2019年5月25日 更新

メアリーベル事件の詳細!サイコパスメアリーベルの生い立ちと現在も

皆さんはメアリーベル事件をご存知ですか?メアリーベル事件は、たった11歳の少女による驚愕の連続殺人事件です。彼女の起こした事件は世に大きな衝撃を与えました。史上最年少のサイコパスとも言われた殺人鬼、メアリー・ベルについて詳しく見ていきましょう。

警察に対しての挑発的なメモ

Paper Messy Notes - Free image on Pixabay (285912)

保育所に置かれたメモの中には、警察に宛てた挑発文もありました。そのメモはマーティンブラウンが事故でなく、殺人であった事をほのめかす内容です。

メモには「わたしがマーティンブラウンをころした くそったれ げすやろう」と書かれていました。しかし警察はこれを単なるいたずらと判断してしまいます。
Bodyworn Body Camera Police - Free photo on Pixabay (303442)

このようにわざわざメモ書きを用意して、犯人が自分であることを記すあたり、どこかで誰かに気づいて欲しかったのかもしれません。

母親から一切の愛情を得ずに育った彼女はもしかしたら、殺人という行為を使って大人たちに、もしくは自分の母親に何かを訴えていたのかもしれませんね。

メアリーの虚言癖で捜査が混乱

Girl Child Children - Free photo on Pixabay (285928)

事件後、ある少年はメアリーベルが「わたしは人殺しよ!」と叫びながらノーマベルに飛びかかった姿を見かけたそうです。

マーティンブラウンが殺された方向を指さして「わたしがあの家で殺したの!」とも言ったそうです。でも、以前から虚言癖のあったメアリーベルの言葉を信じる人は誰一人としていませんでした。
Disc Shot Assassination Attempt - Free photo on Pixabay (303462)

人に嘘をつく行為も興味を示して欲しい心の現れです。よく小さな子供が大人に嘘をついてからかうように、自分に関心を持って欲しい時に嘘をつく傾向にあります。

年齢の割に大人びていると言われていたメアリーベルもまだ10歳の子供です。もしかしたら彼女も周囲の目を惹きつけるために嘘をついていたのかもしれませんね。

被害者の腹部に刻まれた文字

Bloodbath Bath Crime - Free photo on Pixabay (285946)

2人目の被害者、ブライアンハウ殺害の時、メアリーは「もっと世間の注目を浴びたい」と思い、殺害後ブライアンの腹部にハサミでMの文字を刻みます。これはメアリーの名のMでした。

その他にも髪を切り、男性器を切断するなど凄惨な凌辱が加えられた事から、殺害の行為そのものを楽しんでいたようです。
Bench Bank Seat - Free photo on Pixabay (303448)

特に恨みがあるわけでもなく、ただ殺していく過程を楽しむのがサイコパスの特徴だと言われています。そしてその対象は主に自分よりも弱い立場だと言うこと。

人に寄っては、殺害対象が人であるとも限りません。飼っているペットかもしれないのです。サイコパスは命に対する意識がはるかに低く、生死に対してあまりに軽く考えてすぎているようです。

男性器を切り取る行為

Detective Crime Scene Dagger - Free photo on Pixabay (285961)

メアリーベルはブライアンハウ殺害時、他にも痛々しい凌辱を加えました。なんと、手に持っていたハサミでブライアンの男性器を切り取り、切断したのです。

ただ殺害するだけにとどまらず、様々な凌辱を加えるあたり、殺害して痛めつける事を楽しんでいるように感じられます。
Background Blood Stain - Free image on Pixabay (299167)

サイコキラーはただ殺害するだけでなく、殺害後人前に晒すなど、死体に凌辱を加えることがあります。人が傷つく事に喜びを感じ、もっと痛めつけたくなるのがサイコパスです。

被害者の遺族にわざわざ死体の一部を送りつけたり、無残な姿で人前に晒すなど、人が苦しむ姿に異常なほど興奮する性癖を持ち合わせる場合もあります。

マーティンの母親とのやり取り

Mother Baby Happy - Free photo on Pixabay (285967)

事件から4日後、メアリーベルはマーティンの家を訪れ、「マーティンはいる?」と尋ねます。母親がマーティンが死んでしまった事を伝えると、メアリーベルはこう答えたそうです。「知ってるわ、私は棺に入ったマーティンの顔が見たいのよ」と。

その後もマーティンの母親の元に足繁く通い、「ねぇ。おばさん。子供が殺されたときってどんな感じ?」「子供が死んで悲しい?」などの言葉を投げかけたそうです。
Girl Sadness Loneliness - Free photo on Pixabay (299169)

メアリーベルは、マーティンの母親が悲しんでいるのを知っておきながら、このような行動を取っています。そしてこれは「そんな悲しむ母親をもっと追い詰めてやろう」、そんな彼女の歪んだ心がハッキリと映し出された瞬間です。

わざわざ家に訪れ、子供を失ったばかりの母親に対して「マーティンはいる?」と声をかけるあたり、正常でないことは明らかですね。

拘置所での婦人警官とのやり取り

Kitty Cat Kitten Domestic - Free photo on Pixabay (297366)

メアリーベルは拘置所で監視の元生活を送っていました。そして監視を担当していた婦人警官に以下の事を述べました。「私が裁判官だったら、こんな事をした少女一年半閉じ込めるわ。殺人はそんなに悪い事じゃないもの、人はいつかは死ぬのよ」と。

人を殺すことや、人の命に対する意識があまりに軽薄な事が分かるでしょう。サイコパスとは、故意に人を痛めつけ楽しむ人の事ではなく、人を痛めつける事、人の命を奪う事に善意さえ感じてしまうほど罪意識の薄い人なんです。
Cat Sweet Kitty - Free photo on Pixabay (303451)

また、拘置所に猫が現れた時には猫を思いきり強く抱きしめ、窒息寸前に追い込みました。婦人警官が猫が死んでしまうと注意すると、メアリーはこう言いました。「私はやり返せない小さなものを痛めつけるのが好きなの」

サイコパスの多くが自分よりも弱い子供やペットを殺害のターゲットに選ぶと言われています。メアリーベルも自分より弱い対象を選ぶあたり、幼い頃の精神的ダメージを弱く小さなものにぶつけているようにも感じられますね。

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