福島女性教員宅便槽内怪死事件の真相！菅野直之はなぜ便槽に？

24日は金曜日ですが、実はこの時、昭和天皇崩御に伴う、「大喪の礼」があり祝日となっていました。しかし、翌日土曜日と月曜日は授業があるはずです。

仕事をしている場合、4日も連続して急遽休みを取るとすれば、冠婚葬祭程度に限られるでしょう。今の感覚より、まだ昭和の価値観が生きる事件当時、同じ県内の帰省に、授業を休んでまで休暇を取るとは考えづらいのです。

まして教員であれば、普通の会社員と違って、夏休みや冬休み、事件後もう少し待てば春休みもある中で、4日も家を留守にしていた理由が未だハッキリしていません。

死亡した菅野直之さんについて

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便槽の中で遺体となって発見された男は、菅野直之さん。同じ村内でも、目立つ男だっただけに、身元はすぐに分かりました。しかし、彼は本当に女性教員の下半身を見る為に、わざわざ便槽に入るような変態男だったのでしょうか？

人間は確かに表と裏の顔が誰しも持っているものですが、菅野直之さんだと誰しもがすぐに分かる程有名な人だったのは、「あぁ、彼ならやりそうだ…」という意味ではなく、「そんなことするような人じゃない」という意味で、人望のある人だったからなのです。

確かに、どのような事件でも、近所の人は「そんな風には見えなかった」とよく言われますが、菅野さんの場合はどうだったのでしょう。ここでは、そんな菅野直之さんが、一体どのような人物だったのか紹介していきます。

福島第2原発作業員

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福島で原発作業員というと、悪夢の2011年東日本大震災と福島第1原発の事故を思い出す人も多いでしょう。菅野直之さんは、福島第2原子力発電所の保守を担当する会社の営業主任をしていました。

東京電力の社員ではなく、下請け会社ということでしょう。仕事も真面目で、会社からの信頼も篤く、出世頭の一人でもあったのです。

実はこの第2原発も、1月6日に事故を起こしていました。正月休み中、保守点検運転を任されていた、菅野さんの会社の先輩は、鳴りやまない警報に危機感を持ち、正月明けの1月4日、東京電力本社へ説明を行うべく上京した帰り、上野駅で電車に轢かれて死んでしまいます。自殺と処理されましたが、本当にそれは自殺だったのでしょうか？

菅野直之さんの人柄

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菅野直之さんの人柄を今風に言うならば、「リア充」という一言に尽きるかもしれません。菅野さんは、職場でも頼りにされる人物でしたが、村でも人気の高い男性でした。

明るく正義感あるタイプで、スポーツや音楽活動などが趣味。村の青年会では、リクリエーション担当部長として、活動の中心になるような人だったのです。コミュニケーション能力も抜群で、結婚式の司会も頼まれるような人柄でした。

挨拶程度の付き合いで、近所の人が「そんな風には見えなかった」と、事件の犯人に対して言う上っ面のものではなく、菅野さんは村人達とも深く係わり、人気がある人物だったのです。また、決まった彼女はいませんでしたが、それなりに女性関係はあったようで、非モテだったというわけでもありません。

事件の真相は？

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菅野さんは検死を受けていますが、その結果も未だ疑念を感じるものです。果たして、菅野さんは本当に変態男だったのでしょうか？人は見かけによらないとは言っても、菅野さんの場合は多くの人達が、「あの人はそんなことをする人ではない」と言い切る程の好青年です。

ネットでは、情報も混濁しており、中々真実がまとまっていないことも、この事件の闇を感じるところです。ここでは、少しでも事件の真相に近づくべく、菅野さんの心因や知人らの意見などを紹介していきます。

男性の死因

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菅野さんの死亡推定日が、2月26日（日）で発見されるまで2日間掛かっています。いつ入り込んだのかは分かりませんが、亡くなったと言われる26日の天気を見てみると、雨で最高気温4.9℃、最低気温は0.2℃です。例えば性欲があったとして、そのような寒さの中で欲を果たそうとするでしょうか？

死因は、「凍え兼胸部循環障害」です。簡単に言えば「凍死」で、急激に身体が冷えたことと、狭い場所にいたことによる、心臓への血流などの循環がおかしくなり、死亡したということでした。

身体には目立った外傷も無く、擦り傷程度だったことから、警察は自ら覗き目的で便槽に入り込み、出られなくなって「凍死した」ということで、終わらせようとしたのです。

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この「凍死」にも疑問が残るのは、このような便槽に入り込んだ事件の場合、糞便によるメタンガスや汚物による、「窒息死」が多いのですが菅野さんは凍死です。

顔が糞便まみれだったという話もありますが、それであれば凍死より先に汚物による、窒息死の方が自然だと考えられます。

知人らの意見

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菅野さんの死を知り、村中が騒然となりました。特に菅野さんの両親や職場の同僚、そして青年会の知人達など、菅野さんの人柄を知っている人達は「彼がそんなことをするはずがない！」という共通の思いがありました。

この事件の一番不可思議なことは、菅野さんの遺体が発見された時、警察は現場の写真も撮らず、詳しい検査もしないまま、早々に菅野さんを変態扱いして終わらせようとしたことです。知人達は、警察に再捜査を依頼しますが、聞き入れて貰えませんでした。

犯人は？

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センセーショナルな事件ですが、残念ながらこの事件の犯人はいまだ明らかにされていません。本当に菅野さんが自分から侵入しようとして死亡してしまったのか、それとも誰かに無理やり便槽内に閉じ込められてしまったのかさえも分かっていないのです。

ずいぶん前の事件ですので、既に積極的に調査されていると言うこともありません。今後ももしかしたら真相が明らかにならないまま、事件の関係者がいなくなってしまうのかもしれません。

真相究明を求めて4,000人の署名が集まる

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「リア充」と呼んでもいい程の菅野さんと、便槽の中で「覗きで死んだ変態男」としての菅野さんが、どうしても信じられなかった知人達は、捜査の杜撰さにも納得がいきませんでした。

知人達は他殺を疑い、警察への再捜査を求める署名活動をすると、4,000名以上の署名が集まったのです。それを持って、事件を担当した三春署へ改めて嘆願書を提出したのですが、結局再捜査は行われないまま、この事件は闇に葬られてしまいます。

事件の不可解な点

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