2019年7月22日 更新

男根祭りの意味!全国の男根にまつわる神社やお祭りまとめ

全国に珍しい祭りは多いですが、男根をみこしとして担ぐ祭りも存在します。これらはふざけているようですが、生殖器崇拝に基づく、れっきとした信仰の1つなのです。今回は男根祭りに注目し、男根のような岩やご神体が祀られている神社を紹介します。

男根をまつっている神社は結構ある

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男根を祀っている神社や男根祭りをおこなっているところは、意外と全国にたくさんあります。女性の中には嫌悪感を感じる人もいるため、全員が楽しめるわけではないですが、ほとんどのものは国内外から注目され、海外のテレビで取り上げられることも少なくありません。

では、どうしてこのような祭りが開催されたり、男根の像を祀って人々は信仰してきたのでしょうか。今回はそのような祭りに注目し、ご利益や意味について紹介します。

男根祭りの一つ「かなまら祭り」

Crowd Of People - Free photo on Pixabay (497907)

日本一の奇祭との呼び声も高い、「かなまら祭り」は全国の男根祭りと比較しても圧倒的に規模が大きく、国内外から参拝客や祭りの見物客が押しかけています。

それでは、かなまら祭りとはどのような祭りなのでしょうか。

かなまら祭りの概要

Computer Summary Chart - Free photo on Pixabay (497909)

かなまら祭りは神奈川県川崎市の金山神社で、毎年4月に開催されている祭りです。祭りの目玉と言えば、真っピンクの男根を模した「エリザベス神輿」であり、これを一目見ようと多くの人が詰めかけます。

このお祭りは元々、江戸時代に川崎宿で働いていた娼婦たちが、性病に罹らないことや商売繁盛を願って開催していた「地べた祭り」が起源とされています。その後忘れ去られていましたが、海外の民族学者が注目したことで、1977年からかなまら祭りが開催されるようになりました。

毎年趣向を凝らした祭りで、年々その注目度は増しています。

金山神社

Tori Japanese Shrine - Free photo on Pixabay (497911)

かなまら祭りが開催されている金山神社は、若宮八幡宮の境内にあり、鉱山や鍛冶の神として知られる「金山比古神」と「金山比売神」の二神を祀っています。この2人が、伊邪那美命が火の神のカグツチを産んだ際大やけどを負ったところを看病したと言われています。

1559年に創建され、厄除けや安産のご利益があるとされています。神社の中には男性器の形をした絵馬や石像が数多くあることで知られており、興味本位で参拝に訪れる人もいます。

御朱印には、男根の可愛いイラストがはいったものもあります。

子孫繁栄や安産、縁結びなどを祈る

Pregnant Mother Body - Free photo on Pixabay (497913)

かなまら祭りは、伝統的なお祭りではなく、観光客向けに開催されるようになったお祭りです。しかし、お祭りを通して子孫繁栄や安産、縁結びを祈る人も少なくありません。

男根は性交渉の象徴であり、子孫繁栄や運命のパートナーを見つけるのにご利益があると言われています。男性器を軽視しているのではないか、おちゃらけているといった反対する声もささやかれていますが、実際にご利益を感じた人もいるようです。

近年では、昔から性病除けとして娼婦たちに信仰されており、海外からの見物客が増えた事から、エイズ除けの御利益もあると話題になっています。

日本人のみではなく外国人観光客も

Pedestrians Crossing Road - Free photo on Pixabay (497915)

神社は海外の人に珍しく、日本を訪れた外国人は有名な神社に訪れる人がほとんどです。最近ではSNSで気軽に情報を共有できることから、インスタグラムで話題になったことで多くの人が訪れるようになった神社も多くあります。

その中でも、男根を神輿にし、それをモチーフにした食べ物が多く売られているかなまら祭りは、実際に行って体験してみたいと多くの外国人観光客が見物に訪れています。中には男根の仮装をして祭りに参加している人もいて、日本人以上に盛り上がっています。

海外からの反応

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かなまら祭りのことを知った海外の人は様々な反応を見せています。多くが好意的なものですが、中には男根を祀ることに驚きを隠せない人や受け入れられない人もいることも事実です。

日本人からしても男根の祭りはクレイジーなように、海外の人にとっても、本来神聖な場所で由緒正しき祭りが行われるイメージが強いため、日本の神社へのイメージが変わったという人もいます。

中には子孫繁栄のご利益などの本来の意味を理解せず、ただ盛り上がるためだけに訪れる人もいます。そして、その事に対して神社側は好意的な態度を示しています。

面白い食べ物

Choco Bananas Banana Pieces - Free photo on Pixabay (497917)

かなまら祭りでは、神輿の他にも名物と言われているものがあります。それは参道にある出店で売られている食べ物です。中でもかなまら祭りでしか買えないものは「子宝飴」です。中でもエリザベス神輿を小さくしたようなピンクのいちご味が人気で、売り切れることが多いようです。

定番のチョコバナナはもちろんのこと、参道の前にある「松月庵」では祭りの日限定で子宝うどんや子宝そばを販売しています。多くの物が男根をモチーフにしたものなので、これらの商品を買ってSNSで投稿する人も多いです。

その話題性の高さから、多くのいいねがもらえると「インスタ映え」する祭りとも言われています。

男根の崇拝について

Banana Fruit Manipulation - Free photo on Pixabay (497961)

日本では性器は他人には見せるべきではないという考えが浸透しており、公共で性器を見せることは許されていません。また、他の国ではストリップが男女ともに盛んに行われている所もありますが、日本の法律はかなり厳しいことでも知られています。

このように、普段の生活では避けられがちな男根がどのように崇拝されるようになったのでしょうか。

生殖器崇拝

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