2019年3月21日 更新

黄色人種に対する差別の実態とは?黄色人種の特徴と他人種との違い

人種の3大区分である白色人種、黒色人種、黄色人種。様々な人種からなるこの世界で、日本人のルーツである黄色人種と、他人種の歴史と特徴や、まだまだある人種差別の問題の背景や、実際に起こった差別や事件などをとりあげて、簡潔にご紹介していきたいと思います。

人種差別を意味する用語

Pencil Black White - Free photo on Pixabay (112587)

いつの時代でも差別用語というものは存在していました。
その代表となる蔑称をここでは紹介していきます。

ニガー

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ニガー(Nigger)とは、主に英語圏で、黒人を指す蔑称となっています。
和訳では、黒んぼ、黒奴などだそうです。
アメリカ合衆国においては、アフリカ系アメリカ人に対する差別語となっており、1960年代までは、皆普通に使用していたのですが、時を経るごとに差別的な意味合いをもつようになり、今はこれを避け、N-wordとよばれているようです。

野球選手の新庄選手はニューヨークメッツ在籍中、ブラックコーヒーを飲み「にがーっ!」と言ったことで、黒人選手を激怒させたエピソードもあるくらいに、敏感な差別用語です。


イエローモンキー

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イエローモンキーとは、黄色人種の肌が黄色いことと、猿のように平坦な顔立ちとIQが低いなどという皮肉を込めて、言われる古い蔑称です。

第二次世界大戦時、連合国の兵士が日本兵を侮辱するときに使われていたそうです。
しかし戦時中に一時的に使用されていた非常に古い蔑称であり、現在はイエローモンキーなどという欧米人はいないそうです。

チンキー(チョンキー)

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チンキー(Chinky or Chinkie)とは、隙間などを意味する「Chink」から派生した言葉だそうです。
裂けた目を持つ人という意味を持った言葉で、東洋人の特徴を卑下する蔑称です。

チョンキーとも言うそうで、イギリス、アメリカなどの英語圏や、インドなどでも使われているそうです。
白色人種はアジア圏の黄色人種を区別することができないので、アジア人への蔑称としても使われているそうです。

アメ公

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アメ公(あめこう)とは、日本人がアメリカ人を指す際の蔑称です。
公とは、本来は公爵など位の高い人を表す言葉ですが、逆転して蔑称になっています。

古い言葉で、ヤクザ映画などの言葉のイメージが強いです。
この「公」という言葉はほかにも、先公(先生)、ワン公(犬)、ヤー公(やくざのこと)、ポリ公(警察)など、いろいろな用途で使用されていることもあるようです。
色々な、言葉についていることから、あまり差別用語という意識はありませんが、言われて気持ちのいいものではありません。

ジャップ

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ジャップとは、Japanise.JapanをJapと略した蔑称です。
古くからあるこの言葉は、徳川幕府の頃からあり、その頃はただのJapanの略称だったか、1900年にロンドンに留学していた夏目漱石が、Japと呼ばれ、失敬と受け取る記述があったことから、蔑称との認識があったと思われる。

明治以降、アメリカへの日本人移民が増加し、現地住民との摩擦が生じた際や、第二次世界大戦中には、半日の宣伝として多用され、蔑称として根付いた。

鮮人

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鮮人とは、戦前の日本が韓国合併後の日本政府に不満を持つ朝鮮出身者や、満州の朝鮮人反対派や犯罪者をさす差別用語だった。

それを応用した「不逞鮮人」や「怪鮮人」などの造語も生まれたそうで、1919年の三・一独立運動後に、テロを行う朝鮮人が恐怖と不安の対象となり、「不逞鮮人」という造語が一気に広まり、一時期は流行語にもなったそうです。

また、関東大震災のころには、「朝鮮人が震災に紛れて悪事をした」というデマがながれ、怪鮮人の言葉が広まり、民族差別や、対立の一員となったそうです。

黄色人種だけでない!差別の歴史

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先程黄色人種の差別についてご紹介しましたが、差別は黄色人種に限ったものではありません。
次は、他人種による差別を取り上げます。

白人至上主義

Sand Pattern Wave - Free photo on Pixabay (113183)

白人至上主義とは、人種差別思想のひとつで、「White Power」「White Pride」という言葉が頻繁に用いられるそうです。
白人がそれ以外の人種、有色人種より優れているという意味合いの言葉です。

昔からあるこの白人至上主義の思想は、ドナルド・トランプ大統領によってまた浮き彫りになったとされています。
2017年にも、白人至上主義者のデモにより、犠牲者が出ました。
現在もアメリカには白人至上主義団体が917もあります。

hiphop界での白人

Hip Hop Hiphop Dj - Free image on Pixabay (113203)

Hiphopは、1970年代のアメリカ、ニューヨークのブロンクス州で生まれました。
ヒップホップには4代要素があり、ラップ、ブレイクダンス、DJプレイ、グラフィティがあり、ヒップはかっこいい、ホップは跳躍するという意味で、音楽のみならず、ファッションやアートなどの分野で黒人が弾ける文化といった意味合いを込めてつけられました。

80年代には黒人の誇り、団結、自覚を訴える音楽がたくさん作られ、政治的要素も含まれていたようです。
そんなヒップホップですから、もちろん白人がヒップホップを始めたころは、かなりの批判があったようです。
エミネムなどはその代表で、彼は才能にあふれており、今ではその実力で差別をも乗り越え、黒人にも支持されるヒップホップ界の代表とされています。

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