2019年10月5日 更新

巣鴨子供置き去り事件の概要とその後は?母親や長男の現在についても

今から31年前に起きた「巣鴨子供置き去り事件」は、母親の育児放棄によって起きた事件です。事件発覚の場所となったマンションには、長男を始めとする4人の子供達が暮らしていました。今回は事件の概要と、置き去りにした母親や子供達のその後、そして家族の現在を紹介します。

目次

子供を巻き込んだ悲惨な事件

Forward Child Cry - Free image on Pixabay (687682)

成人を迎えるまで心身共に健やかに育ち、両親や家族に愛情を持ち続けていられるという人は、ある意味で奇跡的に幸福な状況に生まれることが出来たという、とてもラッキーな人だと言えるかもしれません。

日本も含めたこの世界では、今この瞬間にも5歳未満の子供の4人に1人(約1億500万人)が、子供時代を奪われる要因(セーブ・ザ・チルドレン)で、健やかに育たない、または亡くなってしまうという悲しい現実が起きてきます。

戦争、紛争、貧困、労働、虐待、性的虐待などなど、たくさんの原因で弱い立場の子供達が犠牲となっているのです。日本は表面上平和に見えても、光の影に隠されている闇はまだまだ多く存在しています。ここでは、巣鴨子供置き去り事件以外に起きた児童虐待事件を紹介します。

大阪2児餓死事件

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2010年(平成22年)7月30日(金)に発覚した、大阪2児餓死事件は、風俗嬢だった母親「下村(中村)早苗」が育児放棄し、当時3歳と1歳になる長女と長男が餓死していたという悲惨な事件です。何度か児童相談所に通報はありましたが、結局は助けてあげることは出来ませんでした。

この母親も複雑な家庭によって中学生頃から不良となり、転落人生を歩み始めていきます。当初は結婚し、2人の子供にも恵まれ面倒もきちんと見る母親でしたが、離婚した後からは子供を抱え、キャバクラ、風俗などの夜の仕事を抱えながら働く生活となっていくのです。

当初、託児所に預けていましたが、職員に不審を抱いてからは家に子供達を置いていくようになり、最終的にホストの彼氏が出来たことで家に帰らなくなり、ついには育児放棄してしまいました。子供達はマヨネーズや生ゴミまで食べ、そのまま死んでしまったのです。この母親は、懲役30年の実刑判決が下されています。

足立区ウサギ用ゲージ監禁虐待死

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2014年(平成26年)5月、近所の人の通報により「足立区ウサギ用ゲージ監禁虐待死」が発覚しました。逮捕されたのは、皆川忍とその妻の朋美の夫婦で、亡くなったていたのはこの夫婦の次男です。

この夫婦は、夫が派遣会社の運送屋で働いていましたが、給料が15万円ほどしか無い中で子供が7人もおり、生活保護を受給しながら暮らしていました。ある日この家の次男の姿が見えないという近所の通報が入り、児童相談所の職員が家庭訪問したりするなどしていたのですが、布団の中にマネキンを置いて誤魔化していた為、それ以追及することが出来なかったのです。

次男は発達障害を持っていたと言われ、手の掛かった次男を夫婦は躾と称して、ウサギ用ゲージに監禁し、餌と称した少量の食事を2~3日1度しか与えられていませんでした。最後は、口をタオルで塞いだまま放置し、次男は窒息死してしまたのです。

苫小牧幼児死体遺棄事件

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2007年(平成19年)2月に発覚した「苫小牧幼児死体遺棄事件」もまた、山崎愛美という当時まだ21歳だった母親が育児放棄していた事件です。育児に悩む愛美が児童相談所に相談したことで、不審に思った職員が通報して事件が発覚しました。

山崎容疑者も児童福祉施設に入所した経験があり、家庭に問題のある人です。山崎は16歳の時に妊娠して結婚、3人の子供を産みましたが離婚します。その後、1人でホステスをして子供達を育てようとしますが、次男が途中で死亡しています。

山崎に新しい彼氏が出来たことで、子供達の世話が煩わしくなり、最後に残り物で作ったチャーハンを食べさせた後から、家に帰らなくなりました。1ヶ月放置した後、近所から部屋の異臭がするという苦情が入り、山崎が家に帰ったところ、ゴミだらけの部屋の中で三男が亡くなっていました。長男は辛うじて残飯や生米などを食べ生きており、母親に「遅いよママ」と泣きながら駆け寄ったと言います。

秋田児童連続殺害事件

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「秋田児童連続殺害事件」は、犯人である母親「畠山鈴香」という名前と共に、記憶に残っている人も多いでしょう。この事件は、虐待というよりもただの殺人事件ではありますが、2人の子供が犠牲となっています。

川で遺体となって発見された娘は、事故として処理されていましたが、当初畠山は「娘は誰かに殺された」と騒ぎ、ビラを配るなどして被害者を装っていました。その後、同じ町営住宅に住む男の子が殺されていることが発覚した後からは、マスコミも警察も畠山が犯人ではないか?と疑い始めたのです。

結果、畠山の家から男の子の血痕や体液が発見され逮捕されました。畠山は人格障害B群というパーソナリティー障害と言われており、娘は日常的な虐待の延長で殺された訳では無く、言うことを聞かなかった娘に対し、突発的に欄干から川へと突き落としてしまったと畠山は供述しています。近所の男の子も「仲良しの娘が死んだのに何故普通に生きているのか」という理由で、突発的に殺害しています。

西淀川区女児虐待死事件

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「西淀川区女児虐待死事件」は、2009年(平成21年)4月にあった、親からの通報がきっかけで発覚しました。当初この母親は、娘が行方不明だと嘘を付き警察に捜索願いを出していたのです。

この母親には籍を入れていない同居する男と、小学4年生の娘と住んでいましたが、任意の事情聴取で同居の男が「ベランダで死んだので遺体を埋めた」と自供したことで事件が発覚しました。

母親と同居人の男は、日常的に娘に対して激しい暴力を振るい、毎晩ベランダに放置していたのです。食事は味付けしていないオニギリ1つか、バナナ1本。水分も制限され、トイレに自由に行くことも出来ず、喘息だった娘は病院にも連れていってもらえませんでした。寒空の中、スウェットのみで放置された娘は衰弱死してしまったのです。

大阪市東住吉区不倫女児殺人事件

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巣鴨子供置き去り事件の子供とは逆に、出産届をきっちり出していたことで、2013年(平成25年)2月に発覚したのが「大阪市東住吉区不倫女児殺人事件」です。

犯人は母親の大滝ちぐさと夫の清人の夫婦で、原因は妻のちぐさが結婚直後、他の男の子供を妊娠したことです。当初夫に隠していたちぐさでしたが、臨月に白状して中絶することを夫に提案しました。しかし、臨月に中絶は出来ないことが分かり、彼女は仕方なくその子を病院で出産。

退院後、公園のトイレで女児を殺し、遺体を自宅の物置に遺棄したまま、出産届を出して児童手当などを不当に受け取り続けていたのです。届け出があったことで、殺されていた娘の小学校入学時期に彼女が行方不明だということが判明して事件が発覚しました。

親の身勝手な行動が引き起こした悲惨な事件

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未熟な親が引き起こす児童虐待のニュースは、世間を騒がせ、身勝手な親を糾弾する声が上がります。しかし、虐待は暴力だけが問題では無く、現代の母親達を見渡すとネグレクト(育児放棄)している者がかなり増えているのです。

スマホや買い物、井戸端会議などで子供から目を離し続ける、夜の8時以降になっても居酒屋やスーパー、ファーストフード店に子供達を連れ回す親、子供が悪い事をしても全く叱らない親など、自分の自由や遊びの為に子供達の生活を崩し続ける身勝手な親がとても多いです。

これらの行為に身に覚えのある者は、虐待親を責めることは出来ません。子供は親の自己顕示欲を満たす為の道具でも、ペット(愛玩具)でも無いのです。母親はつい子供を自分の物だと勘違いしやすいですが、腹から出たその子供は別人格を持つ1人の人間です。まずは、大人がしっかりと大人になりきることが、悲惨な事件を減らす方法なのかもしれません。

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