネルの経営に、ほとんど携わることはできませんでした。

役員とは名ばかりで、ペットショップの雑務や、移動時に関根元の運転手などをさせられ続けます。愛犬家殺人事件では、突然呼び出され、山崎永幸の自宅が死体解体に使われるなど、良いように利用され続けました。それらの不満が募っていたのか、山崎永幸の多くの自供によって関根元や風間博子は逮捕されます。

犯行内容

Crime Criminal Murder - Free image on Pixabay (642530)

愛犬家殺人事件は、死体なき特殊な事件として知られています。死体がなかったこと、警察の監視下にいながら犯行を続けられた理由など、多くの事柄が注目されました。

ここからは、関根元や風間博子が行った犯行内容について、詳しくご紹介していきます。山崎永幸がどのようにして犯行に加担させられたのか、合わせて解説していきましょう。

会社役員に返済の目途がたたない

Money Dollars Success - Free photo on Pixabay (642533)

最初の犠牲者になったのは、行田市に住む産業廃棄物処理を行う会社役員を務めていた男性です。会社役員の男性は、アフリカケンネルで、高額な犬を購入しました。当時でも破格の金額で犬を購入した理由は、そのつがいから産まれた子犬を、関根元たちが買い取るといったからです。

1,100万円で犬を購入しても、すぐに元がとれると考えました。しかし、知人から犬の相場を知らされ、さらに高齢であったため、出産も期待できないと知らされ、購入先の関根元に代金の返金を要求します。購入費の返金を求められた関根元でしたが、返済するお金はどこにも残っていません。

すでに借金の返済や、生活費に充ててしまっていたからです。会社役員の男性に返済の目途がたたなかったことから、関根元は殺害を計画します。

殺害を決意しガレージに呼び出す

Motorbike Garage Repairs - Free photo on Pixabay (642536)

当時、アフリカケンネルの経営はすでに破綻していました。そういった状況で、しつこく返金を求める会社役員が次第に鬱陶しくなり、関根元と風間博子は殺害を計画します。1993年4月20日の夕方頃、埼玉県熊谷市にあった関根元が所有するガレージに、「返金する」という名目で、会社役員を呼び寄せました。

ガレージに呼び寄せた後、関根元と会社役員男性は談笑を始めます。談笑していた場所は、なぜかガレージ内の大型ワゴン車内でした。

硝酸ストリキニーネを飲ませ殺害

Medications Money Cure - Free photo on Pixabay (642534)

談笑の最中、関根元は会社役員男性に栄養剤と称して、ある薬品を服用させます。この時服用させた薬品は、硝酸ストリキニーネと呼ばれるものです。硝酸ストリキニーネは、犬を薬殺する際に使用する劇薬になります。

硝酸ストリキニーネは、毒物及び劇物取締法に含まれる薬物で、取り扱いや輸入、保管が厳しく制限されるほどの毒物です。人間が服用した場合でも、少量で痙攣や意識障害を発生させますし、15~30分という短い時間で死に至ることもあります。

山崎永幸に指示し遺体を移動

Man Dead Death - Free image on Pixabay (642540)

関根元は会社役員男性を殺害後、ガレージに山崎永幸を呼び寄せます。会社役員男性の死体を見せながら、「お前や家族もこうなりたいか」と脅し、遺体の移動を強要しました。遺体が運ばれたのは、山崎永幸の自宅です。

山崎永幸の自宅で関根元は、遺体の解体を始めました。その間、山崎永幸には会社役員男性が乗ってきた車の移動を指示します。車を移動させ、自宅へ戻ると、会社役員男性の遺体はすでに原形をとどめていませんでした。

遺体を解体し焼却後山林に遺棄

Tree Trunk Forest Floor - Free photo on Pixabay (642539)

1993年4月21日、殺害の翌日早朝、関根元に指示され山崎永幸はドラム缶を使い、被害者の骨や所持品を焼却します。肉と骨が綺麗に切り離されていたため、骨は簡単に燃やすことができました。骨から切り離した肉は、さらに細かく切り刻み、薄根川に流されます。

焼却した骨の灰や、所持品の残りは、国有林が生い茂る山林に遺棄しました。遺体はほぼ完ぺきに消し去られ、会社役員の男性は、単なる家出として片付けられることとなります。

会社役員の失踪に疑いを持った暴力団組員が金銭を要求

Threatening Dark Gloomy - Free photo on Pixabay (642541)

愛犬家殺人事件は、ペットショップ「アフリカケンネル」を中心に起こった殺人事件ですが、犬の売買をめぐって殺害に至ったケースは、会社役員の男性のみです。会社役員男性の家族は、警察に捜索願を提出しましたが、相手にされず独自で家族会議を行い関根元の関与を考え始めました。

その家族会議の席には、アフリカケンネルの用心棒的仕事をしていた暴力団組員も参加します。家族たちの話を聞いているうちに、暴力団組員は関根元の犯行を確信しました。この時、警察に届ければよかったようなものですが、暴力団組員は、関根元を脅して金を巻き上げようと計画します。

口封じのため暴力団組員及び運転手殺害を計画

Psycho Shower Stabbing - Free vector graphic on Pixabay (642542)

関根元や風間博子の犯行を確信した暴力団組員は、多額の金銭を要求しました。当初は、その要求に応えますが、アフリカケンネルの経営は破綻しており、お金に困っていたため、支払うこともできなくなります。さらに、暴力団組員は、金銭以外にも要求するようになりました。

土地の所有権や、犬舎を要求するようになったのです。このままでは、全ての財産が奪われてしまうと感じた関根元と風間博子は、暴力団組員の殺害を計画します。常に暴力団組員と行動を共にしていた、運転手の男性も合わせて殺害することにしました。

6 / 9

関連する記事 こんな記事も人気です♪