目次
- 平成生まれの20代死刑囚「千葉祐太郎」
- 石巻3人殺傷事件の概要
- 少女に暴行を働く
- 少女の実家に押し入る
- 少女の姉と友人を殺害
- 一緒に居た男性に負傷を負わせる
- 少女の左脚を刺す
- 少女を車に乗せ逃走
- 車を変えて逃走を続ける
- 現行犯逮捕
- 少女は保護される
- 千葉祐太郎死刑囚の生い立ち
- 家族構成
- 両親は離婚
- 母親が交際相手から暴力を受ける
- 母親からの虐待
- 小学生で祖母に引き取られる
- 母親に対する暴力行為
- 高校を中退
- 千葉祐太郎自身が語った「生い立ち」
- 千葉祐太郎と母親の関係
- 食事を与えてもらえない
- 犬用の首輪・リードをつけられる
- 家に放置
- 千葉が母親に暴力を振るうようになる
- 少年Bについて
- 千葉祐太郎の子分役だった
- 犯行直前に犯行を拒む
- 少年Bに科された判決
- 事件の背景
- 少女はDVに悩まされていた
- 少女の姉が仲裁役だった
- 以前から連れ去ろうとしていた
- 姉妹に頼まれ友人も実家に居た
- 事件当日、被害届を提出する予定だった
- 元交際相手少女、南部沙耶について
- 交際のきっかけ
- 千葉祐太郎から暴力を受けていた
- 何度も警察・家族に相談していた
- 両者の依存気質
- 出産
- 南部沙耶さんが受けたDV
- たばこの火を押し付けられる
- ダンベルで殴られる
- 首を絞められる
- 千葉祐太郎死刑囚への判決・現在とは
- 平成生まれ初の死刑囚
- 死刑判決により実名報道
- 拘置所に収監されている
- 千葉祐太郎の供述
- 事件の記憶がない
- 虐待があったから強くなれた
- 同情されるのはうんざり
- ビンタは3発目から暴力
- 嫉妬から暴力を働いてしまった
- 千葉祐太郎の家族・娘への想い
- 元交際相手と娘は自分のすべて
- 暖かい家族が俺の憧れ
- 事件現場の現在
- 事件となった家に祖母が1人で暮らす
- 祖母が亡くなった後に解体
- 交際相手とのトラブルで発生した事件
- 三鷹ストーカー殺人事件
- 逗子ストーカー殺人事件
- 館林ストーカー殺人事件
- 長崎ストーカー殺人事件
- 桶川ストーカー殺人事件
- 娘は今「父・千葉祐太郎」に対し何を思うのか
平成生まれの20代死刑囚「千葉祐太郎」
via pixabay.com
日本では『死刑制度』が導入されていますが、殺人を犯しても死刑になることは少ないか非常に時間がかかるか、いずれにせよ『被害者』より『加害者』の方が警察からの庇護のもとで暮らし続けたり、プライバシーを守られたりする不思議なシステムになっているようです。
つい最近、短い『平成』という時代が終わりましたが、ひとりの「平成生まれの死刑囚」が誕生してしまいました。バブル経済が破綻してすぐに生まれた『平成』という時代は、日本にとって暗い時代の始まりでもありました。
つい最近、短い『平成』という時代が終わりましたが、ひとりの「平成生まれの死刑囚」が誕生してしまいました。バブル経済が破綻してすぐに生まれた『平成』という時代は、日本にとって暗い時代の始まりでもありました。
ストーカーをする人の心理は?加害者の心理考察となりやすい人の特徴 - POUCHS(ポーチス)
ストーカー被害は放置しておくと、重大な事件に発展しかねません。今は男女問わず、ストーカーになり得る可能性があります。相手に好意があるのにも関わらず、嫌がらせをしてしまう加害者の心理を考察します。あなたは大丈夫でしょうか?
石巻3人殺傷事件の概要
via pixabay.com
『石巻3人殺傷事件』とは、平成22年の2010年2月10日、宮城県石巻市で、当時18歳の『少年A』と報道されていた『千葉祐太郎』が元交際相手の少女を巡り、少女の親族・知人3人を殺傷した『少年犯罪』であった殺人事件です。
平成28年の2016年、24歳になっていた千葉祐太郎は、平成16年の2004年に成立した『裁判員裁判』で扱う少年事件で初めて死刑が確定した、平成生まれの少年死刑囚となりました。
1審の仙台地裁の裁判員裁判は、求刑通り死刑を言い渡し、2審の仙台高裁も1審を支持し、上告された審判決での最高裁も上告を棄却し「事件当時未成人であった」千葉祐太郎の死刑が確定されたのです。
平成28年の2016年、24歳になっていた千葉祐太郎は、平成16年の2004年に成立した『裁判員裁判』で扱う少年事件で初めて死刑が確定した、平成生まれの少年死刑囚となりました。
1審の仙台地裁の裁判員裁判は、求刑通り死刑を言い渡し、2審の仙台高裁も1審を支持し、上告された審判決での最高裁も上告を棄却し「事件当時未成人であった」千葉祐太郎の死刑が確定されたのです。
少女に暴行を働く
via pixabay.com
2010年2月4日と5日、宮城県石巻市の元解体作業員で当時18歳の千葉祐太郎は、元交際相手『沙耶』さんがいる宮城県東松島市の祖母宅で、沙耶さんを鉄の棒などで何度も殴り、火のついたたばこを額に押しつけるなどの暴行を加え、全治1か月の怪我をさせました。
沙耶さんの実家は別にあったのに、沙耶さんが祖母宅にいることを知っていたり、押しかけて全治1か月の怪我をするほどの暴力を加えていることで、千葉祐太郎と沙耶さんは「親密な交際」をしていたことが伺えます。
沙耶さんの実家は別にあったのに、沙耶さんが祖母宅にいることを知っていたり、押しかけて全治1か月の怪我をするほどの暴力を加えていることで、千葉祐太郎と沙耶さんは「親密な交際」をしていたことが伺えます。
少女の実家に押し入る
via pixabay.com
千葉祐太郎が、元交際相手『沙耶』さんの宮城県東松島市にある祖母宅で、沙耶さんに暴行を加え全治1か月の怪我をさせた数日後、2010年2月10日の早朝午前6時40分頃、宮城県東松島市の無職の少年Bを共犯にした千葉祐太郎は、宮城県石巻市内にある沙耶さんの実家に押し入りました。
女性相手に、しかも「自分より圧倒的に弱者である」とわかっている『元』交際相手である女性が暮らす実家に、共犯者を連れて押し入るという、なんとも情けない犯人でした。
女性相手に、しかも「自分より圧倒的に弱者である」とわかっている『元』交際相手である女性が暮らす実家に、共犯者を連れて押し入るという、なんとも情けない犯人でした。
少女の姉と友人を殺害
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共犯者と共に元交際相手の沙耶さんの実家に押しかけた千葉祐太郎は、2階で寝ていた当時20歳の沙耶さんの姉と、当時18歳の沙耶さんの友人の女子高生を、刃渡り約18cmの牛刀で複数回刺して殺害しました。
沙耶さんの姉と友人は、沙耶さんが千葉祐太郎が交際している時から暴力を振るわれ、交際を解消した後も一方的にストーカーされてトラブルを起こされていることを知っており、沙耶さんの身の安全を心配して、常に側にいるように生活していたのです。
沙耶さんの姉と友人は、沙耶さんが千葉祐太郎が交際している時から暴力を振るわれ、交際を解消した後も一方的にストーカーされてトラブルを起こされていることを知っており、沙耶さんの身の安全を心配して、常に側にいるように生活していたのです。
一緒に居た男性に負傷を負わせる
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早朝に突然、2階でものすごい物音が聞こえ「何が起こったのか?」と気がつくひまもなく、沙耶さんの姉の美沙さんから千葉祐太郎のことで相談を受けていた友人で20歳の建設作業員の男性は、2階からおりてきた千葉祐太郎に右胸を刺され全治3週間の重傷を負いました。
右胸を刺された男性は、沙耶さんの身を心配していた姉から「沙耶さんの事を守りたい」と相談されていた友人の1人でした。たまたま現場にいたとされていますが、若い女性だけで沙耶さんのことを守るよりも、信頼できる男性が家にいてくれることで安心できると考えてのことでした。
右胸を刺された男性は、沙耶さんの身を心配していた姉から「沙耶さんの事を守りたい」と相談されていた友人の1人でした。たまたま現場にいたとされていますが、若い女性だけで沙耶さんのことを守るよりも、信頼できる男性が家にいてくれることで安心できると考えてのことでした。
少女の左脚を刺す
via pixabay.com
早朝に突然目の前に現れた自分の元交際相手でストーカーの千葉祐太郎が、目の前で次々と身内や大切な人たちを刺し殺したり、重症を負わせていることを目の当たりにした沙耶さんは、恐怖で立ちすくんでいました。
すると!今度は、自分の左脚を刺したのです。恐怖と痛みで動けなくなった沙耶さんは、そのまま千葉祐太郎にさらわれました。今なにが行われているのか理解できないまま、痛みと恐怖で身動きが取れなくなっていました。
すると!今度は、自分の左脚を刺したのです。恐怖と痛みで動けなくなった沙耶さんは、そのまま千葉祐太郎にさらわれました。今なにが行われているのか理解できないまま、痛みと恐怖で身動きが取れなくなっていました。
少女を車に乗せ逃走
via pixabay.com
散々ストーカー行為を繰り返し、元交際相手である沙耶さんを拉致しようとしていた千葉祐太郎は、目的を達成できたことで、喜びでいっぱいだったでしょう。
これからどうするという具体的な計画もないまま、ひたすら警察から逃げようと車で逃走することにしたようです。この計画のラストがハッピーエンドになるとは思っていなかったでしょう。
とにかく、沙耶さんを自分の元へ連れ去ることができるだけで満足でした。これからのことなど、何も考えていませんでした。
これからどうするという具体的な計画もないまま、ひたすら警察から逃げようと車で逃走することにしたようです。この計画のラストがハッピーエンドになるとは思っていなかったでしょう。
とにかく、沙耶さんを自分の元へ連れ去ることができるだけで満足でした。これからのことなど、何も考えていませんでした。
車を変えて逃走を続ける
via pixabay.com
とにかく、念願だった沙耶さんを自分の元へ連れ去ることができて「警察から逃げる」ことしか考えられなかった千葉祐太郎は「車を変えれば逃げ切れる」と判断したようです。
しかし、細かく計算されてもいないまま、車を変えるくらいで警察から逃げ切れるはずなどありません。しかし、沙耶さんをと一緒に入られることが幸せに感じられた瞬間だったのでしょう。沙耶さんの大切な人を刺し殺してでも、沙耶さんを傷つけてでも、一秒でも長く、沙耶さんを自分のもとに置いておきたかったようです。
しかし、細かく計算されてもいないまま、車を変えるくらいで警察から逃げ切れるはずなどありません。しかし、沙耶さんをと一緒に入られることが幸せに感じられた瞬間だったのでしょう。沙耶さんの大切な人を刺し殺してでも、沙耶さんを傷つけてでも、一秒でも長く、沙耶さんを自分のもとに置いておきたかったようです。
現行犯逮捕
via pixabay.com
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