2019年7月19日 更新

トキタセイジの生い立ちや現在とは?闇金ウシジマくんとの関連も

「路地裏拝金エナジー」という本を書いたのは、人気漫画の一つである「闇金ウシジマくん」の主人公のモデルとなったトキタセイジ。トキタセイジとはいったいどんな人なのでしょうか。生い立ちや闇金の実態、そして現在とは?漫画との関連も含めて紹介していきたいと思います。

目次

「闇金ウシジマくん」の表紙は15巻までは丑嶋のイラストと、掲載シーンや裏表紙の人物の体内を含む体の一部や輪郭、服装をコラージュしたイラストが描かれていただけの表紙でしたが、16巻以降は背景までかかれるようになっています。

裏表紙は大抵、その話の中心人物、そのエピソードがその単行本で終わらなかった場合は、次の単行本でその人物の周りにいる人物が描かれることが多く、れました。この裏表紙も、16巻になると背景が描かれるようになっています。

闇金経営から見る裏社会や修羅場を描いている

The Shambles - Free photo on Pixabay (449414)

この作品の多くのエピソードにおいては、人々が救いのない状況に陥る様が描かれています。一般人が覚醒剤に依存し廃人となってしまう・洗脳により自己決定が出来ない状況に陥り殺人を犯すなど、極めて陰惨な内容が大半を占めています。人が依存して借金をするものがパチスロからソーシャルゲームになったりと、話が進むごとに時代の変遷も見えてきます。

闇金以外の選択肢が思い浮かばないほど思考停止した人たちのエピソード、そして闇金という裏社会や修羅場をリアルに描かれているところが人気になっています。

頭脳明晰で冷静沈着

Brain Mind Psychology - Free image on Pixabay (472155)

主人公の丑島馨は、常に冷静沈着で物怖じしない強心臓の持ち主として描かれています。若手でありながら卓越した手腕で闇金業を営み、裏社会の修羅場を幾つも乗り越えてきた生粋のアウトローで、幼い頃から壮絶な環境を生きてきたため、時折、深い人生哲学を覗かせています。

物事や債務者の本質を見抜き、それらに対して冷静な観点で見ており、仲間に対しては基本的に寛容であまり怒ることはありませんが、債務者に逃げられるなどのヘマをしたり、勝手な行いをした場合は容赦なく鉄槌を下すという冷酷さがあります。

犬好きを変えウサギ好き

Bunny Rabbit Easter - Free photo on Pixabay (472158)

作品のモデルとなったトキタセイジは、大の犬好きでパピヨンを16匹も飼って亡き母が漫画ではウサギ好きに変わっています。飼っていたウサギを中学生の頃から大事に飼っており、動物霊園にはこれまでに飼育していて死んだウサギを大量に飼っており、4代目のウサギ16羽をペットシッターも驚くほど、まめに世話しているとして描かれています。

最終章では滑皮に大事に飼っていたウサギの一匹を殺された時は初めて号泣するシーンが描かれています。初期の頃では借金の申し込みに来た女性ににこやかな笑顔で丁寧に対応したり、ウサギを過度に溺愛する様子が冷酷な取立てを行うなど、ウシジマ像との対比が激しいのも印象的な作品です。

同業者やヤクザなどから畏怖と尊敬を集める

Handshake Haendeschuettel Respect - Free photo on Pixabay (492707)

常に冷静沈着かつ物怖じせず、裏社会の修羅場を幾つも乗り越えてきたウシジマ。そのカリスマ性は部下はもちろん一部同業者や協力企業から畏れと尊敬を集める反面、数多くの敵を生み出し妬みや恨みを買っています。そんなウシジマですが、返済意志のある者やどん底から立ち直ろうとしている者に対して、ある程度寛大な態度を見せる一面があります。

自分が認めた者に対しては積極的に褒め、時には労働環境の過酷だが給料額が職場を紹介したり、債務者の相談に乗ったり、トラブルを解決するための助言や手を貸すこともあります。これは、大事な客を失わないためという理由がありますが、なかなか出来ることではありません。また乗り合わせたタクシーの運転手が取り立て相手であっても、乗車料金はきっちり払うなどの筋を通す人でもあります。

エピソードは完全フィクションではない

Problem Solution Question - Free image on Pixabay (449543)

基本的にはフィクションでありますが、作者のリサーチしたものを誇張はあるにしても、リアリティさにはこだわって描いていたのではないでしょうか。拉致→殺人も実際にあった事件をモチーフにした部分もあると言われています。

パチンコなどのギャンブルは依存症とも言われており、日本みたいに安全と言われる国に住んでいても何かちょっとしたきっかけで地獄に落ちる事もあるということを漫画で描いているのではないでしょうか。誰もが陥る可能性があるという意味では、完全なフィクションと断言することは出来ません。

ドラマ化・映画化

Film Photo Slides - Free image on Pixabay (449547)

「闇金ウシジマくん」は、真鍋昌平による日本の漫画「闇金ウシジマくん」を原作とし、毎日放送が制作したテレビドラマです。2010年10月14日から12月9日までSeason1、2014年1月17日から3月14日までSeason2、2016年7月18日から9月19日までSeason3が放送されました。

2012年に本ドラマをベースにした映画『闇金ウシジマくん』が、2014年には本ドラマSeason2をベースにした映画『闇金ウシジマくん Part2』がSeason2放送終了後にそれぞれ公開されています。2016年には本ドラマのSeason3と直結した『闇金ウシジマくん Part3』と映画シリーズ最終作となる『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』が連続公開されるなど人気がある作品です。

2019年5月完結

Cheers Beverage Drink Booze Root - Free photo on Pixabay (449566)

単行本は2017年の時点で、1,000万部を突破する人気漫画であり、2019年5月30日に最終巻である46巻が刊行されました。同作品は社会の底辺にいる人々の生活や心理を克明に描き注目を集め、第56回小学館漫画賞一般向け部門を受賞しています。休載が多い作品であり、一つの章を終えるまでに途中で休むことが多々あった作品でもあります。

初期の頃は、普通に顔出ししていましたが、インタビューなどメディアで自分の姿が出る時は、ファッショナブルなサングラスをかけたり、カメラの角度で素顔を出さないようにしています。作品の内容から、そういう対応をしているのかもしれません。

完結を記念したウイスキーが発売された

The Drink Cocktail Beverage - Free photo on Pixabay (492721)

実写ドラマ化や映画化され、平成22年度小学館漫画賞の受賞など、輝かしい人気を誇った作品である「闇金ウシジマくん」。2019年に15年に及ぶ連載の完結と、2019年5月末に発売されるコミックス完結編の第46巻を記念して、限定268本でシリアルナンバー入りのスペシャルなシングルモルトを発売しました。

発売したボトルは、世界的なウイスキーコレクターとして有名なウイスキー評論家・山岡秀雄氏がセレクトした、「インチガワー1997」、21年熟成のシングルカスクです。

闇金ウシジマくんに登場する実在の人物

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2004年から『ビッグコミックスピリッツ』で連載していた高利貸し業「カウカウファイナンス」を営んでいる丑嶋馨の物語ですが、エピソード全てに「○○くん」がついているのが特徴で、これまでに俳優山田孝之主演でTVドラマ・映画化もされています。

マンガ『闇金ウシジマくん』の作者、真鍋昌平さんは実際に新しいエピソードを書く前に、会えるときは知り合いのツテをたどって当事者に話を聞きに行ったりと、ネットや書籍だけではわからない「生」の情報に触れて取材をしていいます。あまりに現実をリアルに描写するために、「何で俺の日常を書いてるんだ!」とクレームが入ったことがもあるようです。

鰐戸三兄弟

Killer Horror Jimmy - Free photo on Pixabay (488268)

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