2019年7月22日 更新

男根祭りの意味!全国の男根にまつわる神社やお祭りまとめ

全国に珍しい祭りは多いですが、男根をみこしとして担ぐ祭りも存在します。これらはふざけているようですが、生殖器崇拝に基づく、れっきとした信仰の1つなのです。今回は男根祭りに注目し、男根のような岩やご神体が祀られている神社を紹介します。

男根に直接関係のある神がいたかどうかは、実はまだ明らかになっていません。今のところ、いないとされています。この説にも諸説あり、研究している学者によって意見が分かれているようです。

神がいないのにご神体が男根である、という点に矛盾を感じている人もいるかもしれませんが、これにはきちんとした理由があるのです。ご神体は依代とも呼ばれており、天にいる神様が人から必要とされたときに来られるようにするものです。

ご神体が男根なだけで、神様は必ずしも男根に関係のある神様でなくても問題ありません。神様にとってご神体の形は関係ないからです。男根を祀っている神社によって御祭神が異なるのもこのためです。

瘡神(かさかみ)

Troll Gnome Mythical Creatures - Free photo on Pixabay (498689)

男根に直接関係のある神様は見られないものの、金山神社のかなまら祭りの起源となった娼婦たちのように、全国で性病除けを祈ることは珍しくありませんでした。医療技術が発達していなかった昔は、性病が元で亡くなってしまう人や感染したことすら知らない人が多かったためです。

その中でも、「瘡神」は皮膚病や性病の治癒を祈願する神として崇められていました。特にこの神は梅毒の治癒に効果があるとされていました。今でも瘡神さん、瘡神神社などは全国に残っています。

お祭りなどには深い意味があった

Girl English Dictionary - Free photo on Pixabay (497905)

男根祭りは、好奇心から見物に来る人が多いでしょう。しかし、祭りにはしっかりと意味があり、歴史が深いものも少なくありません。

その意味や経緯、ご利益など正しい情報を把握することで、単なる好奇心だけではなく、本当の意味で祭りを楽しむことができるのではないでしょうか。

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