目次
硝酸ストリキニーネを飲ませ殺害
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1回目の殺害と同じく、関根元は硝酸ストリキニーネを使用します。暴力団組員とその運転手に、栄養剤と称して服用させます。警戒心の強い暴力団組員を安心させるため、この時土地の登記済証を渡していました。
暴力団組員は、服用後すぐに体調を崩して倒れてしまいます。しかし、運転手の男性は21歳と若かったためか、なかなか症状が表れず、「救急車を呼ぶ」と偽り時間を稼ぎました。それでも症状が表れなかったため、理由を作り運転手の男性を車に乗せ人気のない道路を走ります。
走行中、突然運転手の男性は苦しみ始め、フロントガラスを割るほど悶えた後、死亡しました。
暴力団組員は、服用後すぐに体調を崩して倒れてしまいます。しかし、運転手の男性は21歳と若かったためか、なかなか症状が表れず、「救急車を呼ぶ」と偽り時間を稼ぎました。それでも症状が表れなかったため、理由を作り運転手の男性を車に乗せ人気のない道路を走ります。
走行中、突然運転手の男性は苦しみ始め、フロントガラスを割るほど悶えた後、死亡しました。
山崎永幸宅で遺体を解体及び焼却
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絶命した運転手男性と暴力団組員の男性を車に乗せ、山崎永幸の自宅に向かいます。山崎永幸の自宅の浴室で、関根元と風間博子は2人の解体を行いました。山崎永幸の証言では、風間博子は演歌を口ずさみながら解体していったようです。
山崎永幸は2人の遺体の解体には加わらなかったものの、使用された刃物を研いだり、削がれた肉片を片付けるなどの作業をこなしました。遺体が解体できると、再び焼却します。1度目と同じく、焼却した骨の灰や遺品は、薄根川や片品川に遺棄されました。
山崎永幸は2人の遺体の解体には加わらなかったものの、使用された刃物を研いだり、削がれた肉片を片付けるなどの作業をこなしました。遺体が解体できると、再び焼却します。1度目と同じく、焼却した骨の灰や遺品は、薄根川や片品川に遺棄されました。
関根元が交際していた主婦の殺害を計画
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4人目の犠牲者は、関根元が交際していた主婦です。経営するペットショップを訪れた事がきっかけで、親しい間柄となりました。主婦は、関根元を非常に信頼していたため、金銭を奪おうと試みます。しかし、これまでついてきた嘘が露見することを恐れ、殺害を計画するようになりました。
4人目の殺害でも、硝酸ストリキニーネを使用します。関根元を非常に信頼していた女性は、何の抵抗もなく、薬品を服用しました。それほど時間はかからず、主婦は苦しみだし、その後絶命します。
4人目の殺害でも、硝酸ストリキニーネを使用します。関根元を非常に信頼していた女性は、何の抵抗もなく、薬品を服用しました。それほど時間はかからず、主婦は苦しみだし、その後絶命します。
動機は交際の煩わしさと金銭関係
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高額な犬を複数頭売りつけていたこと、株主の話によって金銭を巻き上げようとしていたことが発覚することを恐れ、関根元は女性の殺害を計画しました。しかし、それとは別に、交際に煩わしさを感じていたことが要因とも言われています。
当時、関根元は書類上独身であったため、結婚を迫られる可能性もありましたし、日々の要求にも煩わしさを感じるようになっていました。つまり関根元は、非常に身勝手な理由から、主婦の殺害を計画し、実行したのです。
当時、関根元は書類上独身であったため、結婚を迫られる可能性もありましたし、日々の要求にも煩わしさを感じるようになっていました。つまり関根元は、非常に身勝手な理由から、主婦の殺害を計画し、実行したのです。
硝酸ストリキニーネを飲ませ殺害
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主婦に硝酸ストリキニーネを服用させ殺害した後、これまでと同じように山崎永幸を呼び出します。山崎永幸とこの主婦には、全く面識がありませんでした。突然遺体を見せられ、前回と同じように脅され、山崎永幸は仕方なく遺体の運搬や解体に加わります。
遺体の解体では、同じく山崎永幸の自宅が使用されました。遺体の解体は、関根元が慣れた手つきで行います。遺体の解体後、ドラム缶で骨を焼却し、これまで遺棄してきた同じ場所に捨てました。
遺体の解体では、同じく山崎永幸の自宅が使用されました。遺体の解体は、関根元が慣れた手つきで行います。遺体の解体後、ドラム缶で骨を焼却し、これまで遺棄してきた同じ場所に捨てました。
殺害後関根元は屍姦
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殺害された主婦と、関根元は性的関係を持っていました。その際、肛門を使用した性行為も行っていたと言われています。この行為は、殺害後も行われることとなりました。関根元は主婦を殺害した後、肛門と膣の両方で屍姦を行っています。
屍姦について、山崎永幸が証言していることから、合流し解体の為に山崎永幸の自宅の浴室に運んでから行為に及んだと考えられるでしょう。当然、山崎永幸はこの行為を黙認していたということになり、異常性が感じられます。
屍姦について、山崎永幸が証言していることから、合流し解体の為に山崎永幸の自宅の浴室に運んでから行為に及んだと考えられるでしょう。当然、山崎永幸はこの行為を黙認していたということになり、異常性が感じられます。
遺体を解体及び焼却し遺棄
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屍姦の後、関根元は山崎永幸に、「冷たくて気持ちがいいからお前もやってみろ」と提案しますが、山崎永幸は提案を退けます。その後、関根元はこれまでどおり、主婦の遺体を解体し始めました。解体時関根元は、「人間もサイコロステーキも同じだ」という狂気的な発言も残します
関根元の前では、かつて愛した女性も、トラブルを解決してくれた暴力団組員も、等しくただの肉片だったということです。細かく解体された遺体は、遺品と共に焼却され、遺棄されます。
関根元の前では、かつて愛した女性も、トラブルを解決してくれた暴力団組員も、等しくただの肉片だったということです。細かく解体された遺体は、遺品と共に焼却され、遺棄されます。
異臭が発生しないよう慎重に解体し慎重に焼いた
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関根元は、遺体が発見されなければ絶対に逮捕されることはないと考えていました。また、遺体が発見されるのは、適切に処理し処分しないことによって発生する、臭いが原因だと考えます。
そこで、全ての遺体を丁寧に慎重に解体しました。できるだけ骨に肉を残さないように作業し、骨のみで焼却するようにします。残った肉は細かくし、排水に流したり、動物に食べさせるなどして処分しました。
実際の話であったか定かではありませんが、関根元はよく人に「鹿肉」を振舞っていたと言われています。狩猟免許も持たない関根元が、どのようにして「鹿肉」を手に入れていたのか、本当は何の肉だったのか誰にもわかりません。
そこで、全ての遺体を丁寧に慎重に解体しました。できるだけ骨に肉を残さないように作業し、骨のみで焼却するようにします。残った肉は細かくし、排水に流したり、動物に食べさせるなどして処分しました。
実際の話であったか定かではありませんが、関根元はよく人に「鹿肉」を振舞っていたと言われています。狩猟免許も持たない関根元が、どのようにして「鹿肉」を手に入れていたのか、本当は何の肉だったのか誰にもわかりません。
愛犬家殺人事件の裁判と判決
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愛犬家殺人事件は、物的証拠が非常に少なく、立件が難しい事件だったと言われています。また、裁判が始まってからは、証言をもとに事件の解明を試みますが、被告人たちの対応によって、事件はさらに立証が難しくなりました。
ここからは、愛犬家殺人事件の混乱した裁判の様子と、そのなかで下された判決、被告人たちの対応や証言についても詳しく解説していきましょう。
ここからは、愛犬家殺人事件の混乱した裁判の様子と、そのなかで下された判決、被告人たちの対応や証言についても詳しく解説していきましょう。
マスコミによって愛犬家失踪事件が話題となる
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埼玉県熊谷市近辺で、立て続けに失踪者が現れたものの、警察は事件として取り扱いませんでした。その理由は、前項でご紹介したとおりです。失踪者の家族は、マスコミへ呼びかけたり、独自の捜査を始めました。
大阪市で類似した事件が発生したことをきっかけに、埼玉県の失踪事件も注目されはじめ、マスコミに埼玉県愛犬家失踪事件として取り扱われるようになります。マスコミの働きかけによって、警察が捜査を始めるようになりました。捜査のなかで、加害者の関根元や風間博子にたどり着きます。
大阪市で類似した事件が発生したことをきっかけに、埼玉県の失踪事件も注目されはじめ、マスコミに埼玉県愛犬家失踪事件として取り扱われるようになります。マスコミの働きかけによって、警察が捜査を始めるようになりました。捜査のなかで、加害者の関根元や風間博子にたどり着きます。
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