2019年10月11日 更新

オッカムの剃刀とは?例を交えながらメリット・デメリットを解説!

「オッカムの剃刀」は、事柄の説明をする場合はできるだけ単純でシンプルな方がよいという指針や原則のことです。今回の記事ではその例や、これを適用すると誰にどのようなメリットがあるのか、生活をする中で応用をするには実際にどうすればよいかなどもお教えていきます!!

目次

『結局何が言いたいのか??』と相手から突っ込まれてしまう説明には、揺るぎない事実と伝え手の意見が入り乱れていることが多いものです。

「とても安かったから1冊200円のノートを3冊も買っちゃった」という発言を例に出すと、ノートが200円であることとそれを3冊買ったことは事実ですが、『とても安かった』というのは話し手個人の意見であり、誰にとっても揺るぎない感覚ではありませんよね。

シンプルな説明をするためには、まずは揺るぎない事実を、次に自分の意見や憶測を導き出す根拠を、そして最後に自分の意見や憶測を…という順に、「1冊200円のノートを3冊買っちゃった。他の店では250円以上するから、すごく安いと思う。」と、明確に区別して説明する方が、相手にとってはわかりやすくなります。

細かいデータなどの説明は質疑応答で

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相手によりわかりやすい説明を…と思うと、細かいデータについてなども詳しく伝えておかなければならないように思えるものですが、初めから細かい部分まで説明をしてしまうと逆に、情報量が多くなり聞き手にとってはややこしく難しい話になってしまいます。

シンプルでかつ、相手やその場の需要に合わせた的確な説明をするためには、細かいデータについての説明は自ら進んで行うのではなく、相手から質問をされてからや質疑応答の場で求められてから行うことで、無駄を省いたすっきりとした話にまとまります。

オッカムの剃刀でシンプルでわかりやすく!

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今回の記事では、「オッカムの剃刀」についてやその例、そしてこれをビジネスや私生活で適用すれば相手からの評価が上がったり、本人もスムーズに事を進めることができるということや応用の方法などをお伝えしてきましたが、あなたの日常にも上手く応用はできそうでしょうか??

「オッカムの剃刀」は、誰かに説明をする場面のみでなく、自分の中での問題や悩み、やることなどが溢れて押し潰されそうなときなどにも、説明書を作るときのように一つ一つを書き出しては無駄を削ったりまとめたりする…という作業で、頭の中をシンプルにできますし、様々な場面での応用方法を考えてみてはいかがでしょうか??

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