2019年7月22日 更新

奈良県月ヶ瀬村中学生殺人事件の動機や原因となった村の風習

奈良県で当時中学生だった浦久保充代さんが殺害された事件は、犯人が村八分にされていたことが原因だとして話題になりました。犯行の動機や村の風習、現在の月ヶ瀬村についてご紹介します。また犯人がどのような差別を受けていたのかについても見ていきましょう。

目次

Trash Can Dustbin Garbage - Free photo on Pixabay (498504)

山梨県北杜市では自治会に入らないと近所のゴミ捨て場を利用することができません。自治会に未加入の人は車で遠くのゴミステーションへ行かなければならず大変な思いをしています。

甲州地方の集落では年功序列が徹底していて公務員でも警察官でも古老には頭が上がらないと言われています。古老らはビールを飲んだ後に軽トラを運転するので一時停止無視やウインカー不点灯は頻繁に起きています。

山梨県下では「山梨ルール」と呼ばれていて、飲酒運転が当たり前となっている地域の移住者は常識が通用しない現状にノイローゼになりかねないそうです。

新潟県関川村

Piranhas Nightmare Fish Swarm - Free image on Pixabay (498509)

新潟県関川村では村八分の問題が裁判に発展しました。毎年お盆にイワナのつかみ取り大会が行われていましたが準備と片づけでゆっくり過ごせないことを理由に村民の一部が不参加を申し出たことがきっかけです。

有力者は参加しなければ村八分にするとして不参加の住民にゴミ収集箱の使用や山菜採りを禁止しました。村八分にされた住民たちは有力者を提訴し、有力者も名誉を傷つけられたとして反訴しました。

裁判では村八分の存在が認められて住民が勝ち有権者に220万円の支払いが命じられました。しかし有権者は反省することはなく、220万円を集落の積立金から払っています。

兵庫県加西市

Face Faces Dialogue - Free image on Pixabay (498511)

兵庫県加西市では2011年5月に携帯電話の中継基地設置を巡ってトラブルが発生した際、永田岳巳教育長らが近隣との関係が改善されない限り個人的な付き合いはしないとする共同絶交宣言の文書を男性4人に送りました。

旅行の積立金が一方的に解約されたり近隣の葬儀の連絡をもらえなかったりしたことから男性らは損害賠償を求めた裁判を起こしました。

判決では社会通念上許される範囲を超えたいじめがあったとして人格権の侵害が認定されました。教育長らの控訴は棄却され村八分であることが認められたのです。

奄美大島

Beach Foam Motion - Free photo on Pixabay (498513)

奄美大島では役所の力が強いとされています。役所内でも正しいことを言う人は窓際に追いやられるなど隠蔽体質が根強く、役所にたてついたら嫌がらせを受けると言われています。

民間企業に対しても排他的で島外の企業が安い品物を提供しようとしても村の基準に合わせなければ村八分的な扱いを受けるのです。行政が地元企業を守るために潰しにかかることもあります。

また、島内では最低賃金で働かされるのが当たり前で従業員は使い捨てにされることが多いようです。

差別や村八分が招いた痛ましい事件

Sunset Tree Dawn - Free photo on Pixabay (498515)

奈良県月ヶ瀬村女子中学生殺人事件は差別や村八分がきっかけで起きた痛ましい事件だと言えます。殺人は許されないことですが村八分がなければ起きることのなかった事件ではないでしょうか。

他の地域でも村八分による事件は発生しています。2000年を過ぎても閉鎖的な田舎では古い慣習から抜け出せないのでしょう。

村八分による事件を起こさないためにも閉鎖的な田舎は新しい風を受け入れなければなりません。

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