2019年7月15日 更新

お客様は神様は日本だけ?海外の反応と三波春夫のこの言葉の真意

お客様は神様と言う言葉は、日本だけです。海外の反応はとても冷たいものなのです。三波春夫が使ったこの言葉の真意、そして、クレーマーを逆上させないための返し、どうして年配の人がクレーマーになってしまうのかなどをこの記事で解説していきます。

お客様は神様という言葉を乱用する日本人をみた、海外の反応として、「ビジネスには有利である」という声があります。クレーマーの声を活かすことができるからです。行き過ぎたクレーマーの声だとしても、「こういう意見がある」と知ることができますし、ビジネスには有利になりえるという声もあります。

クレームの全てを受け入れるのではなく、それを活かしてより多くの顧客を得ることができれば、売上げはあがりますし、ビジネスに有利になるという考え方です。

やりすぎ

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お客様は神様という言葉を乱用する、日本人をみた海外の反応として、「やりすぎ」という声が多くあります。クレーム対応に対してもマニュアル化されていたり、日本人のサービスはロボットのようだという声もあります。

もちろん日本人のサービスの笑顔やおもてなしの心は海外の人の心を打つ場合もありますが、お客様は神様という言葉を、クレーマーだけでなく、店側もそれを取り入れてしまっていることにより、「やりすぎではないか?」「そこまでしなくてもいい」という意見は大変多くあります。

機械的ではなく、もっと人間味のある接客をしてほしいという意見もありますし、あくまでお金とサービスを交換しているのであって、どちらかが優位であるという考えは海外の人にはありません。海外の人というのは、サービスにしても個人的な人間関係においても、常に対等な関係を求めているので、日本人の、「お客様は神様で、お店は下手に出る」というやりかたは、「やりすぎ」という声が多いのです。

神様になる必要はない

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お客様は神様という言葉を、乱用する日本人をみた海外の反応は、「神様になる必要はない」という、とても冷静な意見です。海外の人は、「どっちが上でどっちが下」という、上下関係を作りません。個人的な関係においても「対等」ですし、育児にしても子供を下に見るのではなく「対等」で、子供を尊重します。

ですから、お店でも、「お客様が上」「お金を払った方が上」などと言った考え方をしませんから、「お客様は神様」という言葉にとても驚きます。お金を払うのは、そのサービスを受けるためのものであって、「自分が神様になって何かをしてもらうためではない」のです。

お金を払う側も、お金を受け取る側も、対等な関係で見ているので、お客様が神様になる必要は、全くないのです。ですから、日本人が「お客様は神様」という言葉を乱用しているのを見て、驚いている海外の人はとても多いのです。

勘違い

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お客様は神様という言葉を、乱用する日本人をみた海外の反応として、「ただの勘違い」という声が圧倒的です。「神様になる必要はない」という項目で解説しましたが、人間関係はもちろん、お店とお客様という関係でも、海外では上下関係は作りません。

先輩・後輩という言葉がある日本では、人間関係においても上下関係を作ることが好きな人がとても多いです。会社内でも、1日でも早く入社すればその人が先輩になってしまいます。しかし、これも同じような勘違いで、「お金を払ったお客様が神様で、お金を受け取る側は神様ではない」という考え方も、海外の人からみたら、ただの勘違いです。

お金は、サービスを受け取るツールであって、神様からもらうものではありません。同じ人間からもらうもので、お金を渡す人が神様なはずはないのです。冷静に考えたら日本人でも分かることですが、「お客様は神様」という言葉が乱用されてしまっていることで、勘違いをしている日本人の多さに、海外の人は驚きを隠せないのが現状です。

お客様は神様という言葉の生みの親は「三波春夫」さん

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ここまでは、「お客様は神様という言葉が生み出すクレーマーの特徴」と、「お客様は神様という言葉を乱用する日本人をみた、海外の反応」を紹介してきました。

ここからは、お客様は神様というkと場の生みの親は「三波春夫」さんであることを解説していきましょう。いつうまれて、そして、どういった真意でその言葉を生み出したのか?という事を解説します。これを読めば、「お客様は神様だから、何をしてもいい」という、間違った解釈がなくなります。

そして、これは日本だけに存在する言葉であり、海外にはないですし通用しないことがお分かりいただけます。ですから、ぜひ海外旅行のときには気をつけてください。お金を払う側が神様だと信じていると、大変な目にあってしまいます。

1961年頃に生まれた言葉

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お客様は神様という言葉の生みの親は、「美波春夫」さんです。そして、誕生したのは、1961年です。今が2019年ですので、それほど古い言葉ではないことがお分かりいただけるはずです。お客様は神様であるという言葉が生まれて、まだ60年ほどです。

ですから、大昔から語り継がれた言葉なのではなく、比較的新しい言葉なのです。しかし、その言葉がとても衝撃的で、また、とても有名な人の言葉であったので、いろんな解釈をされてしまって、今では悪質なクレーマーを生み出すことになってしまったのです。

美波春夫さんが、この現状を知ったら驚くかもしれませんが、実は、お客様は神様という言葉には、お金を払う人が神様で、何をしてもいいだなんて、そのような真意はなかったのです。以下に解説していきますので、言葉の真意をぜひ参考にしてみてください。

言葉の真意

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それでは、まずは美波春夫さんの簡単なプロフィールをご紹介します。1923年に、新潟県に産まれました。13歳で東京に出て、16歳で、日本浪曲学校に入学、東京の新歌舞伎座で初舞台をされました。終戦のあとには、抑留生活を送り、仕事の合間に歌を歌ったり、演劇をしたりして仲間を慰めた方です。

そして、昭和32年に、美波春夫として歌謡界にデビューし、以来、文化庁芸術祭最優秀賞を受賞したり、日本レコード大賞企画賞を受賞しました。そして、2110年にお亡くなりになり、その日に新潟県民栄誉賞を受賞されています。

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美波春夫さんの「お客様は神様です」という言葉は、「歌を歌う時には、あたかも神前で祈る時のように、雑念を払っています。そして、まっさらな澄み切った心にしてから、完璧なものをお見せしたい。だから、お客様を神様とみたてて、歌を歌うのです。」という真意だったのです。

お客様が神様だから、自分は何でも神様のいう事を聞きます。そういった真意では全くないのです。何をされても我慢をしてお客様のいう事を聞きます。そういった意味では全くないのです。

日本だけに存在する言葉

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お客様は神様という言葉は、美波春夫さんが作り、真意は「お客様は神様だから、何でもいう事を聞く」という意味ではないことを解説しました。という事は、当然ですが、この言葉は日本だけに存在する言葉であり、海外では通用しません。

日本のサービスだけを信じて、そして、この「お客様は神様である」という言葉を鵜呑みにして海外に行ってしまうと、海外の人のサービスに驚くことになるでしょう。それは、前述したように、海外では人間関係は、対等である事が基本だからです。

お店の人・お客様、これも人間関係なのです。ですから、海外の人は、自分がお客様だから特別だとも思っていないですし、サービスをしてくれることに感謝をしてお金を渡すのです。日本人の多くが、お金を渡す側が偉いと勘違いして、過剰なサービスを要求しますが、それは海外では全く通用せず、反対に嫌な態度をされてしまうので、気をつけてください。

間違えて広まってしまった原因

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それでは、どうして「お客様は神様」という言葉が、間違えて広まってしまったのでしょうか?それには理由があり、「レッツゴー三匹」という、漫才トリオがその言葉を流行らせたといわれています。

レッツゴー三匹という、漫才トリオはとても人気があり、すぐに「お客様は神様」という言葉が流行しました。そして、流行したために多くの人がその言葉を知り、とうぜん人それぞれに捉え方は変わるので、三波春夫さんの真意とは別の解釈で捉えてしまった人もたくさんいるのです。

以下に間違えて広まってしまった原因を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

レッツゴー三匹

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お客様は神様ですという言葉を流行らせたのは、美波春夫の舞台をみた「レッツゴー三匹」という漫才トリオだと言われています。本来は、美波春夫さんの真意は、「歌うことへの姿勢」としてこの言葉が使われたのですが、それを、レッツゴー三匹という漫才トリオが、漫才で取り上げたのがきっかけです。

もちろん、悪意があってこの言葉を使ったのではないのですが、人によって色々な捉え方があるので、人気のあったレッツゴー三匹さんのその漫才で、様々な解釈がなされ、広まってしまったのです。

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