2019年5月25日 更新

メアリーベル事件の詳細!サイコパスメアリーベルの生い立ちと現在も

皆さんはメアリーベル事件をご存知ですか?メアリーベル事件は、たった11歳の少女による驚愕の連続殺人事件です。彼女の起こした事件は世に大きな衝撃を与えました。史上最年少のサイコパスとも言われた殺人鬼、メアリー・ベルについて詳しく見ていきましょう。

Winter Background Christmas - Free photo on Pixabay (299008)

二人の幼児を殺害したメアリーベルとノーマベルの判決は、メアリーベルが有罪、ノーマベルが無罪でした。ノーマの無罪判決については障害を持っていた事を考慮しての結果でしょう。

判決後、メアリーベルは厚生施設に送られる事になります。ノーマベルは無罪判決となったため、その日のうちに釈放になりました。

メアリーがノーマの妹の首を絞めたことも

Sky Planet Earth - Free image on Pixabay (299037)

メアリーベルは普段の生活でもサイコパスな一面を見せた事がありました。マーティンブラウンを殺害した日の翌日はメアリーベル11歳の誕生日でした。

自分の誕生日にバースデーカードをくれなかった事を理由に、友人であるノーマベルの妹スーザンの首を絞めようとしたそうです。このように怒りを抑えることができないのもサイコパスの特徴と言えるでしょう。

メアリーベルの悲惨な生い立ちや人物像

Girl Swing Rock - Free photo on Pixabay (299072)

人がサイコパスになってしまう理由の一つに家庭環境があります。幼いころに育てられた環境や愛情不足が影響してサイコパスになってしまう人も多いんです。実は、メアリーベルもそのうちの一人。彼女も幼いころに悲しい思い出を持つ、悲惨な過去の持ち主なんです。

売春婦の母親ベティ

Beauty Girl Sexy - Free photo on Pixabay (299086)

メアリーベルが罪を犯した要因の一つが彼女の母親の存在です。彼女の母親ベティベルは薬物中毒者で売春婦をしながら生活をしていました。

ある時、父親のわからない子供を身ごもってしまいベティベルは未婚のまま実父も分からず17歳でメアリーベルを出産します。我が子との初対面時の言葉は「早くそれをどこかにやって」だったそうです。
Woman Smoking Cigarette - Free photo on Pixabay (299141)

そして驚くことに、事件後もベティベルはメアリーの情報をマスコミや週刊誌に売って生計を立てるなど最後の最後まで娘を利用したのです。

薬物中毒も一向に改善されませんでした。メアリーベルが精神的に追い込まれ、2人の幼児殺害に至った真の根源はベティベルなのではないでしょうか。

ベティに養われた継父ビリー

Father Daughter Beach - Free photo on Pixabay (299105)

メアリーベルには血の繋がらない父親がいました。彼の名前はビリーベル。働かずにベティのヒモとして生活を送っており、一家はベティの娼婦としての稼ぎと生活保護でなんとか暮らしていました。

また、母親であるベティはメアリーに、ビルの事を「叔父さん」と呼ぶように徹底させていました。ビルが父親である事を知られてしまうと生活保護が減額されてしまう恐れがあったからです。あろうことか、メアリーベルは生まれた時から、彼女が求めていたであろう愛情が存在しない世界で生きてきたのです。
The Father Of Child Love Lake - Free photo on Pixabay (299122)

父親であるビリーベルは仕事はしないものの、唯一メアリーベルに優しく接した存在でした。血はつながっていないものの、娘を人並みに可愛がりました。

一緒に出かけたり、話し相手になったり、時には優しく語りかけてあげるなど、メアリーベルが持つ唯一の人間らしい部分は父親ビリーベルから授かった物なのかもしれません。

薬を飲まされ生死をさまよったことも

Thermometer Headache Pain - Free photo on Pixabay (299092)

出産後も娘に対する愛情は深まることがなく、ベティベルは常に娘を邪魔者扱いしていたそうです。娘のメアリーが誤ってベティの薬を口に含んでしまい生死を彷徨った事もありました。

その他にも、実の娘にアフターピルを飲ませるなどして、何度も殺害を試みたそうです。このように幼い頃の辛い思いが、母親への歪んだ愛情を生み出し、人をサイコパスへと変えてしまうのです。
Crime Criminal Murder - Free image on Pixabay (303460)

実の母親に命を奪われそうになるなんて、あまりに残酷すぎる話ですね。誰からも望まれていない、母親からも愛されていない、人から憎まれる存在だと感じたはずです。

次第に心は荒み、自分がされたように人に接してしまうのです。そして、今回はその怒りの矛先が何の罪もない赤の他人でありまだ命を授かったばかりの小さな子供に向けられてしまったというわけです。

メアリーにはサディズムの傾向があった

Rail S Bahn Train - Free photo on Pixabay (299158)

このようにメアリーベルは虐待とも言えるような環境で幼少期を過ごしてきました。幼いころから母親の愛情を一切感じる事がない子供が、そのまま成長してしまうと考えるととても恐ろしいです。

メアリーベルに限らずとも、どの子供にも親の愛情は絶対です。母親から声を掛けられ、触れられ、そうやって子供は成長していくものなのです。
Mother Daughter Love - Free photo on Pixabay (299162)

メアリーは逮捕後にこのような発言をしています。「自分よりも弱い、抵抗できない存在を痛めつけることが楽しい」「殺人なんて大した事ではない。人間はいつか死ぬのだから」と。

人の命について、またはその価値について極端に軽薄な価値観を持っている事が分かります。「母親にもっと愛してほしい」そんな純粋な気持ちが悲しみとなり、そして次第に彼女の中で世の中への憎しみへと変わっていったのでしょう。

メアリーベルの現在

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