クリーブランド監禁事件の概要とその後！犯人の生い立ちについても

ミシェルは当時離婚したばかりで別れた夫と息子の親権争いをしていました。そのため実家を訪れた後にソーシャルワーカーの元へ相談に行く必要があったのです。

しかしミシェルはソーシャルワーカーの元を訪れることなく失踪してしまいました。ミシェルが貧しい地区の出身だったこともあり当時は家出だと判断されて捜索が行われませんでした。

ミシェルにはもともと軽度の知的障害があったと事件後叔母がマスコミに証言しています。

クリーブランド監禁事件・第二の事件

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ミシェルの次に誘拐されたのは当時16歳だったアマンダ・ベリーです。誕生日を控えていたアマンダはアルバイトから帰宅後に誕生パーティーを行う予定でした。

しかし姉に「車で送ってくれる人がいる」と電話したのを最後に行方がわからなくなります。アマンダの失踪状況について見ていきましょう。

2003年当時16歳だったアマンダさんがバイト終わりに姿を消す

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2003年4月21日に当時16歳だったアマンダ・ベリーが失踪しました。午後7時40分ころにアルバイトとして働いていたファストフード店を出た後に行方がわからなくなったのです。

誕生日を翌日に控えていたため帰宅後は誕生日パーティーを行う予定でした。姉には「車で送ってくれる人がいる」と伝えていましたが電話を最後に足取りがつかめなくなりました。

カストロはアマンダに「自分の息子も同じ店で働いているから家まで送ってあげる」と言い誘拐していました。

クリーブランド監禁事件・第三の事件

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最後に誘拐されたのはジョージーナ・デヘスースです。学校から帰宅途中のジーナを最後に目撃していたのは皮肉にも犯人であるカストロの娘でした。

父親が犯人だとは知らずカストロの娘は親友の失踪に心を痛め続けていました。ジーナの失踪状況について見ていきましょう。

2004年当時14歳だったジーナさんが親友と一緒に帰宅していた

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2004年4月2日当時14歳だったジョージーナ・デヘスースは学校から帰宅する途中に失踪しました。カストロの娘と親友だったジーナは事件当日も一緒に帰宅していました。

カストロの娘がジーナと一緒に他の友人の家で遊んでいいかを訪ねるため自宅へ電話をしましたが母親が承諾しなかったので、二人は別れて帰宅しその後ジーナは行方がわからなくなったのです。

事件が発覚した後カストロの娘はテレビに出演して「ジーナに謝りたい」と泣きながら語りました。

住民総出で捜索が行われた

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同じ町で立て続けに若い女性が失踪したため町の住民たちで協力して捜索が行われました。アメリカでは失踪事件が非常に多く身代金などの要求がなければ捜査が行われないのです。

住民総出で人が隠れられそうな場所や民家のない山間部など町中を捜索しましたが発見されることはありませんでした。教師や市の職員も捜索に協力して夜のパトロールを行ない、捜索には犯人であるカストロも加わっています。

捜索活動には進んで参加しながら帰宅後は女性たちに暴行を加える毎日を送っていました。

犯人・アリエル・カストロについて

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犯人のアリエル・カストロはプエルトリコからの移民でした。社交的で音楽好きとして知られていましたが、実際には妻へのDVで逮捕歴がある人物です。

表の顔と裏の顔があり身内からはモンスターと呼ばれていました。カストロはどのような人物だったのか見ていきましょう。

プエルトリコからの移民

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カストロの両親はプエルトリコからの移民でした。プエルトリコとはカリブ海北東に位置するアメリカの自治的・未編入領域です。いくつかの島で構成されていてドミニカ共和国とはモナ海峡を隔てて存在しています。

長年スペインの植民地でしたが第二次キューバ独立戦争がきっかけでプエルトリコでも反乱が起き、1897年に自治が認められるようになります。

しかし1898年8月にアメリカ軍に占領されて戦後はアメリカの領土となりました。

社交的で音楽好き

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カストロは社交的で音楽好きとして知られていました。2012年まではスクールバスのドライバーをしていて、仕事を終えた後はバンド活動を行っていました。

ベーシストとしてクラブで演奏し町でも人気を博しています。友人も多くたびたび自宅に招き入れていますが友人たちは地下室に女性がいることに気づきませんでした。

地下から音がして友人が訪ねた際には「地下で犬を飼っている」と答えています。裏ではひどい暴力を振りながら表では明るい人物を演じていたのです。

妻との間に4人の子供が居た

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妻との間には4人の子どもがいました。しかしカストロが妻に暴力を振るっていたため1996年に妻は子供を連れて家を出ています。

カストロの息子であり現在は銀行員として働いているアンソニーは事件後に「親父の自宅はいつも閉まっていて、特に、地下室や屋根裏部屋、車庫は誰も近づくことができなかった」と語りました。

妻が家を出た後は子供たちとも疎遠になり、子どもがカストロの家に20分以上とどまることはなかったようです。

身内からはモンスターと呼ばれていた

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