2019年9月2日 更新

東京弁が標準語は勘違い?東京弁の種類や具体例を紹介!

日本には多くの方言がありますが、東京弁=標準語と勘違いしていませんか?東京弁は気取っていると言われがちですが、東京弁も立派な方言であることを知っていただければと思います。東京弁とはいったい何なのか、ここで紹介していきたいと思います。

江戸、特に庶民の言葉を特徴づけたものに「六方ことば」があります。武士の言葉に、ことさら粗野な関東方言を取り入れた乱暴な言葉遣いのもので、物売りや下層の商人の間で広まったとされています。

六方ことばの流行は衰えていきますが、魚屋・侠客など一部の人々の間に根強く浸透し、途切れることなく受け継がれて江戸・東京の下町の最も特徴的な口調として「べらんめえ口調」として生き残ることになりました。「やだ・でかい・ちゃんと」などは、今でも日常的に使われている言葉の一つです。

東京弁に関する他地域の本音

Tokyo Japan Tower - Free photo on Pixabay (597721)

そもそも東京のイメージとして、「東京の人は冷たいから気をつけて」「プライドの塊だから東京人は嫌い」といった悪いイメージが比較的多いのが現実です。なので、東京弁に対しても、あまり良い印象がないのかもしれません。

生粋の東京人は、3代以上東京で住んできた人のことを言うのですが、言い換えれば、それだけ地方出身者が多いと言うことなのです。それでも、東京出身・東京弁に対して偏見ともとれる印象が根強いのが現状なのです。

気取っている

Japan Tokyo Shinjuku - Free photo on Pixabay (597722)

東京弁を話す人にとっては、当然、何も意識せずに使っている言葉です。しかし、他地域からすると、気取っているという印象があるようです。方言は可愛いと良い印象で表現されることが多いですが、なぜか東京弁は気取っているという悪い印象で表現されています。

地方に行くと、どうせオレは田舎者だよっ!という態度をとる人がいます。何か地元の事を東京出身者に言われたりすると、凄くムキになって反論してきたり、「東京の人は冷たい・物事をハッキリ言う・東京は怖いところ」など悪いイメージが、さらに悪い印象を抱かせているのかもしれません。

標準語だと勘違いしている

False Error Missing - Free vector graphic on Pixabay (597724)

東京に住んでいる人は、自分の話している言葉が、東京弁であるという意識が薄く、標準語と東京弁の区別が難しいと思います。イントネーションなどの違いなどありますが、それを学ぼうとするのはアナウンサー志望などの人であり、東京出身だから標準語を喋らなければとは思いません。

しかし、東京以外の地域の人からすれば、なおさら東京弁と標準語の違いなど判らないので、標準語を喋って気取っておりなど偏見とも取れる印象を抱きやすいのではないでしょうか。

他県の方言をバカにしている

No Negative Cards - Free image on Pixabay (597739)

田舎に憧れると東京出身者が言うことがありますが、言い方によっては嫌味に受け取られて相手に不快な思いをさせかねないですし、田舎出身だということにコンプレックスを持っている方もいます。よく地方出身の方は「訛りが恥ずかしい」なんて言いますが、決してそんなことはありません。

東京で同じ道府県の出身者に出会ったら確実に親近感湧きますし、一気に方言で話し始めるなんてことありませんか?東京出身だと、そういう感情ってあまりないんです。それを言うと、他県の方言を馬鹿にしているなどと怒られることもあるので、東京出身者は肩身が狭いなんてこともあるかもしれません。

他県の方言を無理に取り入れてグチャグチャになっている

Question Mark Important Sign - Free image on Pixabay (597741)

お笑い番組などで、関西出身の芸人さんが関西弁で話しをしていたり、東北出身の人が訛りを活かして漫才をしていることもあり、東京にいても日常的に方言を聞くことが多くなってきています。

面白おかしく、他県の方言を無理に取りいれグチャグチャな状態で会話していることがあるかもしれません。東京弁は標準語に近く方言というイメージがない分、東京弁を喋る人からすると、どこか方言に憧れている部分があるのかもしれません。

東京弁を話す当事者の意見

Shibuya Intersection Skyline - Free photo on Pixabay (597744)

東京弁と言っても、東京の中でも地域によって多少の差があることは説明しました。山の手言葉や江戸弁、多摩弁など様々な東京弁があり、東京という狭い地域の中にも、いくつかの方言がありますが、あまり意識せずに東京弁として使用しているのです。

東京弁を話す当事者からすると、他地域が抱く東京弁の印象があまり良くないのは、なんとなく知っていたり直接言われたりする人もいるかもしれません。逆に東京弁を当たり前に使用する東京出身の人の意見とはどんなものがあるのでしょうか。

東京弁と意識したことはない

Ginza Wako Tokyo - Free photo on Pixabay (597746)

東京弁を話す人からすると、自分は東京弁を話しているという意識をしたことはないのではないでしょうか。東京出身者からすれば、それが普段話す言葉であり、訛りがあるとか方言がどうという意識はないと思います。

逆に言えば、東京弁=標準語と思っている人も多いのかもしれません。はっきりと、自分たちの話す言葉が方言だと指摘されること・教わることがないので、東京弁だとか方言がという考えを持っていないという方が正しいのかもしれません。

標準語を気にするのは東京以外の地域

Agriculture Rice Plantation - Free photo on Pixabay (597748)

東京弁だとか標準語と意識するのは、東京以外の地域で、方言がある地域は特に意識するのではないでしょうか。イントネーションが違ったり、言葉そのものが違ったりするので差を実感しやすいからなのかもしれません。

東京弁、標準語を話す人は、イントネーションが違うことで初めて「訛り」を意識するのです。地元に居れば方言を意識することがないのと一緒で、東京弁を話す人からすれば、東京弁を意識することがないのは当たり前なのです。

他地域は方言を大切にしたいのか直したいのかわからない

Open Book Library Education - Free photo on Pixabay (597749)

地方出身者は、「田舎は嫌」「訛りがね」とか卑下するような言い方をしますが、その割には大切にしているのでは?と思うこともあり、本当はどっちなの?と聞きたくなることがあります。

東京弁を標準語だと思っている人も多いですし、「方言を馬鹿にして」と誤解している人も少なからずいるため東京弁を話す人からすると、どうしたいのか?と疑問に思ってしまうのではないでしょうか。他地域方言と同じように東京にも方言があるのだと理解する人が増えると、東京出身者への偏見もなくなるのかもしれません。

結局東京に来ると皆東京弁に直している

Urban Landscape Tokyo - Free photo on Pixabay (597751)

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