2019年7月19日 更新

トキタセイジの生い立ちや現在とは?闇金ウシジマくんとの関連も

「路地裏拝金エナジー」という本を書いたのは、人気漫画の一つである「闇金ウシジマくん」の主人公のモデルとなったトキタセイジ。トキタセイジとはいったいどんな人なのでしょうか。生い立ちや闇金の実態、そして現在とは?漫画との関連も含めて紹介していきたいと思います。

目次

最悪よりは少しばかりマシな選択肢を用意してやる

Child Crossroad Kid - Free photo on Pixabay (489827)

相手に反論する余地を与えないことと”最悪”よりは少しばかりマシな選択肢を用意してやること、袋小路に追い詰められて正常な判断力を奪われてしまった人間の本能は、その場をやり過ごすために、自分から”ちょっとマシ”を選ぶようにできている。

なにしろ、やつは銀行や行政からはすでに見捨てられたも同然の存在だ、長年連れ添った嫁や年頃の娘をもついい歳をしたオッサンの話をまともに聞いてやれるのが金貸しの俺だけだなんて、こんな不幸なことはないだろうと語っています。

下の人間はさらに下の人間を見て安心したい

Sky Freedom Happiness - Free photo on Pixabay (489839)

「下の人間はさらに下の人間を見て安心したいんじゃないかな。自分よりも貧乏で弱くて不幸な存在を見ることで、“自分はまだ大丈夫”と再確認する。根本的なことでいえば、ボランティアだって同じだよね。あれは困っている人を助けることで、安心感をタダで買っているようなものだから。」と。

下の人間を見て安心したいという人間の心理はあるのかもしれません。「まだ、大丈夫」という安心感が頑張る力になる場合もあるのではないでしょうか。

彼らは別に落ちた存在じゃない

Holzfigur Stones Life Struggle - Free photo on Pixabay (489841)

「客のことをクズだなんだとあえて辛辣(しんらつ)に書いているけど、彼らは別に落ちた存在じゃない。彼らなりに精いっぱい生きている。だから、“こんな自分にもまだ金を貸してくれるところがある”という、安心感を覚えて帰るヤツが多いよね。」と話しています。

必死に生きていても、何かのきっかけで底辺と言われるようなギリギリの生活を強いられることが起こるのかもしれません。自業自得だと言われてしまえばそれまでですが、それでも必死に生きようとしているのです。

この人そろそろ死ぬなと察してしまうこともある

Desert Drought Composing - Free photo on Pixabay (489842)

「こっちは真剣に客と向き合っているから、“あ、この人そろそろ死ぬな”と察してしまうこともある。それは自殺であっても病気であっても、追い詰められることで生じるちょっとした予兆や変化には敏感になってしまう」と話しています。

ギリギリのところで生活をしながら借金を返済していくのは、簡単なものではありません。身から出た錆と言ってしまえばそれまでですが、真摯に向き合っているからこそ、雰囲気から感じ取ってしまうのかもしれません。

金はいくらでもやるから早くこの仕事を辞めることを考えろ

The Dollar They Business A Wealth - Free photo on Pixabay (489844)

「もともと一生続けていく仕事ではないと思っていたし、従業員にも『金はいくらでもやるから、早くこの仕事を辞めることを考えろ』と言っていたからね。実際、うちの従業員で、足を洗って飲み屋をやったり保険屋をやったり、カタギになったヤツは大勢いるよ。」とトキタセイジは言います。

闇金という裏の世界で仕事をするよりは、堂々と胸を張って言える仕事に就くほうがいいに決まっています。お金という武器を持つことで出来ることの選択肢が増えて自分の尊厳を守ることが出来るのだと強い思いがあるのではないでしょうか。

闇金ウシジマくん名言集

Font Lead Set Book Printing - Free photo on Pixabay (489863)

人は過去のことや他人にことを羨ましく思う傾向にあります。性別関係なく、年を取ると「若いころにもっと、ああしとけば良かった」などと若いころの自分を羨むこともあるのではないでしょうか。

闇金ウシジマくんは、読んだことのある人なら誰しも一度は思うであろう、「これ、自分のこと書いているんじゃ…」と思うほどリアルで実は自分の身近に起こりうる描写がされています。人生において、心に刺さるような名言はいくつか紹介していきます。

一人で背負わなきゃならねぇコトもある

Frogs Funny Travel - Free photo on Pixabay (489870)

「生きてくのは大変だ。人間、一人じゃ抱えきれねェコトもある。だが、一人で背負わなきゃならねぇコトもある。そんな奴等が墨を入れて、少しでも自信を持てれば俺は嬉しい。」

生きていくって、誰もが大変だと一度は感じるのではないでしょうか。それぞれ背負うものは違いますが、何かしら背負って生きていくものですが、一人で必死に背負っていこうとするその覚悟は半端な気持ちではできません。生きていくことが辛くなるときもあるこの時代ならではの言葉かもしれません。

クズの人生に終止符を打つ職業

Checkmate Chess Resignation - Free photo on Pixabay (489873)

「人並み以下のクセに人並みに暮らしてる、身の程知らずのクズどもに終止符を打つのが…… 俺達 ヤミ金の仕事だ!!」借金をすることで一時的であれ、自分の手元にお金が入る。それを自分のお金だと勘違い・錯覚していく。闇金で少額の借金をしたことを忘れて成り上がって浮かれている人に「お前の明日があるかどうかなんて、わからねえ。今、払え!」と言い放ったこともあります。

人は調子に乗るものかもしれませんが、調子に乗り過ぎて周りが見えなくなったときの怖さは何とも言えません。調子の乗り過ぎた時こそ、見えない落とし穴には気を付ける必要があるのでないでしょうか。

世の中は奪い合い、俺は奪(と)る方を選ぶ

Success Business Woman Career - Free photo on Pixabay (489875)

「強い国は弱い国から奪い、資本家は労働者から奪い、政治家は国民から奪う。世の中は奪い合いだ。ちょっとずつ気付かねェようにしているだけで、俺が『奴隷君』から奪うのとなんも変わらねェ。奪るか奪られるかなら、俺は奪る方を選ぶ。」

お金を奪い合う戦場で、弱い人間は徹底的に狙われる。お金の持っている人間のところに集まり、持っていない人間は闇金の食い物にされる、まさに弱肉強食だとも言っています。世の中お金が全てなのか?お金がないとダメなのか?考えさせられる言葉です。

一度なくした信用取り戻すのは最初に信用作るより大変

Yes No Typography - Free vector graphic on Pixabay (489886)

「一度なくした信用取り戻すのは最初に信用作るより大変」信用というのは獲得するのが難しいものですが、一度得た信用を失ってしまうと、再び信用を得るためには一度目の何倍も難しいんです。

ウシジマくんで出てくる信用という言葉は大体が金絡みですが、信用を失うきっかけは日常の中に多々潜んでいるのではないでしょうか。普段の生活の中でも、やはり信用があるからこそ、人間関係は築かれていくものであり仕事も出来るのではないでしょうか。

6 / 8

関連する記事 こんな記事も人気です♪