2019年8月28日 更新

クリーブランド監禁事件の概要とその後!犯人の生い立ちについても

クリーブランド監禁事件は2013年にアメリカで発覚した事件で、女性3人が誘拐されて10年以上監禁されていました。犯人は社交的でしたが実際は妻へのDVで逮捕歴があり身内からはモンスターと呼ばれていました。事件の概要や犯人の生い立ちをご紹介します。

目次

Fantasy Spirit Nightmare - Free photo on Pixabay (587438)

カストロは身内からはモンスターと呼ばれていました。妻を階段から突き落としたり段ボール箱に詰めてふたを閉じたりしていたからです。

1993年に妻が脳手術を受けた際には回復中だった妻を死ぬ直前まで殴りました。1996年の別居後には電話で「殺す」と脅し続け養育権がないにもかかわらず娘を連れ去ったりしていました。

妻は2012年に脳腫瘍のため48歳の若さで亡くなっています。2005年に起こした家庭内暴力の訴状にはカストロの暴力で脳血栓ができていると書かれていました。

犯人・アリエル・カストロの生い立ち

Country Lane Gravel Road Tuscany - Free photo on Pixabay (587439)

アリエル・カストロは1960年生まれで1980年代に結婚しています。4人の子どもにも恵まれ1992年には事件現場となる一軒家を購入しますがカストロのDVが原因で1996年に妻と子供は家を出ていきました。

2012年にはスクールバスのドライバーを解雇されています。カストロの生い立ちを見ていきましょう。

1960年に誕生する

Hiding Boy Girl - Free photo on Pixabay (587441)

カストロは1960年に9人兄弟の一人として誕生し、1979年に地元の高校を卒業しています。カストロの父親は2004年に亡くなりましたがそれまでは中古車販売の仕事をしていました。

叔父は現在も食料品店を営んでいてヒスパニック系住民が多く住んでいる地域の中心人物となっています。カストロ家はおおむね評判の良い一家でした。

カストロは1991年から地元のスクールバスのドライバーとして働き始めています。

1980年代に結婚し、子供を儲けていた

Rings Jewellery Wedding - Free image on Pixabay (587442)

1980年代に結婚して子どもは4人います。子どもの一人であるアンソニーは父親が逮捕されたことを受けて「私は今、父のいる刑務所に行こうかやめるか迷っています。彼は10年以上家族や周囲を騙してきました。私は彼を全く信用していない。息子として彼に会い、彼と彼のついた嘘に自分自身が向き合うべきかどうか迷っています。」と話しました。

しかしアンソニーが父と面会するか悩んでいる間にカストロは自殺してしまいます。

1992年に事件現場となる家を購入

Architecture Family House Front - Free photo on Pixabay (587443)

1992年に事件現場となる家を購入しました。2階建てで寝室4つと地下室がある広さ130㎡の家です。誘拐された女性たちは当初地下室で監禁されていました。

地下室は分厚いコンクリートの壁で囲まれていて誰も女性たちの存在には気づきませんでした。カストロ自身がキッチンより奥の部屋や地下室には決して人を入れないようにしていたことも事件の発覚が遅れた原因の一つです。

女性たちは誘拐されたばかりの頃、地下室で足に鎖をつけられていました。

1993年に妻への暴力で逮捕される

Fbi Police Force Surveillance - Free photo on Pixabay (587444)

1993年にカストロは妻への暴力で逮捕されましたが起訴はされずに釈放されています。1996年にも近隣住民とトラブルを起こして訴訟となり241ドルの支払いが命じられました。

妻への暴力は日常的なもので鼻を骨折させたり肩を脱臼させたりしたこともありました。カストロの息子も父親が非常に暴力的であったと語っています。

外では良い顔をしていてもむしゃくしゃすることが起きると妻に暴力を振るうのが常態化しているようでした。

1996年妻が子供を連れ家を出る

Portrait Anger People - Free photo on Pixabay (587445)

1996年には妻が子どもを連れて家を出ていきました。しかし別居後も妻への脅迫が続いたため2005年には妻が家庭裁判所へ訴えて接見禁止処置が取られています。

カストロが誘拐を始めたのは家族を失ったストレスのためだと言われています。今までは妻に暴行を加えてストレスを発散していましたがはけ口がなくなってストレスが蓄積していったのでしょう。

離婚後も子どもたちはたびたびカストロの家を訪れていますが長居をすることはありませんでした。

2012年就業不良で解雇になる

Schoolbus Vehicle Bus - Free photo on Pixabay (587449)

1991年から続けていたスクールバスのドライバーを2012年に解雇されています。運転中のトラブルを数回起こして警察沙汰になったこともあったためです。

具体的な原因としては交通違反や勤務中に車内で食事を取ったこと、子どもをバスに乗せたまま買い物へ出かけたことなどが挙げられます。

警察が事情聴取のために自宅を訪れたこともありましたが事件としての捜査は行いませんでした。解雇された後は定職に就かずにいたようです。

監禁時の様子

Girl Teenager Human - Free photo on Pixabay (587450)

監禁当初は家の地下室に閉じ込められていました。繰り返し暴力を受けて妊娠をした場合には無理やり死産にさせられていました。

監禁時の様子について見ていきましょう。

被害者たちは家の地下室に監禁されていた

Torture Chamber Keller - Free photo on Pixabay (587451)

監禁された当初は地下室で鎖につながれていましたがその後は鎖をつけず上の階で過ごすことを許されています。女性同士は別々の部屋に監禁されていて同じ場所で過ごすことはなかったようです。

事件発覚当時、ミシェルとジーナは2階の部屋に閉じ込められていました。部屋からは大量の鎖が見つかり窓には板が打ち付けられていて薄暗い状態でした。

また、来客がある際には口に靴下を詰め込まれた上で粘着テープを貼られていて助けを求めることができませんでした。

暴力・性的暴力を繰り返し受けていた

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