2019年8月28日 更新

クリーブランド監禁事件の概要とその後!犯人の生い立ちについても

クリーブランド監禁事件は2013年にアメリカで発覚した事件で、女性3人が誘拐されて10年以上監禁されていました。犯人は社交的でしたが実際は妻へのDVで逮捕歴があり身内からはモンスターと呼ばれていました。事件の概要や犯人の生い立ちをご紹介します。

目次

全米を震撼させたクリーブランド監禁事件

Chains Feet Sand - Free photo on Pixabay (587407)

2013年に発覚したクリーブランド監禁事件は全米を震撼させる事件となりました。女性3人が誘拐され暴力や性的暴力を繰り返されていたのです。女性たちは妊娠するたびに暴行されて流産していました。

犯人がいつも必ずかける鍵をかけ忘れたため女性たちは通行人に助けを求めて外に出ることができました。犯人は逮捕されましたが刑務所内で自殺をしています。

事件の概要や監禁生活の様子、犯人の生い立ち、女性たちの現在についてご紹介していきます。

クリーブランド監禁事件の概要

Question Mark Why Problem - Free photo on Pixabay (587409)

クリーブランド監禁事件は2013年に監禁されていた女性とその子どもが外に出たことがきっかけで発覚しました。女性が他にも監禁されている人がいると話したため警察が犯人の家へ向かい、他の2人も救出されたのです。

事件の概要を詳しく見ていきましょう。

2013年5月6日被害者の女性と幼女が監禁から逃れ事件発覚

Hand Faust Violent - Free photo on Pixabay (587410)

2013年5月6日にクリーブランド市シーモア通りのある家から助けを呼ぶ声がしたため、近所の男性が声に気づいてドアを蹴破ると女性と幼い女の子が出てきました。

女性が隣家の電話を借りて警察に電話をしたことで事件が発覚しました。助けを求めた女性の名前はアマンダ・ベリーで、子どもはジョセリンです。

ジョセリンは犯人であるアリエル・カストロとの間にできた女の子で、保護された当時は6歳になっていました。

「16歳の頃に誘拐された」と語る

Phone Old Year Built 1955 - Free photo on Pixabay (587411)

アマンダ・ベリーは電話で「16歳のときに誘拐された」と警察に語りました。実際にアマンダはファストフード店でのアルバイトを終えて「これから車に乗せてもらって帰る」と姉に電話したのを最後に行方不明になっていました。

しかし警察は家出だと判断して特別な捜査は行っていません。一緒に保護された女の子は後にDNA鑑定が行われてカストロが父親であることが明らかになっています。

アマンダ・ベリーを無理やりレイプした結果生まれたのがジョセリンでした。

「他にも被害者が居る」と語る

Sad Depressed Depression - Free photo on Pixabay (587412)

電話では「他にも被害者がいる」と語られました。他の被害者とはジョージーナ・デヘスースとミシェル・ナイトの2人のことです。

ジョージーナ・デヘスースは14歳のときに誘拐されていてカストロの実の娘と親友の関係でしたが娘は父親が犯人だとは知りませんでした。ミシェル・ナイトは21歳のときに誘拐されています。

アマンダとジーナの失踪には類似点があったためテレビで特集が組まれたこともありましたが捜査に進展はありませんでした。

通報により警察が駆けつけ、犯人を逮捕

Police Arrest Detention - Free photo on Pixabay (587414)

アマンダからの電話で警察が現場へ駆けつけました。後にカストロは逮捕され、同時に兄弟のペドロ・カストロとオニール・カストロも逮捕されました。

ペドロとオニールは数日後に釈放されて事件には関りがなかったことが明らかになっています。事件後には自宅に石を投げられたり侵入されたりする被害に遭ったため、母親とともに身を隠す事態となりました。

取材に対して兄弟は「弟が何をしているか知ったら、兄弟であろうとなかろうと関係なく、すぐ警察に通報していただろう」と語っています。

同家から発見された2名も救出される

Teddy Bear Lost - Free photo on Pixabay (587415)

駆け付けた警察はカストロの自宅でジーナとミシェルを発見し保護します。ジーナは2004年4月2日、ミシェルは2002年8月23日に行方不明になっていて救出されるまでの約10年間を地下室や2階の部屋で過ごしていました。

カストロの家と被害者たちの家は約5kmしか距離が離れておらず、同じ町で立て続けに行方不明者が出ていたこともありカストロ自身が捜索ボランティアに参加していました。

事件前から全員がカストロとは顔見知りの関係にありました。

クリーブランド監禁事件・第一の事件

Woman Girl Falling - Free photo on Pixabay (587418)

クリーブランド監禁事件で最初に誘拐されたのは当時21歳だったミシェル・ナイトです。離婚したばかりだったミシェルは夫と息子の親権争いをしていて、実家を訪れた後にソーシャルワーカーの元を訪ねる予定でした。

しかしソーシャルワーカーの元へ現れることなく姿をくらましてしまったのです。ミシェルの失踪状況について詳しく見ていきましょう。

2002年8月当時21歳のミシェルさんが実家を訪れる

Shutters Architecture Window - Free photo on Pixabay (587419)

2002年8月23日、ミシェルは実家を訪れ母親のバーバラと会っていました。ミシェルは家族から虐待を受けていて事件後は母親に会うことも母親が住む家に戻ることも拒否しています。

実際に救出されて病院に入院した後は母親とは合わずジーナの家へ行っています。ミシェルには双子の弟フレディーもいましたが、16歳のときに母親から家を追い出されていたこともありミシェルの失踪はテレビで知ったということでした。

母親の家を訪れた後はソーシャルワーカーの元を訪れる予定でした。

ソーシャルワーカーの元へ行く予定もミシェルは姿を現さなかった

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