2019年5月24日 更新

プチエンジェル事件の概要と真相は?少女たちのその後と皇太子の噂も

今から16年前に発生したプチエンジェル事件をご存知ですか?謎の多い事件で未だにネットなどでは話題になります。そこでプチエンジェル事件の真相や、本当に当時の皇太子や皇族がかかわっていたのか被害にあった少女の気になるその後など詳しく紹介していきます。

目次

 (292198)

逃げ出した少女が助けを求めに行った花屋の店員の証言も「少女が窓から助けをもとめてきた」から「少女が駆け下りてきて助けを求めてきた」と変わっています。窓からと駆け下りてくるのは全く意味合いが違いますし何故証言が変わったのでしょうか。

事件現現場を誤報道

 (292201)

事件現場は赤坂にあるインターナショナルプラザ赤坂No.1です。しかし、マスコミは渋谷で発生した事件だと報道しました。赤坂は永田町に近いですからプチエンジェル事件に政治家の関与が疑われる要因となっています。

顧客リストは「偽名」と報道

 (292209)

顧客リストは偽名だと捜査当局が発表していますが、身元確認にも使われる顧客リストが偽名ということは考えにくいですし、あくまでも噂や憶測で記載されていたのではないかと騒がれているだけでわざわざ偽名だと発表するのも何か裏があるのかと勘繰りたくなりますね。

捜査・報道の打ち切り

 (292161)

顧客リストが偽名だと発表されてからすぐに捜査は打ち切られました。それを受けてマスコミ各社もぱったりと報道をしなくなりました。プチエンジェル事件は終結を迎えました。

少女を監禁したマンションの正体

 (292211)

プチエンジェル事件の現場となった「インターナショナルプラザ赤坂No.1」の土地および建物は事件当時、小沢一郎の政治団体「陸山会」の所有物でした。入居者は男女問わず夜の世界の関係者や外国人などが多くあまり近づきたくない場所だったようです。偶然なのか必然なのかここでも大物政治家が絡んできますね。現在はホテルマイステイズ赤坂になっており、当時の面影はありません。

プチエンジェル事件を追っていたフリーライター「染谷悟」

 (292217)

マスコミ報道が収束してもなお事件を追っていた記者がいます。フリーライターの染谷悟です。ここでは、染谷悟についてご紹介していきます。

生い立ち

 (292221)

染谷悟は1991年よりフリーライターとして活動します。1995年からは「柏原蔵書(かしわばらくらがき)」というペンネームで執筆活動をしていました。家族の情報や妻、子どもの有無については不明となっていて詳しい経歴なども公表されていません。
どんな危険な取材でも自ら取材していたという染谷悟はアングラ(アンダーグラウンド)と呼ばれる裏社会に関する記事を専門に「裏ブブカ」という雑誌を中心に執筆していました。特に薬物や暴力団、風俗や人身売買などに関する記事が多く、危険を顧みずに自分の手で取材を行っていたので記事には臨場感があり大変読み応えがと評判でした。
染谷悟の代表作は、2003年7月に発売された「歌舞伎町アンダーグラウンド」という歌舞伎町の裏社会を描いた小説になります。犯罪件数や捜索願が多い日本一のネオン街歌舞伎町の闇が詳細に描かれていました。そしてちょうどこの小説が出版された月に、プチエンジェル事件が発生しました。数々の裏社会を取材してきた染谷悟にとってプチエンジェル事件は大変興味深くフリーライターの血が騒いだに違いありません。

空き巣・盗難被害!危険を感じていた

 (292223)

染谷悟は親しい知人に「中国のマフィアに狙われている」「殺されるかもしれない」というような事を漏らしていたことがわかっています。染谷悟は元々かなり危険な取材を行っていましたのでいくつかのトラブルを抱えていましたので、この発言がプチエンジェル事件を追っていたからなのかは不明です。しかし、プチエンジェルでは中国マフィアと日本の暴力団との間で人身売買が行われていた疑いもあるため、この発言はプチエンジェル事件に関わっていてもおかしくはありません。
実際に自宅の窓ガラスが割られていたり、ベランダの柵が壊されていたことが何度かあり「逃げてもダメだ」というメモが落ちていたこもあったといいます。さらに空き巣や盗難の被害にもあい2002年9月には自宅からパソコンやカメラなど合わせて77点もの私物が盗まれた事件もありました。かなり危険な状況の中で取材をしていた事がわかります。

2003年に東京湾で遺体となって発見される

 (292226)

染谷悟は2003年9月5日午後仕事で雑誌の編集者と電話で会話をしてから行方が分からなくなりました。翌日6日には路上に落ちていたカメラが警察に届けられ、知人によって染谷悟のカメラだと判明しました。そして、7日には雑誌編集者の携帯電話に「旅に出る」というメールが届きました。名前は染谷悟でしたが、使われていたメールアドレスは今までのものとは違っていました。犯人が偽装工作で送ったのでしょう。

5 / 6

関連する記事 こんな記事も人気です♪

日本や世界の不思議な事件まとめ!中には未解決の事件も?

日本や世界の不思議な事件まとめ!中には未解決の事件も?

日本や世界では不思議な事件が多く起きています。未解決の事件もたくさんあり、発生理由がわからなかったり行方不明のまま見つからなかったりするものもあります。どのような事件が起きているのか日本編と世界編に分けて詳しくご紹介していきます。
光市母子殺害事件の詳細と判決!大月孝行の壮絶な生い立ちと現在は?

光市母子殺害事件の詳細と判決!大月孝行の壮絶な生い立ちと現在は?

1999年に発生した光市母子殺害事件の犯人は大月孝行(旧姓・福田)という男性でした。犯人の男は18歳という若さで主婦・乳幼児を殺害したのです。今回は光市母子殺害事件について詳細を紹介すると共に、死刑に至るまでの経緯、そして大月孝行の生い立ちを紹介して参ります。
ホモフォビアの意味と原因とは?同性愛の歴史と日本で起きた事件

ホモフォビアの意味と原因とは?同性愛の歴史と日本で起きた事件

性について寛容と言われる日本でも多く存在する『ホモフォビア』という思想をご存じでしょうか。同性愛などの性的思考と関係が深いその言葉が生まれた歴史的背景や、原因について、また世界での捉え方も同時に触れて、性的志向への議論に関しても考えて行きます。
アメリカの有名ギャング「アル・カポネ」の生涯!逮捕された理由とその後も

アメリカの有名ギャング「アル・カポネ」の生涯!逮捕された理由とその後も

アル・カポネは、20世紀のアメリカを代表するギャングです。アメリカで禁酒法が施行された時代に犯罪組織の近代化に成功し、絶大な権力を誇りました。その影響は現在まで続いています。今回は、アメリカ史上最も有名なギャング、アル・カポネの生涯に迫ります。
底なし沼は日本にも実在する?沼の仕組みや脱出法と死亡事故も

底なし沼は日本にも実在する?沼の仕組みや脱出法と死亡事故も

底なし沼は国外だけのものではなく、日本にも実在しています。ここでは、底なし沼の深さや仕組みについて解説、脱出方法・救助方法や悲しい死亡事故、また、底なし沼がある場所の特徴や底なし沼がでてくる映画や童話なども紹介していきます。

この記事のキーワード