2019年3月21日 更新

黄色人種に対する差別の実態とは?黄色人種の特徴と他人種との違い

人種の3大区分である白色人種、黒色人種、黄色人種。様々な人種からなるこの世界で、日本人のルーツである黄色人種と、他人種の歴史と特徴や、まだまだある人種差別の問題の背景や、実際に起こった差別や事件などをとりあげて、簡潔にご紹介していきたいと思います。

日本人は黄色人種

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人種というのは、そもそも大きく3つにわかれており、コーカソイド(白色人種)、ネグロイド(黒色人種)、モンゴロイド(黄色人種)にわかれています。
我々日本人はこの3つの中の、モンゴロイド(黄色人種)に位置しています。

どういった種類と起源があり、日本人は日本に分布しているのか。
自分たちのルーツを知ることは少なく、簡易的にしか知らない方もいると思います。
そんな方の為に、これから人種についてご紹介していきます。

さまざまな人種

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現在は肌の色で分布地域を表すことは、差別につながることとして、デリケートな問題とされていますが、ここでは、どのように呼ばれる人たちがいるか、どの地域の人がどのように呼ばれてきたかをご紹介していきます。

白色人種(白人)

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白色人種(白人)とは、肌の色が薄く、白に近い色を持つ人種のことをいいます。
そして白色人種は、最も世界で多い人種です。
コーカソイド(Caucasoid)とも呼ばれ、コーカソイドに分類される人々の、主な居住地としては、ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ、西北インドになるそうです。

身体的特徴は、肌の色が薄い黄色で、メラニンが乏しく、人によるが髪や目の色も薄く、目鼻立ちがはっきりしていて口が小さく、背も高い。

黒色人種(黒人)

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黒色人種とはいわゆる黒人で、ネグロイド(Negroid)とも呼ばれています。
アメリカではアフリカン(african)とも言われています。
黒人の方たちが一番好む呼ばれ方はブラック(Black)だそう。
 ネグロイドに分類されている人々の主な居住地としては、サハラ以南、アフリカ大陸です。


身体的特徴は、肌が褐色の黒色で、厚い唇、縮れた頭髪で、頭長であり、手足が長い。
性格は極めて陽気で、欲望に忠実とも言われているそう。


黄色人種(黄人)

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黄色人種は、蒙古人種、モンゴロイド(mongoloid)とも呼ばれています。
黄色人種の主な居住地としては、東アジア、北アジア、東南アジア、中央アジア、南北アメリカ大陸、アフリカ近辺の太平洋諸島及びマダガスカル島等に分布している。

黄色人種の特徴は、肌の色は黄褐色から淡色褐色まで様々である。
髪の色は基本的に黒か茶色で、顔は他人種に比べると、凹凸がない。
胴長短足でモンゴロイドには古モンゴロイドと、新モンゴロイドがいる。

赤色人種

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赤色人種とは、アメリカナともよばれ、主にアメリカ州の先住民のことをいいます。
現在は大半がインディアンとなります。
太古からアメリカにて生活を営んでいたそうで、エスキモー・イヌイットなどもアメリカ先住民です。

人種的にはモンゴロイドですが、白人よりも先にアメリカに住んでいたためこのような呼び方をしているようです。
背は中くらいで、美しい黒髪を持ち、それを伸ばすことが民族の誇りとなっている。

現在は赤色人種と呼ぶことが差別にもつながる可能性があることを覚えていておいて下さい。

褐色人種

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褐色人種とは、茶色人種ともいわれています。 
18世紀から19世紀に行われた、肌色の分布による人類分類の一つの中のものです。
現在は、
南アフリカ人:カポイドまたはネグロイドに属す。
北アフリカ人:ネグロイド、コーカソイドに属す。
西アジア人:コーカソイドに属す。
中央アジア人:モンゴロイド、コーカソイドに属す。
インド人:オーストラロイド、コーカソイドに属す。
東南アジア人、ポリネシア人:モンゴロイド、オーストラロイドに属す。

となっています。

黄色人種の歴史

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それでは、どのようにして黄色人種が生まれたのか、気になりますよね。
歴史を紐解き、ご紹介していきます。

人類の歴史は20万年前の一人の女性から

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人類の歴史は、まだ不可解なこともたくさんありますが、現生人類の、ホモ・サピエンスは20万年前のアフリカに誕生した、女性が母系遺伝してきた、「ミトコンドリアイブ説」が有力とされています。

すべての人類は、このミトコンドリアイブ(ラッキーマザー)から生まれ、すべての人類を辿るとこの、ミトコンドリアイブの遺伝子に行き着くという説です。

ミトコンドリアは、ほとんどの細胞に含まれる、生命体のエネルギーを作り出す小器官で、その中には体の細胞とは異なるDNA(遺伝子)をもっています。
その中に含まれるDNAが、ミトコンドリアイブのDNAであり、これはさ女性にしか受け継ぐことができない遺伝子とされています。

黒人→白人→黄色人種

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5〜6万年前に見つかっている人類の化石では、ヒトは皆、黒色人種(黒人)だったそうです。
その後、一部の北方に移動したものが、環境の適応に合わせメラニン色素を減らし、紫外線を取り込もうとした者たちが白色人種(白人)になりました。

その後、さらに一部のものが北方の、寒さの厳しいユーラシアに移動しました。
その際に寒さをしのげるよう、顔の凹凸をなくし、手足も短くすることで、表面積を減らしていったことで、寒さに耐えられる身体に変わっていきました。
それと同時に、氷雪からの強い紫外線を防ぐため、メラニンをさらに増やすと同時に、黄色い色素を追加した民族こそが、黄色人種だといわれています。



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