2019年8月27日 更新

ハラスメントハラスメントとは?ハラスメント33種を解説!

最近よく耳にするハラスメントですがその種類が想像以上に多くあることをご存じですか?近頃では何でもハラスメントとする嫌がらせ、ハラスメントハラスメントというものまで現れました。そんな数多いハラスメントを解説していきましょう。

ハラスメントハラスメントとは

Desperate Sad Depressed - Free photo on Pixabay (581010)

既に職場などで普通に使われるようになったハラスメントという言葉。ハラスメントとは『嫌がらせ、いじめ』のことをいいます。ハラスメントの種類は幅広く様々で、意図的または無意識を問わず、特定の個人から不特定多数の相手に対して肉体的、精神的な不快感や苦痛や困惑等を与えること全般に及びます。

近年、職場内のハラスメントは社会問題とされており、各企業は重要課題のひとつとしてその予防に向けた対策を急がさてれていますが、そんな風潮の中、ハラスメントハラスメントという新しいハラスメントが多くの企業で問題とされています。

ハラスメントハラスメントとは、ハラスメントという言葉を大義名分に何でもかんでもハラスメントだと言いがかりをつけて企業や周囲の同僚などを困らせる行為のことを指します。そして、このような行為をする社員は「ハラ・ハラ社員」と呼ばれます。企業や社会にとって非常に取り扱いの難しい存在の人物として注目されているのです。

ハラスメントハラスメントの例

Office People Accused - Free photo on Pixabay (581016)

新たなハラスメントとして問題とされているハラスメントハラスメントですがどのような前例があるのでしょうか。実際にあったハラスメントハラスメントの実例をみながらその性質、ハラスメントとなる範囲を掴んでいきましょう。

新たなハラスメントとして問題とされているハラスメントハラスメントですが今までにどのような実例があったのでしょうか。実際にあったハラスメントハラスメントの事例をみながらその性質、ハラスメントとなる範囲を掴んでいきましょう。

社員Aのケース

Entrepreneur Startup Start-Up - Free photo on Pixabay (581022)

ある会社に何度も同じミスを繰り返す社員Aがいました。最初の頃は上司も励ましながら根気強く指導していたのですが、次第に同じ部署の同僚からも彼のせいで自分達の負担が増えてると不満の声が上がりはじめ上司も教えても教えても同じミスを何度も繰り返すその社員Aに苛立ちを感じるようになりました。

そしてある日、「何回同じミスを繰り返すんだ! 周りに迷惑かけていることに気づいてないのか?」と少しキツめに注意してしまいました。そして後日、その上司は人事に呼ばれ「上司が自分にだけ厳しく注意している。これはパワハラだと思う」と社員Aが会社に対して言ってきたと聞かされます。

ミスを繰り返す社員に注意をしただけでパワハラ扱いされるというおかしなことが実際にたくさんの会社で起きています。もちろん言い方に気を付けるなど対策も必要ですが、普通の部下の指導をパワハラと言われてしまうと上司はどうすればいいのか分からなくなり結果的に上司の指導放棄につながってしまったという悪例も報告されています。

社員Bのケース

Chair Computer Desk - Free photo on Pixabay (581076)

また別の会社ではある日休んでいた社員から診断書が郵便で送られてきて、添えられていた手紙には「直属の上司から受けたパワハラによってうつ病を発症したので労災の申請をした。」という内容が書かれていました。

慌てた人事担当者がその上司や同僚から話を聞いたところ普通に仕事の指導として注意をしたら翌日から会社を休んでその診断書を送ってきたということが分かりました。手紙に名指しされた上司はあれのどこがパワハラになるのかわからないと落ち込んでしまいました。

また別の例では精神的に追い詰められ病気を発症したのは会社のせいであると慰謝料を請求してきた例もあり、業務の中の社員の指導が時としてこのような問題に発展することもあり企業は頭を抱えています。上司の中では部下への接し方がストレスとなってしまいノイローゼーになるなど精神を病んでしまう例も少なくないようです。

ハラスメントの種類

Bullying Child Finger - Free photo on Pixabay (581042)

〇〇ハラスメントという言葉を最近よく耳にしますが、その種類は多く、ハラスメントに気づかずやってしまっているケースもよく見られます。時には告訴されて初めてハラスメントをしてしまっていたことに気がつくケースもあります。いったいどんなことがハラスメントとされるのでしょうか。

数あるハラスメントは人によっては「こんなことまでハラスメントになるのか」とビックリしてしまうかもしれません。それだけハラスメントは気がつかないうちに誰でも加害者になり得る可能性を秘めているのです。たくさんあるハラスメントを列挙し解説したいと思いますので、その中から自分でも気がつかないうちにしてしまっているハラスメントの種を発見してトラブルに発展させないように活用してみてください。

セクハラ

Chance Equality Equal - Free photo on Pixabay (581058)

セクハラと略して呼ばれることの多いセクシャルハラスメントは性的ないやがらせのことを指します。以前は男性から女性に対するセクハラが多くありましたが、近頃では女性から男性への性的な言動もセクハラとされますから注意したほうがいいです。

セクハラは大きくは「対価型セクハラ」と「環境型セクハラ」とに分けられ、「対価型セクハラ」は立場や上下関係を利用し下位の者に性的な要求などを行うことで「要求を受け入れれば昇進させる」「拒否するなら職場を辞めてもらう」など相手の弱みにつけ込むやり方が特徴です。

「環境型セクハラ」は「対価型」ほど明確に不利益を伴わないことが多いのですが何度も性的な言動を繰り返すことで職場の環境を悪化させるものを指します。具体的には抱きつく、胸を触る、異性にお酌を強要するなどがあげられますが、結婚や出産のことを尋ねることなどもセクハラに含まれますので注意が必要です。

ラブハラ

Entrepreneur Startup Start-Up - Free photo on Pixabay (581036)

ラブハラとは従来のセクハラから派生した新しいハラスメントで恋愛に関する話で相手に精神的な苦痛を与えたり不快感を与えることをさします。恋愛に関する自分や社会の価値観を押し付ける行為も含みます。

具体的には例えば「彼女を作る努力をしなきゃ」「彼氏いないの?」「そろそろ結婚しないとね」など恋愛や結婚の考え方を押し付けプレッシャーを与えることがラブハラに該当します。

恋愛や結婚の話は雑談においても話題となりやすいですが、安易に相手の価値観や事情を否定するような話をすることは自分でも気がつかないうちに相手を傷つけていることにもなりかねませんので細心の注意が必要となります。

ジェンハラ

Man Board Drawing - Free photo on Pixabay (581091)

略してジェンハラと呼ばれるジェンダーハラスメントは性的ないやがらせには違いない訳ですが、セクシャルハラスメントとは違い、男らしさや女らしさとい一般的な基準からズレている言動に対して馬鹿にする、さらには強く非難し除外しようとするなどの嫌がらせのことを指します。

「男のくせにそんなこともできない」「女なのに大食い」など偏った性別に対する見方が原因となり、お茶汲みは女性社員の仕事と決めつける、体力を使う仕事は男性社員だけに強要するなどもジェンダーハラスメントとされます。

パワハラ

Man Woman Okay - Free photo on Pixabay (581096)

会社など職場において、役職の地位の上下や人間関係の優位性などを利用し、業務の範囲を超えた言動、命令などを行い、相手に身体的または精神的苦痛を与えることをパワーハラスメント略してパワハラと呼びます。通常は社会的な地位の強い者、例えば政治家、会社社長、上司、などによる、自らの権力つまりパワーを利用した嫌がらせのことを指します。

相手を馬鹿にしたり尊厳を傷つけるような発言をすることもパワハラとなり、ときには行った者に対して名誉毀損や侮辱罪などの刑事責任が問われるケースもあります。さらにパワーハラスメントを放置した企業は職場環境調整義務違反に問われ、加害者やその上司の懲戒処分などに発展することも有り企業にとっても深刻な問題となっています。

マタハラ

Pregnant Mother Body - Free photo on Pixabay (581105)

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