2019年3月21日 更新

黄色人種に対する差別の実態とは?黄色人種の特徴と他人種との違い

人種の3大区分である白色人種、黒色人種、黄色人種。様々な人種からなるこの世界で、日本人のルーツである黄色人種と、他人種の歴史と特徴や、まだまだある人種差別の問題の背景や、実際に起こった差別や事件などをとりあげて、簡潔にご紹介していきたいと思います。

中東は黄色人種?

Jordan Travel Desert - Free photo on Pixabay (109795)

原生人類が辿ってきたルートは、大きく分かれており、黄色人種は東アジア方面に進出していきました。

すべての人種がアフリカからの経由で散らばったこともあり、中東は地域柄、混血している人も多くいるようで、黄色人種が中東を通り道にしたということもあり、モンゴロイドの血も入っている説もありますが、現在では白色人種、コーカソイドに分類されています。
ですが、遺伝子的には中東の人々はモンゴロイドの原型となっていたそうです。

各国の黄色人種に対するイメージ

Hands World Map - Free photo on Pixabay (110542)

では、世界では黄色人種はどう思われているのでしょうか?
他人種が抱く黄色人種へのイメージをまとめました。

アメリカから見た黄色人種

Statue Of Liberty New York Ny - Free photo on Pixabay (110552)

アメリカはとても広く州によっても対応や知識の有無が様々です。
歴史も浅く人口も多いため、渡米した方の中には、やはり差別はなくならないのでは、という印象を抱く方もいるそうです。

行った方のお話によると、アリゾナ州のお隣、カリフォルニア州はアジア人差別がより顕著でした。ニューヨークに行くと人種差別がさらに露骨だそう。
州によっても、まだまだ差別は根付いているようです。

最近でもまだ米国の基地問題なども、日本は抱えています。
米国の場所によりますが、「日系人は真面目で逆らわない」と、戦時中のイメージが残っているところもあるようです。

オーストラリアから見た黄色人種

Koala Bear Australia Teddy - Free photo on Pixabay (110597)

オーストラリアはかつて、金が出たことにより沢山の移民がやって来ました。
その中でも中国人の移民はオーストラリアの脅威だったそうで、当時、白豪主義という政策を打ち立て、移民規制のことです。

オーストラリアではこれを「White Australian Policy」といったそうです。
これは1901年から1973年まで70年以上も続いた政策です。
その後1975年には差別をなくしや移民を受け入れる法案が可決されたため、そういったことはなくなりました。

現在も都会に行くとほとんど差別はないそうです。
オーストラリアは自然豊かで、旅行にも人気です。
ですが、田舎の方に行くに連れて、まだ差別的な古い考えが残っているところもあるようです。

イギリスから見た黄色人種

London Parliament England Ben - Free photo on Pixabay (110679)

イギリスにも多少の黄色人種への差別は田舎にいくほどあるようです。
イギリス人から見た黄色人種は、英語力が乏しいと思われがちだそうで、イギリスの方からは、皆黄色人種の、アジア人は同じような見た目に見えるようで、皆英語力がないと思われがちです。

他には、そもそもアジア諸国をよく知らない、イギリスで働いていると出稼ぎに来ていると思われたり、女性であれば「一晩いくらで買えるのか?」というようなことや、アジアの女性は簡単に落とせると思っている人もいるようです。

黄色人種が差別される理由

Toddlers Babies Children - Free vector graphic on Pixabay (111140)

色々な人種の中で差別される黄色人種の理由、各国からのマイナスイメージをご紹介していきます。

容姿

Baby Boy Hat - Free photo on Pixabay (111153)

白人こそが、最高であり人類の頂点と考える人は、まだまだ少なくありません。
こんなに差別に対して敏感な世の中でも、まだ根付いているものはあります。

特に容姿は、一目見ただけで黄色人種とわかります。
肌の色と、白人に比べて平坦な顔立ち、体格も小柄なため、白人からすると、皆同じ顔に見える、という風に思われがちです。

また、アジア人も白い肌に憧れたり、白人を綺麗と思ったりと、美的感覚は国によって違うものですが、白人にはまだまだ、黄色人種よりも白人が1番という考えが根付いています。

体格の貧弱さ

Bonding Casual College - Free photo on Pixabay (111196)

さきほどの黄色人種の特徴でご紹介したとおり、黄色人種は、もともと小柄な体格です。
最近では食生活の変化や遺伝子の変化もあり、黄色人種でも大きい人が増えてきました。

ですがまだまだ白色人種や黒色人種に比べて、平均的には小さいようです。
その小ささと華奢さから、弱々しく思えるようです。

ヨーロッパやオセアニアは平均身長が175cm以上あり、オランダに関しては平均が183cmだそうです(!)
一方アフリカや東南アジアでは、まだまだ貧困もあり、平均が162cmだそうです。
日本も、1970年代までは170cm を切っていましたが、2000年代は172cmと大きく躍進しています。
いつかは、他人種と肩を並べる黄色人種がほとんどになるかもしれません。

教育

Child Reading Bible - Free photo on Pixabay (111221)

世界の共通言語といえば、英語です。
白色人種はそもそも、黄色人種に対して英語力が皆無だと思ってる方も多いようで、教育の観点からみても共通語を話す白色人種からすると、黄色人種は見下されやすいようです。

アジア諸国でも、教育を満足に受けられない国もまだまだあり、白色人種からすると、そのイメージのままの方が、差別したりするそうです。
以前米名門大学でもアジア系のアメリカ人を、満点をとっても受からせないといったことをしたりしていたケースもあったようです。

宗教

Cross Christ Faith - Free photo on Pixabay (111232)

日本は、宗教差別が少なくあまりピンとはこないと思いますが、世界には宗教差別が色濃く残る地域もあります。

日本にもたくさん宗教は存在しますが、世界的に見るとやはりキリスト教(プロテスタントやカトリック等の違いもありますが)が信者人口は1番です。
日本はあまり宗教差別がないと有名なようですが、世界では宗教問題は難しく、いつの時代背景でもあり、黄色人種だからというのではなく、どの宗教を信仰しているかによっての差別はあるようです。

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