2019年8月11日 更新

吉田純子死刑囚の死刑執行の様子は?生い立ちや共犯者たちとの関係性

この事件は看護師4人の犯行であり、主犯格の吉田純子は死刑という判決を受けました。そして執行は朝日新聞によって伝えられました。この主犯格となった吉田純子とは子供のころからどのような生い立ちがあったのでしょうか。吉田純子の最後も含めて紹介します。

目次

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上記で簡単に人物像に触れましたが、どのように共犯者3人は吉田純子と過ごすようになったのでしょうか。また、3人の中で最も吉田純子に近かったとされる堤美由紀は、吉田純子とどのように出会い、どのように関係を深めてしまったのでしょうか。

堤美由紀と吉田純子の関係性を含め、共犯者3人が吉田純子に操られ、服従するようになったことに関して紹介していきたいと思います。

吉田と堤の出会い

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吉田純子と堤美由紀の出会いは、看護学生時代でした。しかし、卒業後は疎遠になり会う事はありませんでした。その後、吉田純子が仕事場に同僚として入り、吉田純子と堤美由紀の距離が縮まります。

再度仲良くなった二人、堤美由紀は、自分の悩みを吉田純子に打ち明けました。その内容は、自分は独身だが、相手は既婚者であるため、現在不倫している。関係を終わらせたいけれど、なかなか縁を切ることができないというものでした。

堤から金を搾取

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相談を受けた吉田純子は、堤美由紀が相手と縁を切りたいということに付け入り、「自分のバックには政界や警察に顔が利く先生という人がいる。その先生が始末してくれるから大丈夫」と嘘をでっちあげました。

勿論嘘であるため、そんなことができるわけはないのですがこの時偶然、不倫相手が姿を見せなくなったのです。このこともあり、堤美由紀は吉田純子を信じ、吉田純子と先生という存在を認めは締めました。

後に堤美由紀から解決料を騙し取るなどし、後には堤美由紀の給料までも管理するようになりました。

深い関係にあった堤

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堤美由紀と出会った1年後には同居を始めます。吉田純子は性欲も強いとされていましたが、夫である吉田浩次さんは家を出ていったこともあり、堤美由紀と二人きりになります。

そのため、堤美由紀と関係を持つことで性欲処理をしようとした吉田純子は、また言葉巧みに堤美由紀を洗脳し、肉体関係を持ちました。堤美由紀は同性愛者というわけではなかったため、吉田純子との関係に苦痛を感じていたことは間違いないでしょう。

その後、吉田純子は堤美由紀との間に子供ができたなどと、ありえないことを言い、最初は信用していなかった堤美由紀でしたが、何故か吉田純子の言葉に信用してしまいます。

このように、二人の関係はとても深いものになり、そして主従関係は確実に形成されていきました。

2人からも同じ手口で金を搾取

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次に石井仁美との再会を果たし、後に池上和子にも近づきます。二人に吉田純子は、堤美由紀同様に悩み解消すると近づき、お金を騙し取ります。

しかし、堤美由紀のパターンと違うのは本当にあった悩みではないということです。堤美由紀に言ったことと同様に「先生」という架空の人物をちらつかせ、それぞれに悩みを生ませたのです。

石井仁美には「夫が不倫と借金トラブルを抱えている」ということを伝え、その解決金に750万円を騙し取りました。そして、池上和子にはいくつかのトラブルをでっちあげ、合計3900万円という多額を騙し取りました。

高級マンションに同居

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殺害後、保険金を手にした吉田純子は久留米市の9階建てマンションの最上階である4LDKの部屋を購入し、自分の子供達と同居します。

そんな高級マンション、保険金で手に入れたのかと思うでしょうが、そうではなく、そのマンションのローンは夫の浩次さんが組んでいました。

これに関してもとても巧妙なコントロールだったでしょう。そして、共犯者の3人に同じマンションを購入させ、みんなで同じマンションに住んでいたようです。

3人は自腹であるため、看護師と言えど高級なマンションを購入する3人の力もすごいのではないでしょうか。

3人を従属させていた

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トラブルを解決してくれたからなのか、先生という存在はもちろん、吉田純子のことを完璧に信用した3人は吉田純子の奴隷と化します。

部屋の掃除はもちろん、給料の確保、堤美由紀に至っては性奴隷のような扱いまであったことでしょう。しかし、3人は不満を持つことはなく、吉田純子の言うことは全て正しいとマインドコントロールされてしまいました。

従属関係が切れたのは逮捕がきっかけでしたが、3人はいつまで吉田純子という人物を信用していやのでしょうか。また、先生という存在に疑問を持つことはなかったのでしょうか。

マインドコントロールは、相手の言葉の力によりますが、自分はかからないと思っていても簡単に騙されるものです。吉田純子は、多くの相手をコントロールしてきました。その力は、とても罪深く重罪と言えるでしょう。

吉田純子が働いていた病院は?

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吉田純子は准看護師の資格を取得後、大阪の病院で働いていました。その後、正看護師になるために聖マリア看護専門学校に入学し、卒業後結婚します。

そして子供である三女を妊娠中に堤美由紀と再会し、出産後堤美由紀の働く大和病院で働き始めました。そこでは総婦長に懇願し、堤美由紀と同じ病棟に配属されました。

1997年には堤美由紀と吉田純子の二人で久留米市にある田丸川記念病院で働いていました。看護師として能力の高かった堤美由紀は即主任にまで登り、結果を出していたようです。

事件がモデルとなった作品「黒い看護婦」

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ノンフィクション作家の森功は、この事件を元に主犯格である吉田純子と手紙を何度もやり取りをして本を完成させました。「黒い看護婦」というもので、新潮社から2004年11月に刊行されました。

2015年にはフジテレビ系の「赤と黒のゲキジョー」というテレビにてドラマ化されましたが、名前は偽名であり、本来の時間92分というものが74分にまで縮めることになりました。

主演は大竹しのぶさん、寺島しのぶさん、酒井真紀さん、木村多江さんと豪華キャストが演じ、忠実に作品は出来上がりました。

日本で起きた保険金殺人事件

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日本で起きた保険金殺人は、久留米看護師連続保険金殺人事件だけではありません。多くの保険金含む、お金絡みの殺人があり、多くの人が保険金やお金のために殺されています。

お金は人を狂わせます。確かにお金があることは自分の心を満たし、余裕も生むでしょう。しかし、その分、自分の人生の歯車は狂います。お金に遊ばれたら自滅までいくでしょう。

金欲しさに行われる犯罪ですが、日本には過去どのような保険金殺人事件があったのでしょうか。日本で起きた保険金事件を紹介します。

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