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ほかす
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「ほかす」とは「ほる」とも言われますが、関西地方で40代後半以降の人がよく使う方言だそうです。今では、若い人たちはあまり使わなくなっているようですが、一体どういった意味があるのでしょう。実は、これらは「捨てる」という意味の言葉なのです。
「あの服、古うなったんでほってしもたわ」(あの服、古くなってしまったので捨ててしまった)、「あの手紙、ほかしたやろ」(あの手紙、捨ててしまったでしょ)、「それ大切なもんやからほかしたらあかんで」(それは大切なものだから、捨てたらだめだよ)、「ゴミはちゃんとゴミ箱にほかしや」(ゴミはちゃんとゴミ箱にすてなさい)などのように使われます。
「あの服、古うなったんでほってしもたわ」(あの服、古くなってしまったので捨ててしまった)、「あの手紙、ほかしたやろ」(あの手紙、捨ててしまったでしょ)、「それ大切なもんやからほかしたらあかんで」(それは大切なものだから、捨てたらだめだよ)、「ゴミはちゃんとゴミ箱にほかしや」(ゴミはちゃんとゴミ箱にすてなさい)などのように使われます。
さら
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「さら」という言葉から何をイメージしますか?お皿が目に浮かぶ人は関西出身ではないですね。実は、この「さら」という言葉は関西弁で、「新品」という意味なのです。
ある人が、大阪の小学校に転校したときの話ですが、新しい筆箱をランドセルから出すと、隣の席に座っていた女の子が、「それさら?」と聞いてきたそうです。その人は、「それ、お皿?」と聞かれたと思って、しばらく返事ができなかったそうです。どうしてこれがお皿なんだろう、と思ってしまったのですね。
例えば、「その靴、さらなん?」(その靴、新品なの?)とか「さらなんやから、汚したらあかんで」(新品なんだから汚したらいけませんよ)などのように使われます。
ある人が、大阪の小学校に転校したときの話ですが、新しい筆箱をランドセルから出すと、隣の席に座っていた女の子が、「それさら?」と聞いてきたそうです。その人は、「それ、お皿?」と聞かれたと思って、しばらく返事ができなかったそうです。どうしてこれがお皿なんだろう、と思ってしまったのですね。
例えば、「その靴、さらなん?」(その靴、新品なの?)とか「さらなんやから、汚したらあかんで」(新品なんだから汚したらいけませんよ)などのように使われます。
どんつき
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「どんつき」は「どん突き」と書きます。これは、最近の若い人たちの間ではあまり使われていないようですが、関西弁で「突き当り、行き止まり」という意味の言葉です。語源は「ドンと突き当たる場所」です。
道順を説明する時によく使われる言い回しです。例えば、「ここをまーっすぐ行くとどんつきになるんで、その一本手前の道を左へ曲がってんか」(ここを真っすぐ行くと突き当りになるので、その一本手前の道を左に曲がってください)などのようにと使われます。
道順を説明する時によく使われる言い回しです。例えば、「ここをまーっすぐ行くとどんつきになるんで、その一本手前の道を左へ曲がってんか」(ここを真っすぐ行くと突き当りになるので、その一本手前の道を左に曲がってください)などのようにと使われます。
関西弁に詳しくなれましたか?
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方言は、その地方の香りが漂ってなかなかいいものです。ことに、その地方の人たちが方言で会話をしている様子には、温もりが感じられます。しかしそこに、その地方出身でない者が加わると、何を言っているのかさっぱりわかないことも多々あって、会話がちんぷんかんぷんになってしまいます。
しかしそれもまたよいのではないでしょうか。少しずつ慣れ親しんでいけばいいだけのことです。今回紹介した関西弁はほんの一握りにも満たないものですが、これを機に、いろいろな資料を参考にして、ほかにどのような関西弁があるのか、調べてみるのも楽しいかもしれませんよ。
しかしそれもまたよいのではないでしょうか。少しずつ慣れ親しんでいけばいいだけのことです。今回紹介した関西弁はほんの一握りにも満たないものですが、これを機に、いろいろな資料を参考にして、ほかにどのような関西弁があるのか、調べてみるのも楽しいかもしれませんよ。
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