目次
- 御殿場事件とは?
- 加害者少年たちの主張
- 御殿場事件の裁判で起きた不可解な出来事
- 少年らのアリバイ確認は?
- 被害者少女の嘘が明るみに
- 訴因変更が認められる
- 裁判の結末は?少年たちに有罪判決
- 少年たちの判決内容詳細
- 【一審判決の疑問点】少女が嘘をついた理由
- 【二審判決の疑問点】事件当日の天候
- 少女の供述内容
- 雨量計の記録
- 専門家の判断は?
- 現場近くで事故を起こした人の供述
- 裁判所の判断は?
- 最高裁判決からの収監
- 川越少年刑務所に服役
- 少年らのコメント
- 被害者少女・井上小百合さんの本当の姿
- 事件の日は男性と会っていた?
- これに対する世間の反応
- 裁判では男性も証言
- 御殿場事件の冤罪を疑う理由
- 被害者少女が証言を変えた
- 強姦の証拠がない
- 被害者の天候に関する証言が曖昧
- 犯行を認めたのは警察の圧力があったから?
- 検察側の有罪を決めつけるような態度
- 服役中の仮出所がなぜか認められず
- 少年らが逮捕された理由が他にあるという説
- テレビ朝日の取材で新たな疑問点が?!
- それでも僕らはやってない
- 進入禁止のロープに関する供述の矛盾
- 調書の日付
- 御殿場事件その後それぞれの現在の姿
- 被害者井上小百合の現在
- 少年たちのその後
- 世間の反応
- ドラマ「99.9」で御殿場事件がモデルに?!
- 御殿場事件は解決したと言えるのか
そもそも井上小百合が16日に被害が遭ったと言っていたことで、少年たちの両親は必死にアリバイの証拠を探しました。アルバイトのタイムカードや、食事をしていた店の証言やレシート、更に井上小百合が男と逢っていたという通話記録や、証拠など多々あります。
ここまでの証拠物を出されても、検察側は「皆で口裏を合わせている」として拒否したのです。更に、天候についても冷静に判断したとは言えません。
警察も検察も、初めから結論ありきで少年たちを犯罪者として扱っています。検察も法のプロであるならば、もう少し冷静に再調査をしてもいいのではないでしょうか?これでは、証拠がいくらあったとしても、いつ握りつぶされるのかという恐怖を一般人が感じてもおかしくありません。
ここまでの証拠物を出されても、検察側は「皆で口裏を合わせている」として拒否したのです。更に、天候についても冷静に判断したとは言えません。
警察も検察も、初めから結論ありきで少年たちを犯罪者として扱っています。検察も法のプロであるならば、もう少し冷静に再調査をしてもいいのではないでしょうか?これでは、証拠がいくらあったとしても、いつ握りつぶされるのかという恐怖を一般人が感じてもおかしくありません。
服役中の仮出所がなぜか認められず
via pixabay.com
少年たちは懲役2年という地裁の判決は破棄されたものの、懲役1年6ヶ月の実刑判決を下されました。たいてい、前科の無い初犯で、刑期自体も短いこのような状況下では、仮出所が認められることが多いのです。
服役中の態度に問題が無く、身元引受人もしっかりしている場合、殺人事件の犯人でさえ刑期を多少残して、仮出所の後に保護観察処分が下されます。しかし、少年たちは仮出所が何故か認められず、満期の服役生活を過ごすことになりました。
服役中の態度に問題が無く、身元引受人もしっかりしている場合、殺人事件の犯人でさえ刑期を多少残して、仮出所の後に保護観察処分が下されます。しかし、少年たちは仮出所が何故か認められず、満期の服役生活を過ごすことになりました。
少年らが逮捕された理由が他にあるという説
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少年たちは自分でも札付きの不良だったこと認めています。そのせいか、ネットで噂されている話として、少年たちの知り合いに暴力団やチンピラなどがいて、何人か女を紹介していたという噂があります。
そのことがバレると、今回の事件も犯人と言われても否定出来ないという話がありますが、今の所そのような証拠はありません。少年たちは不良だったことは認めていますが、この事件に関しては「絶対にやっていない」と強く訴え、16日のアリバイも証明されているのですから、その噂にはあまり信憑性を感じられません。
そのことがバレると、今回の事件も犯人と言われても否定出来ないという話がありますが、今の所そのような証拠はありません。少年たちは不良だったことは認めていますが、この事件に関しては「絶対にやっていない」と強く訴え、16日のアリバイも証明されているのですから、その噂にはあまり信憑性を感じられません。
テレビ朝日の取材で新たな疑問点が?!
via pixabay.com
先程も述べたように、この事件はテレビ朝日が約10年に亘り追い、様々な疑問点を上げています。テレビですし、最近は悪名高いテレビ朝日ということもあって、ネットでは賛否が分かれた部分もありました。
確かに、マスコミも結論ありきで物事を論じますし、番組の構成や編集もそのように作ります。新聞、テレビ、ラジオ、映画など、昔からマスコミは国民に対してのプロバガンダや、扇動ツールなのは事実です。
しかし、そのようなマイナス面を割り引いたとしても、やはりこの事件には矛盾や疑問が残るのです。ここでは、テレビ朝日の取材で分かった、新たな疑問点を紹介していきます。
確かに、マスコミも結論ありきで物事を論じますし、番組の構成や編集もそのように作ります。新聞、テレビ、ラジオ、映画など、昔からマスコミは国民に対してのプロバガンダや、扇動ツールなのは事実です。
しかし、そのようなマイナス面を割り引いたとしても、やはりこの事件には矛盾や疑問が残るのです。ここでは、テレビ朝日の取材で分かった、新たな疑問点を紹介していきます。
それでも僕らはやってない
via pixabay.com
「それでも僕らはやってない~親と子の闘い3000日」という番組は、テレビ朝日が約10年この事件と、少年たちを支える家族を取材して出来た番組です。
2009年(平成21年)6月1日(月)に放送されたこの番組は、世間で大いに話題となりました。放送後の番組HPは、2万件以上のアクセスがあるほど反響があったのです。その為、急遽6月29日(月)も再放送した程です。
元フジテレビアナウンサーで、のちにフリーとなった長野智子は、訴因変更を認めた静岡地方裁判所沼津支部の、当時の裁判長、高橋祥子や井上小百合に突撃取材も行っていました。
2009年(平成21年)6月1日(月)に放送されたこの番組は、世間で大いに話題となりました。放送後の番組HPは、2万件以上のアクセスがあるほど反響があったのです。その為、急遽6月29日(月)も再放送した程です。
元フジテレビアナウンサーで、のちにフリーとなった長野智子は、訴因変更を認めた静岡地方裁判所沼津支部の、当時の裁判長、高橋祥子や井上小百合に突撃取材も行っていました。
進入禁止のロープに関する供述の矛盾
via pixabay.com
この番組では、様々な検証を行っていましたが、新たに判明した矛盾点も出てきました。
当初事件の日時は、16日(日)でしたが、少年たち全員の供述書で、「暴行した場所は公園内の東屋で行うつもりだったが、工事中のロープが張られていた為、芝生で行った」という供述があったのです。
しかし、事件が9日(日)であれば、東屋のロープは張られていませんでした。これは、御殿場市の工事業者に確認が取れている為、ここでも矛盾が発生してきます。
当初事件の日時は、16日(日)でしたが、少年たち全員の供述書で、「暴行した場所は公園内の東屋で行うつもりだったが、工事中のロープが張られていた為、芝生で行った」という供述があったのです。
しかし、事件が9日(日)であれば、東屋のロープは張られていませんでした。これは、御殿場市の工事業者に確認が取れている為、ここでも矛盾が発生してきます。
調書の日付
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何度か述べましたが、出会い系で出逢った会社員の男の登場で、そのことについては嘘を付きとおせないと判断したのか、井上小百合は突如として、被害に遭った日付を変更しました。
そのことで、調書に辻褄が合わなくなることは、素人でも考えるものでしょう。しかし、よりにもよって事件や犯罪、そして司法のプロであるはずの警察や、検察、そして裁判長は調書を作り直しませんでした。
変更したのは、日付だけなのです。結果、天候の状況、東屋の進入禁止のロープの有無、少女が生理だったかどうかなど、当然おかしな点ばかりが増えていきます。それでも検察は、調書や資料などは当初16日として作成したものを使って、裁判を続けていたのです。
そのことで、調書に辻褄が合わなくなることは、素人でも考えるものでしょう。しかし、よりにもよって事件や犯罪、そして司法のプロであるはずの警察や、検察、そして裁判長は調書を作り直しませんでした。
変更したのは、日付だけなのです。結果、天候の状況、東屋の進入禁止のロープの有無、少女が生理だったかどうかなど、当然おかしな点ばかりが増えていきます。それでも検察は、調書や資料などは当初16日として作成したものを使って、裁判を続けていたのです。
御殿場事件その後それぞれの現在の姿
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この事件は、少年たちが満期で刑期を終えてからも、すでに10年近く経っているので表面上は解決済みです。しかし、疑惑は募るばかりで、闇の深さを感じることには変わりありません。
今でも冤罪を疑う声は大きく、事件を追及している人達もいます。もし本当に冤罪だったのであれば、少年たちの貴重な10代20代という青春時代を、国家権力が潰してしまったと言えるでしょう。
事件当時係わった警察官や検察官、そして地裁の裁判長などは、事件後すぐに退職したり、異動になったりもしています。これは果たして偶然と言えるのでしょうか?謎は深まるばかりですが、この事件の真相がハッキリと判明する日は来ないのかもしれません。
今でも冤罪を疑う声は大きく、事件を追及している人達もいます。もし本当に冤罪だったのであれば、少年たちの貴重な10代20代という青春時代を、国家権力が潰してしまったと言えるでしょう。
事件当時係わった警察官や検察官、そして地裁の裁判長などは、事件後すぐに退職したり、異動になったりもしています。これは果たして偶然と言えるのでしょうか?謎は深まるばかりですが、この事件の真相がハッキリと判明する日は来ないのかもしれません。
被害者井上小百合の現在
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先程紹介したテレビ朝日の特番で、フリーアナウンサーの長野智子は、井上小百合に突撃インタビューをしていましたが、彼女は何も語らずにその場を足早に去りました。質問状も出していたようですが、回答も得られなかったようです。
この時以来、井上小百合が今何処で何をしているのかは不明です。当時、家族で住んでいた場所は、事件後に家族全員で引っ越ししてしまいました。
ネットでは、彼女の弟が自殺してしまったという噂が流れています。この事件について、精神的に追い詰められていたのではないか?などの理由が上げられていますが、真相は分かっていません。
この時以来、井上小百合が今何処で何をしているのかは不明です。当時、家族で住んでいた場所は、事件後に家族全員で引っ越ししてしまいました。
ネットでは、彼女の弟が自殺してしまったという噂が流れています。この事件について、精神的に追い詰められていたのではないか?などの理由が上げられていますが、真相は分かっていません。
少年たちのその後
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当時主犯格とされた4人の少年たちは、2010年(平成22年)の夏に全員出所し、ようやく自由の身になれました。出所した後、彼らはテレビ朝日の取材で、「胸を張って堂々と出てこれた」「まだ闘いは終わっていない」と答えます。
2011年(平成23年)に、少年たちは井上小百合に対して、民事訴訟を起こしました。名誉を傷つけられたとして、2000万円の損害賠償請求をしたのです。
しかし、この民事訴訟すらも棄却されてしまいました。ここまで来ると、どうしてもこの少年たちを前科者にしておきたい何者かがいるのではないか?と疑われても仕方がありません。
2011年(平成23年)に、少年たちは井上小百合に対して、民事訴訟を起こしました。名誉を傷つけられたとして、2000万円の損害賠償請求をしたのです。
しかし、この民事訴訟すらも棄却されてしまいました。ここまで来ると、どうしてもこの少年たちを前科者にしておきたい何者かがいるのではないか?と疑われても仕方がありません。
世間の反応
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