2019年7月19日 更新

トキタセイジの生い立ちや現在とは?闇金ウシジマくんとの関連も

「路地裏拝金エナジー」という本を書いたのは、人気漫画の一つである「闇金ウシジマくん」の主人公のモデルとなったトキタセイジ。トキタセイジとはいったいどんな人なのでしょうか。生い立ちや闇金の実態、そして現在とは?漫画との関連も含めて紹介していきたいと思います。

目次

利息は週倍と高騰している

One Hundred Percent Statistics - Free photo on Pixabay (489972)

闇金業者の利息は10日で1割のトイチ、3割のトサン、5割のトゴと言ったものが有名です。しかし、2019年時点で、闇金の利息は高騰しており、1週間で元本の10割を請求される「週倍(しゅうばい)」の利息を取る闇金も珍しくありません。闇金は貸し付けた全員から回収しようとは考えていません。

貸し付けるお金に対して、利息が高額なので何人かの回収不可が発生したとしても採算が合うのです。闇金の利息が高騰した理由は、一般の個人が弁護士や警察に直ぐに駆け込む為に闇金業者の中で「回収不可」の貸付が増えているためです。その為、闇金業者が儲ける為には1人あたりの利息が高くなっているのです。

殴る蹴る等の暴力的な取り立ては見られない

Fist Bump Anger Hand - Free photo on Pixabay (489974)

闇金と言えば「殴る蹴る、漁船に乗せられる、臓器を売る、女性はソープで働かされる」という暴力的なイメージが強いのでは無いでしょうか?しかし、2003年に警察の取り締まりが強化されてからと言うものの闇金業者も目立つ取り立てを行うことが出来なくなりました。

その為、闇金業者がドアをガンガン叩いたり、うずくまる債務者を容赦なく蹴りつけたり・・と言った映画の様な取り立てを行うことは、ほぼ無くなっているのです。

性風俗店で強制労働などはない

Icon Human Rights Forced Labour - Free vector graphic on Pixabay (489981)

よく闇金でお金を借りて返済できない人が風俗で仕事をしていくようになるという話がありますが、この真偽については表に出てきていない部分が非常に多いのが現状です。しかし、基本的に闇金が風俗で女性が働かせるということはないようです。

というのもこれをすると女性が働いている風俗店にも違法性が出てくる可能性があり、そのようなリスクを飲み込むお店はまずないということからこのように考えられます。また闇金側としても、自分達の存在を多くの人に知られる可能性があるリスクがあり、変に風俗を紹介して足跡を残してしまうことに対して警戒しているようです。ただ、「絶対にない」というわけでもないようです。

顧客の信用を傷つける等の取り立てが見られる

Thunderstorm Sea Clouds - Free photo on Pixabay (489984)

顧客や本人の勤務先へとピザの出前を数十枚届ける、救急車、消防車を呼びつける。という嫌がらせも闇金業者がよく使う手口です。他にも、SNSなどネット上に「○○が不倫をしている」等と名誉を傷つける書き込みを行ったり、付近のコンビニに顧客の名前でクレームを入れて、顧客の家まで謝罪に来させるなど、「電話で遠隔から行える限りの嫌がらせ」を行います。女性の場合は事前に裸の写真を送らせ、支払い不能になると「写真をばら撒くぞ」と脅迫される被害が増えています。

犯罪行為に加担させる場合もある

Firearm Revolver Bullet - Free photo on Pixabay (489987)

闇金業者の中には、融資の条件として「6台の携帯の契約をして送ってください」などとするところもあるようです。巧みに説明し安全な取引だと強調するようですが、携帯の譲渡に関しては携帯だけ取られて分割購入した支払いだけ残るなどのトラブルになっていたりするそうです。

携帯を送ったからといって融資されるわけではなく、携帯が犯罪に使われれば、契約した人間が捕まるのです。知らなかったでは済まされない事態となります。知らないうちに犯罪行為に加担させられる場合もあるようなので注意が必要です。

トキタセイジは漫画以上に破天荒な人物

Hacker Kopûšon Light - Free photo on Pixabay (489990)

「闇金ウシジマくん」は、主人公のウシジマは全くブレず、債務者やウシジマに挑んでいく側にドラマがあります。しかも、主人公の彼がやっていることは犯罪です。現代の拡大する格差社会や、富の偏在がより苛烈になってきたこの時代をうまく描いている作品なのです。

モデルとなったトキタセイジは、漫画以上に破天荒な人物なのかもしれません。しかし、彼自身が話す言葉は、闇金に手を出す人に限らず、現代の私達自身にも考えさえられる・心の突き刺さるような言葉なのです。仕事をする上での心構えなど一般社会になじんでいる人にも響く言葉・あなた自身がハッとさせられるような言葉があるのです。私達が生きている今は、「一寸先は闇」そんな時代なのかもしれません。

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