目次
- ウェルテル効果とは?
- ウェルテル効果とは何か
- ウェルテル効果の提唱者
- ウェルテル効果と呼ばれる理由
- ウェルテル効果の類語
- 日本で起こったウェルテル効果と考えられる例
- 心中を題材とした人形浄瑠璃のブーム
- 岡田有希子さんの自殺
- hideさん(X JAPAN)の自殺
- 上原美優さんの自殺
- ウェルテル効果の影響を受けやすい人
- 自殺願望のある人
- 自殺者と同じ悩みを抱えている人
- 自殺者の年齢や性別に類似点がある人
- 自殺者のファン
- 心理学ではどう見る?何故ウェルテル効果が起こるのか
- ウェルテル効果は社会的学習理論で説明出来る?
- 観察学習とは
- モデリングとは
- 代理強化とは
- WHOが定めるメディア向け自殺予防の手引きとは?
- WHOとは?
- 「自殺予防 メディア関係者のための手引き」の意味
- 自殺に関する啓発・教育について
- 報道の頻度や報道の仕方について
- 報道内容について
- その他
- 【報道編】ウェルテル効果を防止する為には
- 自殺報道をしない
- 自殺を大々的に取り上げない
- 詳細な自殺方法を報道しない
- 現場の写真や自殺者の個人情報を報道しない
- 自殺を正当化するような報道にしない
- 有名人の自殺報道には特に注意が必要
- 【SNS編】ウェルテル効果を防止する為には
- 自殺者や自殺現場の写真や動画を撮らない
- 自殺の目撃談や写真などをSNSに投稿しない
- SNS上の自殺に関する情報を拡散しない
- SNSの設定で他者の投稿を閲覧する範囲を制限する
- 報道やSNSが原因で連鎖するのは自殺だけか?
- 犯罪者の模倣犯が現れることも
- 虐待の手法が真似されることも
- SNSの発達で「バイトテロ」が多発した例も
- 災害時SNSによる連絡で避難する人が続出した例も
- SNSにも注意!一般人が自殺連鎖のきっかけになってしまうことも
via pixabay.com
SNSにおけるウェルテル効果の防止方法について紹介しました。SNSではそのような投稿をしないことや、拡散は行わないことなどがウェルテル効果を防止する上で重要であることが分かりました。
ウェルテル効果は、自殺に関するものだけに当てはまる現象ではありません。では、自殺以外にウェルテル効果によって連鎖してしまうこととは、どのようなものなのでしょうか?
自殺以外のウェルテル効果について解説していきます。
ウェルテル効果は、自殺に関するものだけに当てはまる現象ではありません。では、自殺以外にウェルテル効果によって連鎖してしまうこととは、どのようなものなのでしょうか?
自殺以外のウェルテル効果について解説していきます。
犯罪者の模倣犯が現れることも
via pixabay.com
殺人事件など犯罪について報道をする際に、犯罪の手口や犯人がどのような人物であったのかなどが詳しく報道されることも少なくありません。しかし、それによってウェルテル効果が発生し、模倣犯が出ることがあります。
模倣犯は、犯罪の手口などを模倣して同じ犯罪行為を行います。犯人に共感して行う場合や、憧れを持ってしまう場合など、いずれも報道による影響は大きいと言われています。
模倣犯が現れることで犯罪が連鎖してしまいます。
模倣犯は、犯罪の手口などを模倣して同じ犯罪行為を行います。犯人に共感して行う場合や、憧れを持ってしまう場合など、いずれも報道による影響は大きいと言われています。
模倣犯が現れることで犯罪が連鎖してしまいます。
虐待の手法が真似されることも
via pixabay.com
虐待に関する報道の際に、虐待された手段が真似されてしまうこともあります。例えば、「このような手段を使われていたことで発見が遅れた」などの報道があれば、その報道は加虐者にとっては有益な情報になってしまいます。
ウェルテル効果により、「この手段を使えばバレない」と思った加虐者が、その手段を模倣することで虐待の連鎖が更に広まってしまうこともあります。虐待内容などの詳細な情報は、時に虐待を助長させてしまいます。
ウェルテル効果により、「この手段を使えばバレない」と思った加虐者が、その手段を模倣することで虐待の連鎖が更に広まってしまうこともあります。虐待内容などの詳細な情報は、時に虐待を助長させてしまいます。
SNSの発達で「バイトテロ」が多発した例も
via pixabay.com
近年、バイト中の若者が不適切な動画や写真などをSNS上にアップする「バイトテロ」が頻発しました。これも、ウェルテル効果によるものではないかと言われています。
バイトテロは、動画や写真をアップすれば多くの人から拡散されます。その為、バイトテロをすれば注目されることからそれを模倣する人が後を絶たず、大きな問題になりました。
現在はバイトテロに対して賠償請求なども行われるようになり、事態は収束しています。
バイトテロは、動画や写真をアップすれば多くの人から拡散されます。その為、バイトテロをすれば注目されることからそれを模倣する人が後を絶たず、大きな問題になりました。
現在はバイトテロに対して賠償請求なども行われるようになり、事態は収束しています。
災害時SNSによる連絡で避難する人が続出した例も
via pixabay.com
災害時は、SNSでは正しい情報ではないものも多く拡散されており、悪意のあるものも少なくありません。しかし、SNSで避難を呼びかける投稿が拡散されたことで、多くの人が避難することが出来た例もあります。
避難をするべきか迷っている時に、避難を呼びかける投稿に後押しされて避難をすることが出来た人もいます。但し、災害時は不正確な情報に惑わされる危険性もある為、投稿内容をしっかりと確認し惑わされないようにしましょう。
避難をするべきか迷っている時に、避難を呼びかける投稿に後押しされて避難をすることが出来た人もいます。但し、災害時は不正確な情報に惑わされる危険性もある為、投稿内容をしっかりと確認し惑わされないようにしましょう。
SNSにも注意!一般人が自殺連鎖のきっかけになってしまうことも
via pixabay.com
自殺報道によるウェルテル効果について紹介してきました。現在は、SNSなどの発達により、メディアだけではなくTwitterなどを利用する一般人の投稿から、ウェルテル効果が発生してしまう危険性が指摘されています。
「拡散されたい、いいねを貰いたい」という身勝手な欲求が、自殺の連鎖を引き起こしてしまうこともあります。ウェルテル効果による自殺の連鎖を防止する為にも、情報の発信には気を付けるようにしましょう。
「拡散されたい、いいねを貰いたい」という身勝手な欲求が、自殺の連鎖を引き起こしてしまうこともあります。ウェルテル効果による自殺の連鎖を防止する為にも、情報の発信には気を付けるようにしましょう。
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