2019年7月26日 更新

カラスがかわいいと人気に?カラスの飼い方や注意点も

屋根の上に、電線に、ごみ置き場に、いつも見ているカラス。しかし、カラスの姿はそれだけではありません。カラスは良く知るととてもかわいい一面があり、静かに人気急上昇中なのです。カラスの魅力や、もし飼いたいと思ったらどうすれば良いかをご紹介します。

「(アイリアラは)よく私の肩に止まってイヤリングをかじっては、私の悲しみを紛わせ、くすりと笑わせてくれた。彼女が1本の羽を嘴で小粋にくわえ、飼い犬の背中に横乗りしたとき、私は思わず吹き出した。友人の煙草の箱を盗み、煙草を1本1本取り出して鳥の水浴び用の水盤に落としたのを見て私は大笑いした」

そしてロレーンは親友を亡くした喪失感を乗り越え、アイリアラがしてくれたように人の力になることを決意します。このように、懐いたカラスは他のかわいいペットと同じく、人に愛と勇気を与えてくれるのです。

実は甘えん坊

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カラスはとても愛情深い生き物で、一度ペアになると滅多に離婚はしません。仲睦まじいカップルが、お互いの首や背中を羽繕いしたり、食べ物を口移しで与えあったりしているのを見ると微笑ましいのを通り越して腹が立つほどです。

ペットとして飼うと、カラスは人間に対して親のような、配偶者のような愛情を持ち、甘えてきます。「ここかいて」、と首を差し出してきたり、いつも離れずまとわりついたりと子供のようなかわいい行動を取ります。その愛らしさにきっととりこになることでしょう。

きっとカラスが好きになる動画集

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カラスは驚くほど賢い頭脳と、人間にも負けない遊び心を持っています。遊びやスポーツを楽しんだり、他の動物をからかったりと、その仕草は私たちを驚かせ、カラスの新たな魅力を教えてくれます。これからご紹介する5つの動画を見たら、きっとカラスが好きになります。

餌より酒をほしがるカラス

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カラス動画としてはとても有名な、ロシアで撮影された動画です。カラスがぴょんぴょんと元気良く跳ねていき、その先には男性が待っています。男性はカラスに餌をやりますが、カラスはちぎっては捨て、ちぎっては捨てと、あまり食べたくないようです。

そこで男性がコップにウォッカを注ぐと…なんとくちばしを入れて飲み始めたではありませんか。飲み干すとまたお代わり、またお代わりともらい続け、ついには座り込んでしまいますが、まだ飲み続けています。そのおどけた仕草がおもしろい動画ですが、カラスにとってアルコールは人間以上に体に害を与えるものなので決して真似をしないでください。

ちなみに、この動画に登場するカラスは黒とグレーのツートーンになっています。これはズキンガラス(ハイイロガラス)といい、ロシアからヨーロッパにかけて生息しているカラスです。

強風を利用して遊ぶカラス

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こちらは日本の愛知県で撮られた動画です。屋上にいる2羽のカラスが、強風の中飛び上がっては風に飛ばされを繰り返しています。風にあおられる感覚を楽しんでいるようです。人間でいうと、グライダーで風に乗る感覚を楽しんでいる感じでしょうか。

カラスは飛翔に関しても器用な鳥で、滑翔(羽ばたかずに空を滑るように飛ぶこと)ができ、風が強い日には、風上に向かって翼を開いたまま空中に留まろうとしたり、風に身を任せて一気に流されたりという遊びを楽しむ姿が各地で見られています。

中には、羽ばたかずに風に乗って飛び、細い避雷針の先に着陸しようとするカラスもいます。群れで順番を作って次々と避雷針に向かって飛んでくる(風に流されてくる)カラスたちはスポーツを楽しんでいるようで、その高い知性に驚かされます。

スノーボードをするカラス

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グライダーの次はスノーボードです。舞台はまたロシアで、ズキンガラスがプラスチックのふたをくわえ、雪の積もった屋根の上に止まっています。次の瞬間、ふたをボードの代わりにして、屋根の上を滑り降りました。

滑り終わるとまたふたをくわえて屋根の上に飛び上がり、またふたを使って滑っています。明らかにふたと雪の積もった屋根を利用して遊んでいます。カラスは滑る遊びも大好きで、自然下でも雪の斜面を滑ったり、日本では滑り台を滑って遊ぶカラスが目撃されています。カラスの高い知性と遊び心が感じられます。

ライオンの尻尾にイタズラするカラス

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多摩動物公園で撮影された映像です。立派なオスのライオンが、おやつの牛骨をかじっています。その周りにはたくさんのカラスが集まっています(頭の出っ張りを見るに、ハシブトガラスのようです)。牛骨目当てなのでしょうか。もちろん、骨を狙っているカラスもいますが、中にはライオンのしっぽをしつこくつつくいたずら者もいます。

心なしかライオンのしっぽの先がハゲているようにも見えますが、さすが百獣の王ライオン、泰然自若としています。しかし、しっぽをつつかれるのが嫌になったのか、牛骨に飽きたのか立ち上がりました。カラスたちは喜んで牛骨に向かいましたが、そこに子ライオンが来て取られてしまいました。残念でしたね。

カラスは動物のしっぽを引っ張るのが好きで、ライオンの他にも、犬や猫、オオカミ、天敵であるワシのしっぽも引っ張る様子が観察されています。敵を追い払ったり、食べている物を横取りしたりといった意図があるのかもしれませんが、特に何もなくても引っ張ることもあり、遊びの一環であるという一面もあると思われます。

なでられてうっとり…かわいいカラス

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とくに何もしていなくても、カラスはそこにいるだけでかわいいものです。動画に映っているのは真ん丸な目をぱちくりさせたカラス。羽がぽやぽやしていて、馬蹄斑(くちばしの根元にある馬蹄状の部分。通称ゴムパッキンもしくはヒナパッキン)が見えているので、まだヒナのようです。

人にとても慣れていて、くちばしや頭をなでられても怖がりません。それどころかうっとりと目を閉じて気持ち良さそうにしています。このようにカラスは人に良く慣れます。この動画のようにヒナの時からかわいがれば、本当に家族の一員のような大切な存在になります。

しかし、カラスを飼うのはとても大変です。そのことはまた後ほどご紹介しましょう。

カラスの賢いエピソード

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カラスはとても賢く、餌を得るために様々な知恵を絞ります。また、それだけではなく、生きていくために必要なこととは全く無関係なこと、つまり「遊び」をすることでも有名です。カラスの知能の高さを証明するいくつかの驚くべき行動についてご紹介しましょう。

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