2019年8月27日 更新

ハラスメントハラスメントとは?ハラスメント33種を解説!

最近よく耳にするハラスメントですがその種類が想像以上に多くあることをご存じですか?近頃では何でもハラスメントとする嫌がらせ、ハラスメントハラスメントというものまで現れました。そんな数多いハラスメントを解説していきましょう。

マタハラと略されるマタニティハラスメントは会社など職場において、妊娠中、または出産後の女性に対して行われるハラスメントです。

妊娠・出産したことで休暇など職場の制度を利用したことに対して、仕事に支障をきたす、周りの者の負担が増えるなどの理由で同僚や上司が嫌みをいう、嫌がらせをする、ひどいケースだと減給や解雇を行うなどの行為を指します。

仕事上特に落ち度もないのに妊娠したということを理由に降格を行った企業が最高裁判所で男女雇用機会均等法違反とされた判例もあります。

マリハラ

Wedding Bride Groom - Free photo on Pixabay (581110)

マリハラとはマリッジハラスメントの略です。「マリッジ(marriage)」は結婚の意味で、マリハラとはまだ結婚していない人に対して、先に結婚した友人や会社の上司、親戚等から必要以上に何度も「結婚はまだ?」とか「そんなだから結婚することができない」「いい歳なんだから」などとプレッシャーを与えられたり、嫌みを言われたりして精神的に負い目を感じさせるなどの行為のことを指します。

マリハラの多くは相手を傷つけてやろうという意図でなく、逆に相手のことを考えてのうえか、何の気なしに言ってしまう言葉が引き起こしています。同じ言葉でも受け取る相手によっては相手を木津着けることもあると理解して言葉を選ぶようにしましょう。

モラハラ

Bullying Child Finger - Free photo on Pixabay (581116)

略してモラハラと呼ばれるモラルハラスメントは、肉体的というよりは、言葉や態度等を使って精神的ないやがらせをし続けることで、「精神的暴力」「精神的虐待」とも捉えることができます。

モラハラは外からは見えにくいこともあり「いやがらせの隠蔽」が行われる傾向にあります。親や配偶者、恋人、上司や同僚、学校の先生などから無視されたり、正当な評価をしてもらえなかったり、何かにつけて怒られるというようなプレッシャーを継続的に与えられることで、自信が持てなくなったり、恐れて何もできなくなったり、本当にひどいケースでは自殺に追い込まれるようなこともあります。

セカハラ

People Man Office - Free photo on Pixabay (581122)

セカハラことセカンドハラスメントは、例えば社内のセクハラを相談した上司から「そうなったのはあなた自身にも原因や責任がある」「なぜその時にハッキリと断わらなかったのか」「仕事なんだからそのくらい我慢するべき」など逆に説教されたり、責められたりすること。

さらには被害を訴えた会社側から更なる嫌がらせを受けるなど、同僚や上司などにハラスメントを相談したことにより被害者の方が相談した相手から責められる、職場で嫌がらせを受けるなどのハラスメントのことをいいます。

本来、会社は労働者から相談があった場合、できる限り環境の改善に努めなければなりませんが、セカハラが起こる背景には企業の隠蔽体質が原因となることも少なくありません。

アルハラ

Cocktails Socializing People - Free photo on Pixabay (581134)

アルハラとはアルコールハラスメント、つまり飲酒にまつわるいやがらせのことです。相手の体質や体調などを無視して権力の上下を利用してイッキ飲みをさせる、酔い潰させるなどの行為のことを指します。罰ゲームとしてやはやし立てて飲まざるを得ない状況をつくる、また宴会にお酒以外の飲み物を用意しないでお酒を飲めない人への配慮を怠ることもアルハラといわれてしまいます。

アルハラは急性アルコール中毒につながり命の危険にも繋がりかねないハラスメントですので注意が必要です。特にお酒が好きな人にお酒が入ると、お酒を飲めない人、飲みたくない人の気持ちが分からなくなてしまう傾向があります。必ずしも全員がお酒を喜んで飲んでいるわけではないということを肝に銘じておかなければなりません。

アカハラ

Model Woman Young - Free photo on Pixabay (581144)

アカハラとはアカデミックハラスメントの略です。大学教授がその立場や権力を利用して学生に行うハラスメントを指します。施設や機材を使わせないとか、学生が行った研究の論文にその学生の名前を入れない、また理由なく学位を認定しないなど、大学教授が学生に対して行う不当な評価や研究への妨害を受けるハラスメントのことです。

学生はゼミにおいて、院生は研究室において、主に指導教員からハラスメント被害を受けることが多いです。やはりこのハラスメントも閉ざされた環境の中で力関係を利用して行われるハラスメントです。

リスハラ

People Man Guy - Free photo on Pixabay (581159)

リスハラとはリストラハラスメントの略で、リストラ対象者に対してリストラに追い込むようないやがらせを行うことをいいます。意図的に仕事で無理難題を命じたり、人事異動で本人が望まない部署や窓際部署へと異動させ会社に居づらい、またはいたくないと思わせるように仕向けるなどを行うハラスメントのことを指します。

会社の人事部や上司などから被害を受けるケースが多いためパワーハラスメントの一種として認識されることも少なくありません。

テクハラ

Writer Typewriter Author - Free photo on Pixabay (581166)

テクハラとはテクスチュアルハラスメントは文章においての性的ハラスメントのことです。「女にはこういう文章を書けるはずはない」とか現状においては女性を対象として行われることの多い性的いやがらせです。

例えば「この女性の作家には男のゴーストライターがいる」「繊細さのかけらもないから男が書いた文章にちがいない」「女のわりには論理的な書き方だ」など間違った事実を吹聴したりするなど女流作家が書いた文書の評価を性差別的に行う言動がテクハラに当たります。

キャンハラ

University Lecture Campus - Free photo on Pixabay (581178)

キャンハラとはキャンパスハラスメントのことで、大学のキャンパス内でおこるすべてのハラスメントの総称です。セクシャルハラスメント、アカデミックハラスメント、パワーハラスメントやその他のハラスメントがキャンパス内で行われた場合大学側はキャンパスハラスメントとして対策を講じます。

教授がその権力を利用して行うアカデミックハラスメントに対してキャンハラは学生同士や先輩、後輩の間で起こるハラスメントも含みます。学業の妨げとなるというだけでなく被害者は大学に通うことが苦痛となり被害者のキャリア自体に影響を与えてしまう深刻なハラスメントです。

スクハラ

Children School Laughing - Free photo on Pixabay (581191)

スクハラと略されるスクールハラスメントは、学校において教師が児童生徒に性的ハラスメントを行うことをいいます。恋人の有無を尋ねたり、容姿や身体的な特徴をからかったり、周りが不快に感じるほどに卑猥な冗談を言ったり、異性に対してだらしないなどと性的な噂を流すなどから、児童生徒を下着や裸にさせ身体を眺めたり触ったりする等、完全に性的虐待と言えることまで多岐にわたります。

同じ学校の別の教員に相談しても問題を大きくしないために解決に着手しなかった例も有るので、もしスクハラを受けた場合には地方自治体や教育委員会の相談窓口に相談する方が効果があることもあります。

しかし公立学校なら相談できる教育委員会も私立学校を指導する権限がなく、結果的に泣き寝入りしている児童生徒が全国に存在している可能性はあります。今後、生徒が安心して相談窓口を増やしていくことが必要だとされています。

ドクハラ

Doctor Medical Medicine - Free photo on Pixabay (581314)

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