2019年7月22日 更新

男根祭りの意味!全国の男根にまつわる神社やお祭りまとめ

全国に珍しい祭りは多いですが、男根をみこしとして担ぐ祭りも存在します。これらはふざけているようですが、生殖器崇拝に基づく、れっきとした信仰の1つなのです。今回は男根祭りに注目し、男根のような岩やご神体が祀られている神社を紹介します。

どんつく神社は静岡県賀茂郡東伊豆町にある神社で、3mもの男根をご神体として祀っています。この大きさは日本最大級と言われています。これは普段からも公開されているため、いつ訪れても迫力のある男根を間近で拝むことができます。

男性器で「どんと突く」ことからこの名が付けられたとされています。夫婦和合や子孫繁栄、子宝にご利益があることから、遠方からもご利益に授かろうと訪れる人が後を絶ちません。

後ほど詳しく説明する「どんつく祭り」はこの神社で開催されています。

歓喜神社

Drought Desert The Dry Season - Free photo on Pixabay (498669)

和歌山県の白浜にある歓喜神社は、とてもリアルな男女陽陰が祀られています。この神社は少し変わった歴史を持っており、1,300年以上前に建てられた神社が災害によって地に埋められ、最近になって掘り起こされました。

ほとんど完全な姿の祭壇が発掘され、それを社殿として時を超えて再び神社となったのです。全国に男根や女陰を祀ったものはありますが、これが群を抜いてリアルであると言えます。

境内にある石でできた陽陰は撫でるとご利益があると言われています。

ほだれ神社

Beach Torii Izu - Free photo on Pixabay (498672)

ほだれ神社は後ほど紹介するほだれ祭りで有名となった神社です。新潟県長岡市の山奥にあり、ご神木はとても立派な大杉です。一見すると普通の小さな神社のような雰囲気ですが、とにかくいたるところに男根が置かれています。

比較的小さな本堂のなかにご神体が祀られていて、その長さ2.2m、重さ600kgと本堂が小さいだけに圧迫感がある大きさです。子宝祈願にくる人は多いですが、山奥のため迷わないようにしましょう。

また、ほだれ祭りが行われる3月が最も盛り上がる時期なので、時期を合わせて訪れるのもいいでしょう。

男根のみこしがあるお祭り

Summer Festival Biannually - Free photo on Pixabay (498639)

男根は神社で祀られているだけではありません。その神社のお祭りとなれば、多くがご神体である男根を神輿に乗せ、人々が担いで街を練り歩く姿を見ることもできます。

普段は禁忌とも言える男根を皆が担ぎ、それに見物客が群がる姿は傍目から見ると異様でしょう。しかし、祭りは自由に参加できるものがほとんどで、そのクレイジーさが外国人を中心にウケ、町おこしの役割を果たしているものもあります。

ここでは、男根の神輿があるお祭りを紹介します。

かなまら祭りの神輿

Flower Vase Colorful - Free photo on Pixabay (498675)

先ほど紹介したかなまら祭りでは、ピンクのエリザベス神輿だけが担がれているわけではありません。「かなまら舟神輿」・「エリザベス神輿」・「かなまら大神輿」の順に街を練り歩きます。

かなまら舟神輿は日立造船から贈られたもので、台部が舟型であり、内部には鉄製の黒光りした男根が納められています。一際目の引くピンクのエリザベス神輿は、他の神輿が地元の人によって担がれるのに対し、寄贈した浅草のエリザベス会館の女装者が中心です。

そしてかなまら大神輿は、3基のうち最も古いもので、木で作られた男根が内部に納められています。

ほだれ祭り

Waterfall Rapids Long Exposure - Free photo on Pixabay (498678)

ほだれ祭りは先ほど紹介したほだれ神社で毎年3月に開催されているお祭りです。地域の過疎化が激しいことから、町おこしの一環として江戸時代に行われていたほだれ祭りが再興されました。普段は人気のない町ですが、祭りの時期には国内外から多くの観光客が訪れます。

ご神体を神輿に乗せ、総重量1トンをこえる重さの神輿を男性たちが担いで歩きます。その神輿に乗っているのは、結婚1年未満の初嫁たちです。これによって子宝に恵まれると言われています。

豊年祭り

Audience Crowd People - Free photo on Pixabay (498679)

男根の神輿は、豊年祭りから話題になったといっても過言ではありません。地理的にも都心からアクセスしやすいことから、国内外から多くの観光客が一目見ようとこの地を訪れます。

豊年祭りは愛知県の田縣神社で毎年3月15日に行われる祭りです。この祭りの特徴は、長さ2m、太さ60cmの男根を毎年ヒノキの木で新しく作り、それを厄男たちが担いで神社に奉納することです。五穀豊穣、万物育成、子孫繁栄を祈願する祭りです。

伊豆稲取温泉どんつく祭

Japanese Umbrellas Umbrella - Free photo on Pixabay (498680)

どんつく祭りは、どんつく神社で毎年6月に開催されているお祭りです。全国でも珍しいと奇祭としても有名で、歴史は2,000年以上ある由緒正しき祭事です。

この祭りでは、普段公開されているご神体を神輿として担ぎます。どんつく祭りは参加型なので、誰でも飛び入り参加で神輿を担ぐことができます。また、希望者はご神体にまたがって担がれることもできる、ユニークなものです。

しかし年々参加者が減少したことで、2018年を最後にこの神輿は見られなくなりました。現在は神事だけ執り行われているようです。

美ヶ原温泉道祖神祭り

Sparkler Fireworks Hand Fourth Of - Free photo on Pixabay (498682)

美ヶ原温泉道祖神祭りは、長野県松本市美ヶ原温泉街で行われる祭りです。50年近く開催されており、この時期にはご利益にあやかろうと温泉街の宿泊客が多くなると言われています。

薬師堂で祀られているご神体を神輿に乗せ、男たちが温泉街の旅館を周ります。希望する女性はその上にまたがることができ、縁結びや子授かりのご利益があると評判で、自ら希望する人も少なくありません。

また、神輿は「御母家姫薬師堂」に寄り、年に1度、男女の道祖神が2人の時間を過ごせるどこかロマンチックな催しもあります。

男根にまつわる神

Fantasy Surreal God - Free photo on Pixabay (498683)

男根を祀っている神社でも、御祭神は全く男根に関係ないことも少なくありません。本来、ご利益とされるには、それ相応の逸話がある御祭神であることが多いです。

全国に生殖器崇拝にまつわる神社があるとは言っても、その御祭神はばらばらです。では、男根にまつわる神とは一体誰のことを指すのでしょうか。

男根に直接まつわる神はいない

Banana Breakfast Colorful - Free photo on Pixabay (498685)

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