2019年7月22日 更新

男根祭りの意味!全国の男根にまつわる神社やお祭りまとめ

全国に珍しい祭りは多いですが、男根をみこしとして担ぐ祭りも存在します。これらはふざけているようですが、生殖器崇拝に基づく、れっきとした信仰の1つなのです。今回は男根祭りに注目し、男根のような岩やご神体が祀られている神社を紹介します。

男根が祀られている神社で共通しているご利益として、子孫繁栄・安産・縁結びなどが挙げられます。これらは男性器の機能を元にしたものが多く、男根として祀ることでその力が発揮されると信じられているためです。

神社によっては夫婦円満などもご利益として掲げているところもあります。また、男根を祀っている神社の特徴として、境内に複数の男根を模した石像が置かれていたり、御朱印や絵馬、お守りに至るまで男根のマークが入った徹底ぶりであることです。

参拝する人も、男根が祀られているため、普通の神社よりもパワーがありそうだと、子供を望む夫婦や婚活女子の間で話題となっています。

男根にまつわる神社一覧

Torii Gate Architecture - Free photo on Pixabay (498642)

生殖器崇拝は全国どこでも行われてきたため、男根を祀っている神社も数多くあります。境内に男根が石像として至る所に置かれている神社や、ご神体の男根を一般公開していないところなど、その見せ方や雰囲気は神社によって異なります。

中には海外から取材を受けているくらい有名な神社や、地元の人にしか知られていない知名度の低い神社まで様々です。では、全国にある男根を祀っている神社を紹介していきます。

田縣神社

Turtles Reptile Tortoise Shell - Free photo on Pixabay (498646)

田縣神社は愛知県小牧市にある神社です。例年祭である「豊年祭」に男根が使われることから一躍有名となり、今では国内外から一目見ようと訪れる人が急増しました。

かなり古い神社として知られていますが、創建の詳しい年代は分かっていません。土着文化に基づく信仰であり、五穀豊穣や子宝の神が祀られています。恋愛、子宝、安産、縁結び、夫婦円満、商売繁盛、厄除けのご利益があるとされています。

今の時代に忘れかけられている五穀豊穣と子宝、どちらも一度で神様に会え、日ごろの幸せを改めて気づくきっかけになると遠くから足を運ぶ人も多いです。

多賀神社凸凹神堂

Wall Old Stone - Free photo on Pixabay (498649)

愛媛県宇和島市藤江にある多賀神社凸凹神堂は、「世界最高級の性文化資料館」の呼び声も高いスポットです。日本国内から集められた性に関する資料はもちろんのこと、アジア各国やヨーロッパ、南米など世界でも珍しい性宗教や風俗文化資料が展示されています。

多賀神社には無料で参拝することができますが、文化資料館に入館する場合は800円かかります。また、未成年は入館禁止で、館内を撮影することは禁止されています。

行った人にしか分からないその館内、気になる人も多いのではないでしょうか。

熱池八幡社

Water Ripple Reflection - Free photo on Pixabay (498650)

愛知県西尾市にある熱池八幡社では、五穀豊穣を願う「てんてこ祭り」がユニークであると有名です。毎年1月3日に行われるこのお祭りは、その年の厄男6人が赤い装束に身を包み、男性のシンボルに見立てた大根をぶら下げて街を練り歩きます。

その時に鳴らす小太鼓の音が「てんてこ、てん」という小気味いい音であることから祭りの名前にもなりました。神社に到着すると竹ぼうきで藁灰をまき散らします。この灰を被ることで厄除けのご利益があると言われています。

林下寺お花大権現

Kyoto Japan Statue - Free photo on Pixabay (498652)

徳島県三好郡の林下寺はお花さんという呼び名で呼ばれているお寺です。一見、どこにでもあるお寺のような佇まいですが、中に入るとあちこちに木製や石でできた男根が並んでいます。その中に白い肌のお花さんが座っています。彼女は性の悩みなら何でも解決してくれると有名です。

実際ご利益にあやかれた人は多く、境内に置かれている男根は全てお礼のために奉納されたもののようです。お花姫という美しい女性が、その昔、播州の殿様に嫁ぎました。しかしその美貌と寵愛ぶりを嫉妬され、他の側室に殺されてしまったのです。

それからというもの、奇怪な事件が続いたり夜になるとお花姫が枕元に現れたりしたのでした。殿様はある日、女性がこれから性の御仏となることを約束する夢を見ました。その翌日、殿様が城内に祠を作り供養したことで奇怪な事件は起こらなくなりました。

鏡山道祖神

Mountain Landscape Mountains - Free photo on Pixabay (498653)

佐賀県唐津市にある鏡山道祖神には、男根を祀っている場所の中でも圧倒的にインパクトの強い石像があります。その姿は、男根と女陰を融合させたような形であり、とてもリアルに作られていることが特徴です。

道祖神とは日本の原始神の1つに数えられ、男女の生殖を象ってご神体とされているものです。夫婦円満の元は性交にあり、それが上手くいけば子宝に恵まれ、将来的には子孫繁栄や商売繁盛につながるとされています。

ここでしか見られないユニークな石像であり、由緒正しき道祖神を祀った神社なので、一目見てみる価値はあるでしょう。

雲母神社

Nature Waters Lake - Free photo on Pixabay (498656)

雲母神社は、新潟県岩船郡関川村にある神社であり、子宝の神として知られています。近くの雲母温泉も子宝の湯として知られていることから、この辺り一帯がパワースポットのようになっているのでしょう。

山道を登ったところにあり、鳥居は一般的な赤い鳥居です。しかし、普通の神社で狛犬が置いてあるところに2体の男根が置いてあります。また、手を清めるための蛇口も男根の形をしており、境内には多くのシンボルが見受けられます。

健康な子供が生まれるようにと、子を授かった女性がこの地を訪れるようです。

飛鳥坐神社

Crow Bird Raven - Free photo on Pixabay (498658)

飛鳥坐神社は奈良県高市郡明日香村にあります。創建の詳細は明らかになっていませんが、かなり古い神社であることは確実であり、今でも時が止まったかのように当時の雰囲気を残しています。子授かりや縁結びのご利益があると言われています。

そんな荘厳な神社ですが、毎年2月に記載される「おんだ祭り」は奇祭として有名です。神事が始まる前には、参拝者のお尻を天狗が青竹で叩きながら回るのが伝統であり、天狗たちが激しく暴れる年ほど豊作にあると言われています。

この祭りのメインは、天狗とお多福による夫婦和合の劇です。簡単に言うと、セックスを劇で演じるのです。行為の終了後は股間を拭いた紙が参拝者に投げられます。これは福の紙を受け取ることができたら子授かりのご利益があるとされ、参拝者は奪い合います。

弓削神宮弓削神社

Sunset Sailing Boat - Free photo on Pixabay (498661)

弓削神社は熊本県熊本市北区にあり、白川をはさんで弓削神宮と弓削神社の一対になっています。社殿や記録物、資料が火事によって消失してしまったため、詳しい社伝は誰も知りません。

そんな秘めた歴史を持つ弓削神社ですが、男神が毎夜、女神のところへ川を渡って訪れていたという言い伝えがあります。このことから至極円満な家庭の守り神として崇められてきました。

古くから男根を奉納する文化がありましたが、これを知った警察が風俗を乱すとして焼いてしまったのです。これを機にこの地では火事が増え、再興することになりました。

どんつく神社

Landscape Double Sun Rock Wall - Free image on Pixabay (498666)

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