目次
- グリズリー事件を風化させないように
- グリズリー事件とは
- 世界や日本各地で起きたグリズリー事件
- ペトロパブロフスクヒグマ事件
- グリズリーマン事件
- 秋田八幡クマ牧場ヒグマ事件
- 石狩沼田札幌新事件
- 星野道夫氏ヒグマ激撃事件
- 福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件
- 三毛別ヒグマ事件
- 札幌丘株事件
- 下富良野事件
- 風不死岳事件
- グリズリー事件のようにヒグマに出合ってしまった場合の対処法
- クマが気づいていない場合
- クマが気づいていても無視している場合
- クマが近づいてくる場合
- クマと急に出会った場合
- 走って逃げてはいけない理由は?
- クマに出会った時のために持っておきたいもの
- 鉈
- 鈴などの音の出るもの
- クマ撃退スプレー
- ヒグマに襲われた時の防御姿勢
- うつ伏せになり腹と顔そして首を守る
- どうしてヒグマが人里に下りてくるようになったのか
- 食糧不足
- 暮らせる土地不足
- 山に人が増えたため
- 人間からもらえる食事の味を覚えた
- 人肉の味を覚えてしまった
- グリズリー事件のようなを起こさないためにもクマ対策を
万が一、クマに出会った時に対処法だけでは不安という方のために、持っておきたいクマ対策グッツをご紹介していきます。お互いに気付きづらい状況では、いつクマにでくわしてしまうかわかりません。
お互いに気付きづらい状況とは、見通しの悪い林内、ササ地などの草藪、霧や日暮れの時間帯、夜間や早朝などの視界が悪く周囲の状況がわかりづらい場合や、沢沿い・風の強い日、雨の日なども音が通りにくく、お互いを視認しづらいのです。そんな時に役立つものをご紹介していきます。
お互いに気付きづらい状況とは、見通しの悪い林内、ササ地などの草藪、霧や日暮れの時間帯、夜間や早朝などの視界が悪く周囲の状況がわかりづらい場合や、沢沿い・風の強い日、雨の日なども音が通りにくく、お互いを視認しづらいのです。そんな時に役立つものをご紹介していきます。
鉈
via pixabay.com
「鉈」は「なた」と読みます。これはクマ対策の武器として持ち歩くというよりは、万が一の時のために使用する刃物だと思ってもらった方がよいでしょう。鉈のリーチはせいぜい1mであり、クマと戦うのは難しいかもしれません。とはいえ、野外生活でも使用でき、いざという時に武器になる鉈は持っていれば少し心強いでしょう。
実際に、ナタやスコップなどでヒグマを撃退した例もありますので何も持っていないより、何か武器になる刃物を持っていた方がよいかもしれません。慣れない道具を振り回すのは危険が伴うこともありますので、使用する際は注意が必要です。
実際に、ナタやスコップなどでヒグマを撃退した例もありますので何も持っていないより、何か武器になる刃物を持っていた方がよいかもしれません。慣れない道具を振り回すのは危険が伴うこともありますので、使用する際は注意が必要です。
鈴などの音の出るもの
via pixabay.com
近い距離でクマとばったり出会うのを防ぐには、音で人がいることをクマに知らせることが大切です。人とクマがお互いに気付かないまま近い距離で出会った場合は、人間だけでなくクマも驚いてとっさに攻撃する場合があります。一般的にヒグマは人の存在に気づくと人を避ける事のほうが多いので、距離的に余裕があるうちに音や声を出して人の存在を知らせましょう。
一般的に知られているのがクマよけの鈴ですが、音が出るものであればラジオでも代用可能です。また鈴やラジオは人の存在を知らせる有効なアイテムですが、周辺の音を聞き取りにくくするものでもあります。音を鳴らすのと同じくらい、周辺の音や気配を感じ取れるよう気を付けてください。
一般的に知られているのがクマよけの鈴ですが、音が出るものであればラジオでも代用可能です。また鈴やラジオは人の存在を知らせる有効なアイテムですが、周辺の音を聞き取りにくくするものでもあります。音を鳴らすのと同じくらい、周辺の音や気配を感じ取れるよう気を付けてください。
クマ撃退スプレー
via pixabay.com
「クマ撃退スプレー」というものがあるのをご存知でしょうか?「クマ撃退スプレー」の主成分は唐辛子で、熊の頭部に向けて噴射することで、唐辛子の成分が目や鼻そして口にかかります。熊はこれまで経験したことがない強烈な痛みと刺激臭を感じ退散するのです。
クマ撃退スプレーはクマを追い払ったり、クマが近くに来てしまった時に使用しましょう。レンタルも行っているようなので、普段使用する機会がない方はレンタルするのがオススです。人間に少しでもかかってしまうと、皮膚の場合水ぶくれやただれになったり、目の場合は視力低下や失明の危険もあります。使用する際は注意事項をしっかりと確認しましょう。
クマ撃退スプレーはクマを追い払ったり、クマが近くに来てしまった時に使用しましょう。レンタルも行っているようなので、普段使用する機会がない方はレンタルするのがオススです。人間に少しでもかかってしまうと、皮膚の場合水ぶくれやただれになったり、目の場合は視力低下や失明の危険もあります。使用する際は注意事項をしっかりと確認しましょう。
ヒグマに襲われた時の防御姿勢
via pixabay.com
クマに出会わないようにする、クマに近づかないようにするのが大切なのはよくわかっていただけたと思いますが、万が一クマに襲われた時にどうしたらよいのかご紹介していきます。クマに襲われてしまったら防御姿勢をとり、命を守ることが大切になります。その防御姿勢について詳しく解説していきます。
うつ伏せになり腹と顔そして首を守る
via pixabay.com
クマに襲われた時の防御姿勢で大切なことは、頭・お腹・首を守ることです。うつ伏せになって顔とお腹を守り、首の後ろは手を回して保護してください。通常山に入っている人は、バックパックを背負っていると思いますが、それを背負ったままうつ伏せになることで、バックパックがプロテクターになります。クマに転がされても、その勢いで元の姿勢に戻ることが大切になります。
どうしてヒグマが人里に下りてくるようになったのか
via pixabay.com
最近はニュースでクマやいろんな野生動物が人里に下りてきているのを目にすると思います。なぜクマや野生動物は人里に下りてきているのでしょうか?
特に2004年は、ツキノワグマとヒトの遭遇事故が頻発した年で、日本全国でクマによる人身事故は100件以上起き、噛みつかれたり引っかかれたりするケガの事故だけでなく、死亡事故も起きてしまいました。目撃情報も前年に比べて増加しました。クマが人里に下りてきている理由に迫ります。
特に2004年は、ツキノワグマとヒトの遭遇事故が頻発した年で、日本全国でクマによる人身事故は100件以上起き、噛みつかれたり引っかかれたりするケガの事故だけでなく、死亡事故も起きてしまいました。目撃情報も前年に比べて増加しました。クマが人里に下りてきている理由に迫ります。
食糧不足
via pixabay.com
クマが人里に下りてきた理由には「食糧不足」が挙げられるでしょう。異常気象や台風、害虫などの影響でその年の食べ物が不作だったりすると、食べ物が豊富な人の近くに下りてきてしまうのでしょう。
ツキノワグマの主食であるブナやドングリが不作になると、冬眠を前にして食べ物に困ったクマや十分に食べ物をとることがまだ上手でない若グマや行動的なオスグマが、人里に降りてきてしまうことが多いといわれます。近年進む地球温暖化による異常気象によってクマたちも山を降りざるをえないのではないでしょうか?
ツキノワグマの主食であるブナやドングリが不作になると、冬眠を前にして食べ物に困ったクマや十分に食べ物をとることがまだ上手でない若グマや行動的なオスグマが、人里に降りてきてしまうことが多いといわれます。近年進む地球温暖化による異常気象によってクマたちも山を降りざるをえないのではないでしょうか?
暮らせる土地不足
via pixabay.com
「暮らせる土地不足」もクマが人里に下りてきてしまう原因の一つでしょう。近年、里山の荒廃によりクマと人間の生活圏が隣り合わせになりつつあります。クマが住む里山とは、山村の集落や田畑周辺の山林のことで、かつては薪をとるためなどに利用していた場所です。昔は適度に人の手によって管理されていたので、見通しがよく基本的に臆病なクマはわざわざ危険を冒してまで、里山には入ってこなかったのです。
しかし、薪の需要がなくなったことや里山を管理する人間がいなくなったことで里山は荒れ果て、クマと人間のすむ場所中間に位置し、お互いの緩衝地帯になっていた里山がなくなってしまったのです。そのためクマの行動範囲が人の住む場所の近くまで広がったのです。
人間が住む場所には、簡単にたくさんの食糧が手に入る場所があるためクマが人里に下りてくることが多くなったのです。
しかし、薪の需要がなくなったことや里山を管理する人間がいなくなったことで里山は荒れ果て、クマと人間のすむ場所中間に位置し、お互いの緩衝地帯になっていた里山がなくなってしまったのです。そのためクマの行動範囲が人の住む場所の近くまで広がったのです。
人間が住む場所には、簡単にたくさんの食糧が手に入る場所があるためクマが人里に下りてくることが多くなったのです。
山に人が増えたため
via pixabay.com
先ほどのクマが人里に入ってくるようになったことと反対に、人間もクマの行動範囲に簡単に入るようになったことも獣害事件を起こす原因となっています。
クマが多くすんでいた山林の中を開拓したり、山菜採りやハイキング、観光、キャンプなどで、人間がクマの行動範囲を脅かすことが多くなったのです。また山を管理する人間も変わってしまうため、クマがいるなどと思わずに開拓し、クマに対する知識を持たない人々が獣害事件にあってしまうのです。
クマが多くすんでいた山林の中を開拓したり、山菜採りやハイキング、観光、キャンプなどで、人間がクマの行動範囲を脅かすことが多くなったのです。また山を管理する人間も変わってしまうため、クマがいるなどと思わずに開拓し、クマに対する知識を持たない人々が獣害事件にあってしまうのです。
人間からもらえる食事の味を覚えた
via pixabay.com
3 / 4