2019年6月8日 更新

コトリバコは実在する?コトリバコの真相と考察

コトリバコの話は、2chから来た怖い話の一つです。都市伝説のような話でもありますが、コトリバコは実在するのでしょうか。コトリバコはどのような形で作られたのか、効力や作り方、コトリバコの考察をしていきます。コトリバコの真相を知って後悔しないようにして下さい。

目次

日本には良き風習、儀式は多くあります。節分やお食い初めなど風習や儀式は大切に今も守られています。しかし、中には恐ろしい儀式も存在します。

日本で有名な儀式といえば、丑の刻参りでしょう。丑の刻参りは午前1時から午前3時頃に神社の御神木に呪いたい相手に見立てた藁人形を釘で打ち込むという呪術です。

呪われた相手は、藁人形に釘を打たれた箇所から病気等を発症すると言われています。これは事実、多くの神社でも行われている呪術になります。

理不尽な差別や迫害を受け恨みを持っている人たちも少なくなかった

Anger Angry Bad - Free image on Pixabay (346270)

部落差別の起源は、職業、異民族、宗教、政治などがあります。日本は農耕社会であったことから、狩猟は特に下の仕事とみられることや、宗教で言うならば、キリスト教の禁止令後も隠れキリシタンとして信仰していた人の制圧などが上がります。

コトリバコを作り出した部落は、庄屋から迫害を受け、とても貧困な部落でした。すべて奉納し、自分達には何も残らないような生活を強いられていたようです。

暴力もあったとされ、住民達はとてつもなく辛い生活をしていたに違いありません。このような理不尽な差別や迫害により部落の人々の恨みは相当強かったでしょう。

情報が乏しく「呪い」「呪術」など独自の思想が発展した

Portrait Girl In Black Long - Free photo on Pixabay (346357)

コトリバコを作ったのは、部落の人々ではありますが、その人達が作り出したというわけではありません。前述でも記載したように隠岐騒動から逃げ出してきた人が部落の人に教えたものです。

しかし、その人はどこからコトリバコの作り方を聞いたのでしょうか。呪いというものは、誰が教えた、どこから伝わったなど根源を見つけることはなかなか難しいです。

コトリバコの場合は、蟲毒に似ているという話をしました。このように、もしかしたら、呪いや呪術というものは、周囲の呪う方法などから独自で編み出し、作り出したのかもしれません。

障害を持った子供・双子など間引かれることが少なくなかった

Twins Boys Babies - Free photo on Pixabay (346358)

コトリバコで犠牲になった子どもたちは、間引かれるが故に呪いのために使われてしまったと言ってもいいでしょう。そんな間引かれた子ども達はどのような子どもだったのでしょうか。

貧困が故に間引かれた子どももいますが、中には双子や障害を持った子どももいます。当時の双子や三つ子は、周囲からあまり良い印象を持たれませんでした。それどころか、白い目で見られることもありました。

それは、障害を持った子どもも同じです。昔は受け入れられることも少なく、子どもも、母親も辛い気持ちだったでしょう。そんなことから、間引かれていた子どもは多くいます。

恨みを鎮めるもの・成仏を促すものとしてコトリバコ・供養神社などが作られた

Japan Aso Shrine - Free photo on Pixabay (346363)

まず、コトリバコというものは恨みや怨念を持つ人が相手を呪うために作るものです。そのため、大変強い気持ちが入っているでしょう。

そんな気持ちと、子どもの肉片や血などからできた強い気持ちの呪いは、呪った本人でさえもコントロールすることはとても困難です。

コトリバコに入った恨みや、子どもの魂が入ったコトリバコを弔うために、人々は供養神社を作りました。供養神社では周囲に怨念が飛ばないように保管し、徐々に呪いが解けていく様子を見守っています。

恨みを晴らすため・人を呪うために強い思いが込められた

Face Eye Black - Free photo on Pixabay (346373)

コトリバコが最初に作られたのは、明治時代の日本の形ともいえるものが、部落の人々を苦しめ、貧しい生活を送らなくてはいけないという気持ちが恨みに変わったものでしょう。

呪いは、呪いたいと思った人の気持ちがとても強く、それが形となって現れます。その呪いの強さは計り知れないものであり、強すぎる気持ちの一つでもあります。

呪いを生むような気持ちにさせた相手も、呪おうと形にしてしまった人もどちらも人間です。コトリバコで犠牲になった子どもや、呪いたい相手に送ったことによって犠牲になった女性や子どもに罪はないです。

一番怖いのは、コトリバコではなく、そんな気持ちを持ってしまった人間には間違いありません。

コトリバコは実在する

Ruin Lumber Decay - Free photo on Pixabay (346387)

コトリバコの体験談は、ここに記載したスレッド内容だけではなく、検索をかけると多くあります。中にはコトリバコの歌もありました。

中にはコトリバコを実際に見つけたという人もいるのは事実ですが、コトリバコの呪いは本当なのか、それは都市伝説のように確証はありません。

しかし、コトリバコの話と部落の話、子どもの間引きなど多くのことがコトリバコに繋がることも事実です。今ではコトリバコの効力を弱めるためにいくつかの神主達が供養を続けているようではありますが、どのような形でコトリバコが見つかるかは分かりません。

もし、自分が怪しい箱を見つけた時、決して触らないこと。そして、持ち帰らないこと。自分や家族を守りたい場合は、慎重に行動した方が良いでしょう。

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