目次
- グリズリー事件を風化させないように
- グリズリー事件とは
- 世界や日本各地で起きたグリズリー事件
- ペトロパブロフスクヒグマ事件
- グリズリーマン事件
- 秋田八幡クマ牧場ヒグマ事件
- 石狩沼田札幌新事件
- 星野道夫氏ヒグマ激撃事件
- 福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件
- 三毛別ヒグマ事件
- 札幌丘株事件
- 下富良野事件
- 風不死岳事件
- グリズリー事件のようにヒグマに出合ってしまった場合の対処法
- クマが気づいていない場合
- クマが気づいていても無視している場合
- クマが近づいてくる場合
- クマと急に出会った場合
- 走って逃げてはいけない理由は?
- クマに出会った時のために持っておきたいもの
- 鉈
- 鈴などの音の出るもの
- クマ撃退スプレー
- ヒグマに襲われた時の防御姿勢
- うつ伏せになり腹と顔そして首を守る
- どうしてヒグマが人里に下りてくるようになったのか
- 食糧不足
- 暮らせる土地不足
- 山に人が増えたため
- 人間からもらえる食事の味を覚えた
- 人肉の味を覚えてしまった
- グリズリー事件のようなを起こさないためにもクマ対策を
三毛別羆事件とは、1915年(大正4年)12月に北海道苫前郡苫前村三毛別六線沢(現苫前町三渓)で発生した熊害事件です。六線沢熊害事件、苫前羆事件とも呼ばれるそうです。この事件は冬眠に失敗したヒグマが集落を襲い、死者7名、重傷者3名を出した、日本史上最悪の獣害事件として知られているのです。
この事件の始まりは11月 、クマが三毛別六線沢集落に出没し、退治しようとするも仕留め損ねてしまったのです。翌月12月9日、このクマが太田三郎さん宅に出現し、太田家にいた2人が殺害され1人がクマに連れ去られたのです。次の日クマから遺体を奪還するために遺体の捜索隊が出動し、遺体を奪還することに成功しました。しかしその遺体の通夜の最中にクマが出現したのです。銃によってクマは驚いて逃亡しましたが、隣の明景安太郎さん宅に逃亡したクマが出現し、5人が殺害され、3人が重症を負いました。その後、警察や漁師などで討伐隊が結成され「宗谷のサバサキの兄ぃ」こと山本兵吉の弾を受け、クマは絶命したのです。
この事件では死者7名、重傷者3名を出し、日本史上最も恐ろしいクマによる獣害事件として歴史に刻まれることとなったのです。
この事件の始まりは11月 、クマが三毛別六線沢集落に出没し、退治しようとするも仕留め損ねてしまったのです。翌月12月9日、このクマが太田三郎さん宅に出現し、太田家にいた2人が殺害され1人がクマに連れ去られたのです。次の日クマから遺体を奪還するために遺体の捜索隊が出動し、遺体を奪還することに成功しました。しかしその遺体の通夜の最中にクマが出現したのです。銃によってクマは驚いて逃亡しましたが、隣の明景安太郎さん宅に逃亡したクマが出現し、5人が殺害され、3人が重症を負いました。その後、警察や漁師などで討伐隊が結成され「宗谷のサバサキの兄ぃ」こと山本兵吉の弾を受け、クマは絶命したのです。
この事件では死者7名、重傷者3名を出し、日本史上最も恐ろしいクマによる獣害事件として歴史に刻まれることとなったのです。
札幌丘株事件
via pixabay.com
札幌丘珠事件とは、1878年(明治11年)1月11日から1月18日にかけて北海道石狩国札幌郡札幌村大字丘珠村(現:札幌市東区丘珠町)で発生した獣害事件です。日本史上4番目に大きな被害を出した獣害事件とされており、冬眠から理不尽な形で目を覚まされたヒグマが猟師や開拓民の夫婦を襲い、死者3名、重傷者2名を出した事件です。
下富良野事件
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同町幾寅の農家夫婦が、11歳の少女を家に残して畑仕事に出かけた留守中に起こった悲劇的な獣害事件です。当時11歳の少女は家で一人留守番をしていると、そこに突然ヒグマが侵入してきたのです。クマは少女を連れ去って、笹薮の中で少女を食い殺してしまったのです。
風不死岳事件
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北海道千歳市・支笏湖南東岸に位置するカルデラ山、風不死岳にタケノコ採りにきた人々が、ヒグマによって次々と襲われた事件です。複数の重傷者と死亡者が2名でた事件です。
この事件のはじまりは5日、風不死岳にタケノコ採りにやってきた53歳の男性から始まります。男性が帰り支度をしていると、後の藪から音がして何かの気配に気づいて振り返えると、そこにはヒグマがいたのです。ヒグマは男性の様子をじっとうかがっているようだったので、彼は目を見開いてじっとヒグマの目を睨み、静かに後ずさっていくことにしたのです。男性の対応は完璧で、ヒグマを刺激しない方法を知っていたのです。しかし、男性は運悪く藪に足をとられてしまい、大きく転倒してしまったのです。ヒグマはそれを見て男性に飛びかかり、左足に噛み付き左右に男性の足を振り回したのです。男性は右足を使ってヒグマの顔面を何度も何度も蹴りつけました。流石に怯んだのか左足を一度は離したヒグマでしたが、今度は大きな爪で右足を押さえつけ、これを引き千切ろうとし始めたのです。
その時、一緒に来ていた義弟(46)が騒ぎを聞きつけてやってきたのです。義弟は状況を把握するとヒグマを睨みつけ、大声で怒鳴って威嚇しました。するとその大声に驚いたのか、ヒグマは男性の足を離し、藪の方へと逃げていったのです。
警察に通報すると、実は前日の4日にも風不死岳で山菜採りをしていた5人グループに、突然ヒグマが襲いかかってきたという事件があったことが判明したのです。そのため警察は風不死岳にヒグマ出現警報を出し、入山を控えるよう呼びかけました。しかし9日、風不死岳に11名のタケノコ採りにやってきたグループがその警報を無視し、山に入っていったのです。その結果、集合時間になっても戻ってこなかった3名はクマに襲われてしまうのです。藪の中で発見した1名を病院に搬送し、残りの2名を探すと瀕死の状態で倒れている仲間の1名を発見したのです。すぐに助けようとしましたが、近くにはヒグマもいて助けることはできなかったのです。
午後3時、通報を受けてやってきた警察と猟師によって、先ほどの瀕死の人がヒグマに食われているところに出くわし、すぐにヒグマを射殺したのです。食われていた1名は既に死亡しており、午後5時にはもう1人の遺体も発見されました。この事件では、死者2名、重傷者1名という被害を出し、瀕死で放置されていた死亡者は、足の筋肉を食らわれていたのです。
この事件のはじまりは5日、風不死岳にタケノコ採りにやってきた53歳の男性から始まります。男性が帰り支度をしていると、後の藪から音がして何かの気配に気づいて振り返えると、そこにはヒグマがいたのです。ヒグマは男性の様子をじっとうかがっているようだったので、彼は目を見開いてじっとヒグマの目を睨み、静かに後ずさっていくことにしたのです。男性の対応は完璧で、ヒグマを刺激しない方法を知っていたのです。しかし、男性は運悪く藪に足をとられてしまい、大きく転倒してしまったのです。ヒグマはそれを見て男性に飛びかかり、左足に噛み付き左右に男性の足を振り回したのです。男性は右足を使ってヒグマの顔面を何度も何度も蹴りつけました。流石に怯んだのか左足を一度は離したヒグマでしたが、今度は大きな爪で右足を押さえつけ、これを引き千切ろうとし始めたのです。
その時、一緒に来ていた義弟(46)が騒ぎを聞きつけてやってきたのです。義弟は状況を把握するとヒグマを睨みつけ、大声で怒鳴って威嚇しました。するとその大声に驚いたのか、ヒグマは男性の足を離し、藪の方へと逃げていったのです。
警察に通報すると、実は前日の4日にも風不死岳で山菜採りをしていた5人グループに、突然ヒグマが襲いかかってきたという事件があったことが判明したのです。そのため警察は風不死岳にヒグマ出現警報を出し、入山を控えるよう呼びかけました。しかし9日、風不死岳に11名のタケノコ採りにやってきたグループがその警報を無視し、山に入っていったのです。その結果、集合時間になっても戻ってこなかった3名はクマに襲われてしまうのです。藪の中で発見した1名を病院に搬送し、残りの2名を探すと瀕死の状態で倒れている仲間の1名を発見したのです。すぐに助けようとしましたが、近くにはヒグマもいて助けることはできなかったのです。
午後3時、通報を受けてやってきた警察と猟師によって、先ほどの瀕死の人がヒグマに食われているところに出くわし、すぐにヒグマを射殺したのです。食われていた1名は既に死亡しており、午後5時にはもう1人の遺体も発見されました。この事件では、死者2名、重傷者1名という被害を出し、瀕死で放置されていた死亡者は、足の筋肉を食らわれていたのです。
グリズリー事件のようにヒグマに出合ってしまった場合の対処法
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クマは世界では北半球に広く分布し、さまざまな自然環境に生息しています。日本ではグリズリー事件によく出没する「ヒグマ」は北海道にのみ生息しており、国内では最も大きな陸上動物なのです。また、石狩西部のヒグマ個体群は環境省レッドリストで「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定されています。
ヒグマは、オスが 約2.0mで約150~400kg、メスが約1.5mで約100~200kgもあります。これでは到底人間が勝てる相手ではありません。では、万が一グリズリー事件のようにヒグマに遭遇してしまった場合はどうしたらよいのでしょう?クマに出会ってしまった場合の対処法を見ていきましょう。
ヒグマは、オスが 約2.0mで約150~400kg、メスが約1.5mで約100~200kgもあります。これでは到底人間が勝てる相手ではありません。では、万が一グリズリー事件のようにヒグマに遭遇してしまった場合はどうしたらよいのでしょう?クマに出会ってしまった場合の対処法を見ていきましょう。
クマが気づいていない場合
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クマに出会った時の状況やそのクマの性格によって、対処法は100%の効果があるとはいえません。 クマとの事故を防ぐには出会わないことが最も重要ですが、万が一出会ってしまった場合の対処方をご紹介していきます。
クマとの距離が離れていて、クマがこちらに気付いていない場合の対処法は、クマに気付かれないようにその場からそっと離れることです。一番大切なことは落ち着くことで、クマに出会ったからといってパニックになってはいけません。
クマとの距離が離れていて、クマがこちらに気付いていない場合の対処法は、クマに気付かれないようにその場からそっと離れることです。一番大切なことは落ち着くことで、クマに出会ったからといってパニックになってはいけません。
クマが気づいていても無視している場合
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クマがこちらに気付いているがこちらを無視している場合は、クマを刺激しないように様子を見ながら少しずつ離れましょう。静かにゆっくりと、その場から離れ落ち着いて行動するようにしましょう。決して大きな音を立てたり大きな動きをしないことです、
クマが近づいてくる場合
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クマがこちらにゆっくりと近づいてくる場合は、クマはこちらが人間だということを知らずに来ている可能性があるので、クマに人間だということを知らせる必要があります。石や倒木などに上がり、大きく腕をふりながら穏やかに声をかけてください。
非常に稀ですが、上記の行動をとっても接近をやめない場合は、クマが興味本位または捕食目的で近づいている可能性もあります。その場合は車内や屋内、なければ木の上などに退避しましょう。 逃げ場がなく逃げ切れそうになければ、強気に対応しましょう。倒木や石の上に立ち自分を大きく見せ、大きな声と音をたてて威嚇しましょう。2人以上いるときは、まとまって行動しましょう。
また子グマには近づかないようにしてください。親グマは必ず近くにいて、不用意に近づけば親グマを刺激し危険な状況になります。子グマに近づくのは絶対にやめましょう。
非常に稀ですが、上記の行動をとっても接近をやめない場合は、クマが興味本位または捕食目的で近づいている可能性もあります。その場合は車内や屋内、なければ木の上などに退避しましょう。 逃げ場がなく逃げ切れそうになければ、強気に対応しましょう。倒木や石の上に立ち自分を大きく見せ、大きな声と音をたてて威嚇しましょう。2人以上いるときは、まとまって行動しましょう。
また子グマには近づかないようにしてください。親グマは必ず近くにいて、不用意に近づけば親グマを刺激し危険な状況になります。子グマに近づくのは絶対にやめましょう。
クマと急に出会った場合
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クマと突発的な遭遇をしてしまった場合は、あわてずにゆっくり両腕を上げてふり、穏やかに話かけながらクマとの間に立ち木などが来るように、クマから目を離さないようにしてゆっくりと静かに移動しましょう。クマが鼻をヒクヒクさせる行動は、相手を確認するためのものです。
クマが立ち去らない理由があるかもしれないので付近を冷静に観察し、ゆっくり離れましょう。クマが立ち去らない理由とは子鹿などの死体があり餌を食べている場合です。急な動きはクマを興奮させるので避けることとと、こちらがいつまでも動かずにいるのも、敵対行動と受け取られる可能性があるので注意しましょう。
クマが立ち去らない理由があるかもしれないので付近を冷静に観察し、ゆっくり離れましょう。クマが立ち去らない理由とは子鹿などの死体があり餌を食べている場合です。急な動きはクマを興奮させるので避けることとと、こちらがいつまでも動かずにいるのも、敵対行動と受け取られる可能性があるので注意しましょう。
走って逃げてはいけない理由は?
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クマに出会っても絶対に走ってはいけない理由は、クマを興奮させ攻撃的な行動に移してしまう場合があるからです。突発的に走って逃げたり、大声でわめくような行動は、クマを更に怯えさせ、ストレスのあまり防衛的な攻撃に移らせる可能性があります。
ヒグマは素早く動くものに反応します。あなたが走って逃げると後を追いかけてくるかもしれません。ちなみに、ヒグマは時速60kmで走ることが可能なので、絶対に逃げ切れないでしょう。
ヒグマは素早く動くものに反応します。あなたが走って逃げると後を追いかけてくるかもしれません。ちなみに、ヒグマは時速60kmで走ることが可能なので、絶対に逃げ切れないでしょう。
クマに出会った時のために持っておきたいもの
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