2019年5月15日 更新

佐世保小6女児同級生殺害事件の概要と加害者「辻菜摘」の現在

「佐世保小6女児同級生殺害事件」をご存知ですか?まだ記憶に新しいという方も多いのではないでしょうか。今回はこの事件の加害者である辻菜摘(通称ネバダたん)について解説をしていきます。彼女はどのような経緯でこの事件を起こしたのでしょうか。

目次

佐世保小6女児同級生殺害事件の加害者「辻菜摘」

Girl Sad Desperate - Free photo on Pixabay (275741)

あなたは佐世保小6女児同級生殺害事件の加害者「辻菜摘」をご存知でしょうか。事件当時、テレビのニュース番組で辻菜摘についての報道が次々とされていました。当初は「女児を児とした犯人は同級生の女児」というだけの報道でしたが、時間が経つにつれ、多くの情報が飛び交っていました。

今回は、そんな佐世保小6女児同級生殺害事件について紹介するとともに、加害者である「辻菜摘」という1人の少女について解き明かしていきます。事件当時、少女は何を思い何を感じて居たのでしょうか。時が経った今も、事故当時の少女の気持ちの真相は分かっていません。

佐世保小6女児同級生殺害事件の概要

Internet Crime Cyber - Free image on Pixabay (275743)

佐世保小6女児同級生殺害事件は、日本中を震撼させました。犯人の正体、そして犯行内容はあまりにも衝撃的なものであり怪奇的な事件だったからです。佐世保小6女児同級生殺害事件とはどのような事件だったのでしょうか。

事件発覚時、報道をされたおおまかな事件の概要を紹介していきます。

2004年に起きた殺人事件

Crime Criminal Murder - Free image on Pixabay (275746)

佐世保小6女児同級生殺害事件は2004年6月1日、学校では午前中の授業が終わり給食が始まるまでの間の時間に発生しました。

2004年といえば、新潟県中越地震・鳥インフルエンザなど災害に見舞われた年でもあり、日本では新しい紙幣発行され、性同一性障害特例法が執行されました。そのため2004年は日本にとって「新たな年」でもありました。

ですがそんな2004年に、怪奇的な悲劇の事件が当時佐世保小学校に通う6年生の女子により発生することとなりました。

犯人は小学女児

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事件当時、日本中がこの事件に湧いたのは「犯人が小学6年生だった」ということが理由になります。大人から見た小学六年生というと、ランドセルを背負い下級生の先頭を歩く姿が誇らしく映る、まだまだ成長途中の子どもです。

小学生6年生女子の平均身長は145cmと小柄ということもあり、小学6年生の女児が殺人事件を起こすような犯人になるとは誰も予想をしていなかったことなのです。

この事件をきっかけに「小学生の女の子ですら犯罪者になる可能性がある」と恐怖を感じるようになった人も多かったようです。

現場は大久保小学校

Crayons Coloring Child - Free photo on Pixabay (275753)

佐世保市立大久保小学校は1923年に大久保尋常高等小学校という名前で開校しました。大久保小学校と改称されたのは1947年の出来事です。長崎県佐世保市東大久保町という町内に聳え立っています。

小学校の周囲には緑が多くあり、環境に恵まれた小学校です。現在も小学校は多くの児童達が通っており、子ども達の声が響いています。

原因はいじめ・ネットトラブル

Computer Macbook Tablet - Free photo on Pixabay (275755)

この事件が起きる原因となったのはいじめ・ネット内でのトラブルとされています。2004年には既にインターネットの普及も始まっており、パソコンに興味を持った子どもたちが多く居ました。

子どもたちの吸収とは早いもので、チャット・掲示板、そして今回紹介している事件のきっかけとなったHPの作成などを行っていた子ども達も多く居ました。

ですが、現代よりもインターネットへの関心が浅かったのは事実です。その為、ネット上で起こっていたトラブルが教師や親の目に届くことがなく、事故防止を努めることができなかったのではないのかとも考えられています。

佐世保小6女児同級生殺害事件の詳細

Police Crime Scene Blue Light - Free image on Pixabay (275758)

では、佐世保小6女児同級生殺人事件が起こった原因の詳細はどんなものなのでしょうか。そして、犯行の詳細・手口とはどういったものだったのでしょうか。加害者である辻菜摘さんや教員、同級生などの証言を元に時系列で紹介して参ります。

インターネットという広い世界は、当時の小学6年生にとって広すぎる世界だったのかもしれません。

「体重が重い」と言われる

Female Diary Journal - Free photo on Pixabay (278550)

2004年3月ごろから辻菜摘と御手洗怜美さんを含む生徒数人で交換日記・カフェスタを利用し楽しい生活を送っていました。2004年の5月下旬頃、とあるでき頃がきっかけで辻菜摘と怜美さんの仲が急激に悪化をすることとなりました。

辻菜摘が交換日記の文章の最後に「NEXT」というワードを使っていました。小学6年生にとって英語がかっこよく見えたのでしょう。周囲の女児たちが真似をするようになります。

すると辻菜摘が「NEXTの使用を真似しないで」と交換日記内で怒ったのです。ほとんどの女児たちが謝っている中、怜美さんは交換日記内で「NEXTは真似じゃない」というような反論をします。そのような発言に辻菜摘は怜美さんに大きな恨みを持つようになったのです。
Lose Weight Loss Belly - Free photo on Pixabay (275760)

そして数日後、怜美さんが辻菜摘を遊びでおんぶをした時でした。怜美さんが辻菜摘に対して、「重い」と発言をしました。すると辻菜摘は「失礼しちゃうわ」と腹を立てたといいます。

辻菜摘の容姿が分かる写真が出回っていますが、決して太っているといえる容姿ではありませんでした。周囲に居た生徒から見ても痩せている体型でした。ですが、辻菜摘は「重い」と言われたことを冗談ではなく深刻に受け止めてしまったのです。

HPにて荒らし行為

Hp Laptop Windows 10 Blue - Free photo on Pixabay (275761)

「失礼しちゃうわ」と発した辻菜摘に対し、自分が管理しているウェブサイトに怜美さんが「言い方がぶりっ子」と投稿をします。それを見た辻菜摘は「自分のことだ」と感じ、何らかの方法でパスワードを入手し、怜美さんが投稿したものやアバターを削除しました。削除した後も、再度同じような投稿をされてしまいます。

そして、怜美さんは「チッマタカヨ。なんでアバターが無くなったりHPがもとにもどっちゃってるヶド、ドーセアノ人がやっているんだろぅ。フフ。 アノ人もこりないねぇ。 (゜∀゜)ヶヶヶ」
Smiley Emoji Emote - Free image on Pixabay (278555)

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