目次
- おかちめんこの意味
- 目鼻がつぶれたような顔をした器量が悪い女性
- 器量が悪くても可愛い子
- 女性を罵る言葉
- おかちめんこは方言?それとも俗語?
- おかちめんこは茨城県の方言?
- おかちめんこは佐賀県の方言?
- おかちめんこは俗語
- おかちめんこの由来・語源
- 雄勝石で作られたメンコのような顔?
- お餅のような顔?
- おかちめんこの「おかち」は「御徒町」?
- 「おかちめんこ」という言葉は死語
- 死語の本来の意味
- 一般的な死語の意味
- 「おかちめんこ」以外の死語
- アイアイサー
- アウト・オブ・眼中
- 言うだけ番長
- う~んマンダム
- オッケー牧場
- がびーん
- グロッキー
- チョベリバ
- 「おかちめんこ」という言葉は現在一般的には使われていない!
おかちめんこの語源にはいくかの説がありますが、最も有力なのは「雄勝石(おがついし)で作られたメンコ」という意味だとする説です。
雄勝石とは、宮城県石巻市の雄勝に産出する石材です。かつてはメンコの材料にも使われていました。メンコ(面子)とは、子どもの遊びの一種でカードを地面に叩きつけて相手のカードをひっくり返すゲームです。
雄勝石製のメンコを何度も地面に叩きつけてメンコの絵柄(顔が書かれている)がつぶれてしまった様子を、女性の顔に例えた言葉ではないかと言われています。
雄勝石とは、宮城県石巻市の雄勝に産出する石材です。かつてはメンコの材料にも使われていました。メンコ(面子)とは、子どもの遊びの一種でカードを地面に叩きつけて相手のカードをひっくり返すゲームです。
雄勝石製のメンコを何度も地面に叩きつけてメンコの絵柄(顔が書かれている)がつぶれてしまった様子を、女性の顔に例えた言葉ではないかと言われています。
お餅のような顔?
via pixabay.com
おかちめんこの語源は「お餅のような顔」という意味であるとする説もあります。おかちは、お餅を意味する「搗飯(かちいい)」が語源であり、「かちいい」に接頭語の「お(御)」を付けた「おかちん」という女房詞(にょうぼうことば、宮中の女性の言葉)から生まれたとされています。
めんこは顔を意味する「面(めん)」に接尾語「子(こ)」を付けた「面子」です。2つを合わせて「お餅のような形の定まらない顔」という意味になり、お餅のようにのっぺりとした顔に例えられるようになったいう説です。
ちなみに先に解説した「メンコ(面子)」も同じく「面」に接尾語「子」を付けた言葉です。
めんこは顔を意味する「面(めん)」に接尾語「子(こ)」を付けた「面子」です。2つを合わせて「お餅のような形の定まらない顔」という意味になり、お餅のようにのっぺりとした顔に例えられるようになったいう説です。
ちなみに先に解説した「メンコ(面子)」も同じく「面」に接尾語「子」を付けた言葉です。
おかちめんこの「おかち」は「御徒町」?
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「おかちめんこ」の語源は、「あばた面」という意味であるとする説もあります。この説では「おかち」という言葉は、東京都台東区のかつての地名「御徒町(おかちまち)」のこととされています。
江戸時代の御徒町は、下級武士が多く住んでいる町でお世辞にも治安が良いとは言えませんでした。衛生状態も悪く、「痘痕面(あばだづら)」の住人が多かったと言われています。「あばた」とは、天然痘が治った後に顔にできる小さなくぼみのことです。
御徒町に多い面子(顔)という意味から「おかちめんこ」という言葉が生まれ、さらに女性の容姿をあざける言葉に変化したというのがこの説の主張です。ただし、この説は出典が不明であり、現在では根拠のない俗説であるとされています。
江戸時代の御徒町は、下級武士が多く住んでいる町でお世辞にも治安が良いとは言えませんでした。衛生状態も悪く、「痘痕面(あばだづら)」の住人が多かったと言われています。「あばた」とは、天然痘が治った後に顔にできる小さなくぼみのことです。
御徒町に多い面子(顔)という意味から「おかちめんこ」という言葉が生まれ、さらに女性の容姿をあざける言葉に変化したというのがこの説の主張です。ただし、この説は出典が不明であり、現在では根拠のない俗説であるとされています。
「おかちめんこ」という言葉は死語
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おかちめんこは死語とされていますが、そもそも死語とはどのような言葉なのでしょうか?以下で死語の定義について解説します。
死語の本来の意味
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死語とは、本来は言語学の用語で使用者がいなくなった言語のことです。ラテン語や古代ギリシャ語、古代エジプト語など、日常話者が全く、もしくはほとんどいない言語を指します。
ラテン語や古代ギリシャ語は学術用語として現在も使われているため、完全な死語とは言えませんが、話者はほとんどいません。古代エジプト語は一部でコプト語という名前で生き残っています。
死語ではありませんが、消滅が危惧されている言語を消滅危機言語と呼びます。現在世界には8000近くの言語があるとされており、そのうちの2500近い言語が消滅の危機にあるとされています。
ラテン語や古代ギリシャ語は学術用語として現在も使われているため、完全な死語とは言えませんが、話者はほとんどいません。古代エジプト語は一部でコプト語という名前で生き残っています。
死語ではありませんが、消滅が危惧されている言語を消滅危機言語と呼びます。現在世界には8000近くの言語があるとされており、そのうちの2500近い言語が消滅の危機にあるとされています。
一般的な死語の意味
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日常会話で死語という言葉が使われる場合は、「ある言語の話者の間で一時期使われていたが、現在は使われなくなった言葉」を指すことがほとんどです。
俗語や流行語は、死語になりやすいと言われています。先に解説した通り、おかちめんこは主に昭和の時代に使われてた俗語ですが、現在はほとんど使われなくなり、死語の仲間入りを果たしてしまいました。
おかちめんこのような現在は使われていない時代遅れの言葉を「廃語(はいご)」と呼び、言語学における「死語」と区別することもあります。
俗語や流行語は、死語になりやすいと言われています。先に解説した通り、おかちめんこは主に昭和の時代に使われてた俗語ですが、現在はほとんど使われなくなり、死語の仲間入りを果たしてしまいました。
おかちめんこのような現在は使われていない時代遅れの言葉を「廃語(はいご)」と呼び、言語学における「死語」と区別することもあります。
「おかちめんこ」以外の死語
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かつて多くの人使われ、その後消えていった死語は数多くあります。以下でおかちめんこ以外の死語を紹介します。
アイアイサー
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「アイアイサー」」とは、「了解」「かしこまりました」などを意味する言葉であり、返事として一時期使われていた言葉です。語源は日本語ではなく、英語の「Aye, aye, sir」であり、軍隊で上官の命令に対する返事として使われる「イエッサー(Yes, sir)」とほぼ同じ意味です。
「aye」は「Yes」と同じ意味であり、海軍でよく使われていた言葉です。日本では「イエッサー」と同時に広まり、おどけて返事をする際に「アイアイサー」と言うことが流行しましたが、現在では「アイアイサー」も「イエッサー」もあまり使われていません。
「aye」は「Yes」と同じ意味であり、海軍でよく使われていた言葉です。日本では「イエッサー」と同時に広まり、おどけて返事をする際に「アイアイサー」と言うことが流行しましたが、現在では「アイアイサー」も「イエッサー」もあまり使われていません。
アウト・オブ・眼中
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「アウト・オブ・眼中」とは、「眼中にない」「興味がない」「論外である」という意味の侮蔑語です。「アウト・オブ」は英語の「out of」のことで「~から外へ」を意味します。「out of 眼中」で「眼中の外」、すなわち「眼中にない」という意味になります。
相手に興味がないことを示す侮蔑語であり、特に異性に対して「恋愛の対象ではない」ことを示す言葉として使われました。1980年代に若者の間で使われ始め、1990年代に一世を風靡しましたが、現在は死語になっています。
相手に興味がないことを示す侮蔑語であり、特に異性に対して「恋愛の対象ではない」ことを示す言葉として使われました。1980年代に若者の間で使われ始め、1990年代に一世を風靡しましたが、現在は死語になっています。
言うだけ番長
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「言うだけ番長」とは、言葉は勇ましいが行動が伴っていない人を揶揄する言葉です。梶原一騎・荘司としおの漫画「夕やけ番長」をもじった言葉であり、プロレスラーの前田日明が長州力に対して使ったことが最初とされています。
「言うだけ番長」が有名になったきっかけは、産経新聞の2012年の記事です。当時民主党の政調会長だった前原誠司を産経新聞が記事中で「言うだけ番長」と批判したところ、前原氏が産経新聞を「ペンの暴力」と批判して応戦、自身の記者会見から産経新聞の記者を締め出して問題となりました。
その後、前原氏を「口だけ番長」と揶揄する言葉も生まれましたが、現在では「言うだけ番長」と共に死語になっています。
「言うだけ番長」が有名になったきっかけは、産経新聞の2012年の記事です。当時民主党の政調会長だった前原誠司を産経新聞が記事中で「言うだけ番長」と批判したところ、前原氏が産経新聞を「ペンの暴力」と批判して応戦、自身の記者会見から産経新聞の記者を締め出して問題となりました。
その後、前原氏を「口だけ番長」と揶揄する言葉も生まれましたが、現在では「言うだけ番長」と共に死語になっています。
う~んマンダム
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