目次
- メアリーベル事件とは
- メアリーベル事件の概要
- 4歳の男児を絞殺
- 警察は突然死と判断
- 3歳の男児を絞殺
- メアリーベルが見せた異様な行動
- 保育所に複数の犯行予告文
- 警察に対しての挑発的なメモ
- メアリーの虚言癖で捜査が混乱
- 被害者の腹部に刻まれた文字
- 男性器を切り取る行為
- マーティンの母親とのやり取り
- 拘置所での婦人警官とのやり取り
- メアリーベルの逮捕に繋がったハサミ
- 公開していない情報を知っていた
- ノーマベルの証言
- メアリーベルの裁判の様子
- 裁判で見せた異様な態度
- 犯行の疑いがあったノーマベルについて
- ノーマベルについて
- ノーマは無罪に
- メアリーがノーマの妹の首を絞めたことも
- メアリーベルの悲惨な生い立ちや人物像
- 売春婦の母親ベティ
- ベティに養われた継父ビリー
- 薬を飲まされ生死をさまよったことも
- メアリーにはサディズムの傾向があった
- メアリーベルの現在
- 裁判後は矯正施設や少年院での生活
- 出所後の生活
- 事件についての書籍を発行
- メアリーベルの現在
- メアリーベルの犯行動機
- 母親の愛情不足が生んだ衝撃的な事件
メアリーベル事件とは
via pixabay.com
メアリーベル事件は、1968年5月から7月にイギリスで起きた連続殺人事件です。当時メディアで大々的に取り上げられ、今でも子供による連続殺人事件といえば必ず名前が挙がるほど世間に強い衝撃を与えました。わずか11歳の少女が2人の幼児を殺害した事件の真相に迫ります。
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メアリーベル事件の概要
via pixabay.com
メアリーベルは11歳(初犯は10歳)の頃に2人の幼児を殺害しました。そのうち1人は遺体を切り刻まれ凌辱されていたそうです。メアリーベルはどうしてこのような猟奇的な事件を引き起こしてしまったのでしょうか。まずはメアリーベル事件の概要について説明します。
4歳の男児を絞殺
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1人目の被害者はマーティンブラウンという当時4歳の男の子でした。事件当日メアリーベルは、マーティンブラウンを空き家に呼び出し、背後から首を絞めて殺害します。
1968年5月25日、イギリスのとある空き家で4歳の幼児の遺体が発見されます。周囲には薬の空き瓶が転がっていました。
1968年5月25日、イギリスのとある空き家で4歳の幼児の遺体が発見されます。周囲には薬の空き瓶が転がっていました。
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その後、鳥小屋を作るために木材を探しに来た3人の少年が空き家の2階で幼児の死体を発見し、事件が明るみになります。
遺体を発見した際、少年の一人は窓の下からメアリーベルが歩いてくるのが見え、空き家の階段を上ってこようとするのを必死で阻止したそうです。
遺体を発見した際、少年の一人は窓の下からメアリーベルが歩いてくるのが見え、空き家の階段を上ってこようとするのを必死で阻止したそうです。
警察は突然死と判断
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遺体発見時、マーティンブラウンは口から血を流しており、側には薬瓶が置かれていました。
犯人はメアリーベル、死因は絞殺でしたが、子供であるメアリーベルの力では跡が残らず、突然死として扱われてしまいます。
犯人はメアリーベル、死因は絞殺でしたが、子供であるメアリーベルの力では跡が残らず、突然死として扱われてしまいます。
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この事件で周囲の注目を浴びたかったメアリーベルにとって、警察の突然死という判断はあまりに不満でした。怒りをあらわにしたメアリーベルは周囲の大人や事件を捜査する警察に「私がマーティンブラウンを殺した」と言いふらしてしまいます。
しかし、街中で「メアリーベルには虚言壁がある」と有名だったことから、誰一人彼女の発言に耳を傾ける者はいなかったのです。
しかし、街中で「メアリーベルには虚言壁がある」と有名だったことから、誰一人彼女の発言に耳を傾ける者はいなかったのです。
3歳の男児を絞殺
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2人目の被害者は、ブライアンハウという3歳の男の子です。2度目の犯行は初犯から2ヶ月後、メアリーベルは新しく共犯者を得ることになります。
彼女の名前はノーマベル。ファミリーネームは同じですが赤の他人です。軽度の知的障害を持っていましたが、メアリーの考えと犯罪の意思に共感を覚え犯罪に手を染めてしまうのです。
彼女の名前はノーマベル。ファミリーネームは同じですが赤の他人です。軽度の知的障害を持っていましたが、メアリーの考えと犯罪の意思に共感を覚え犯罪に手を染めてしまうのです。
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マーティンの事件からおよそ2か月後、当時3歳の幼児ブライアンハウが姿を消しました。慌てふためく大人たちにメアリーベルが「空地のコンクリートブロックで遊んでいるのを見かけた」と告げます。
メアリーベルの証言を頼りに周辺を探してみるとブライアンの遺体が発見されるのです。マーティンの時とは異なり首にはくっきりと跡が確認できたことから死因は「子どもによる絞殺」と特定され、これがメアリーベル逮捕のきっかけになります。
メアリーベルの証言を頼りに周辺を探してみるとブライアンの遺体が発見されるのです。マーティンの時とは異なり首にはくっきりと跡が確認できたことから死因は「子どもによる絞殺」と特定され、これがメアリーベル逮捕のきっかけになります。
メアリーベルが見せた異様な行動
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サイコパス殺人鬼と言われるメアリーベルは事件以外でも異様な行動を見せます。残虐で攻撃的なサイコパス達は罪の意識が低く、また殺人の行為自体に喜びを感じる事で有名です。メアリーベルもそんなサイコパスの一人。今回はメアリーベルの異様な行動について詳しく見ていきます。
保育所に複数の犯行予告文
via pixabay.com
1人目の被害者、マーティンブラウン殺害事件から2日後、何者かによる保育園の荒らし事件が起きます。警察による現場調査で、挑発的な文字が書かれた紙が発見されました。
紙にはこう書かれていました。「わたし ころす だからまたくる」と。字は子供が書いたと思われるものでした。そう、この件もメアリーベルによるものだったんです。
紙にはこう書かれていました。「わたし ころす だからまたくる」と。字は子供が書いたと思われるものでした。そう、この件もメアリーベルによるものだったんです。
via pixabay.com
わざわざ保育所を襲ったり、犯行予告文を残すことから、彼女はわざと周囲の注目を集めようとしていることが分かります。
犯行をまるでゲーム感覚で遊んでいるようにも見えますし、見方を変えれば実は、メアリーベルは心のどこかで誰かに助けを求めていたのかもしれません。
犯行をまるでゲーム感覚で遊んでいるようにも見えますし、見方を変えれば実は、メアリーベルは心のどこかで誰かに助けを求めていたのかもしれません。
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