目次
カタギの意味とは
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カタギという言葉は、任侠映画などで耳にすることもあるのでヤクザが使う『ヤクザ用語』のひとつであると思われている方もいると思います。
しかし、本来は『カタギ』という言葉はヤクザの造語などではなく辞典にも載ってある一般的な言葉です。カタギという言葉を人の性格や質を指す意味合いで使うとき、漢字で『堅気』『気質』と書きます。
今回POUCHSはカタギという言葉の意味や、ヤクザとの関係について解説していきます。
その意味ですが、『堅気』とは真面目で律儀、地味でも堅実な生き方(仕事)をしている人の事を言います。
その様子がならず者と言われるヤクザとは真逆なので、ヤクザ自身が自分達とは違う「一般人」を指して使うことが多いようです。
しかし、本来は『カタギ』という言葉はヤクザの造語などではなく辞典にも載ってある一般的な言葉です。カタギという言葉を人の性格や質を指す意味合いで使うとき、漢字で『堅気』『気質』と書きます。
今回POUCHSはカタギという言葉の意味や、ヤクザとの関係について解説していきます。
その意味ですが、『堅気』とは真面目で律儀、地味でも堅実な生き方(仕事)をしている人の事を言います。
その様子がならず者と言われるヤクザとは真逆なので、ヤクザ自身が自分達とは違う「一般人」を指して使うことが多いようです。
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一方『気質』の方は、ある身分や職柄特有の性格を持った人の事を言い「職人気質」等がそれにあたります。
こちらはヤクザなりの『気質』もあることでしょうから、任侠映画等で聞かれる『カタギ』とは別物と言えます。
また、POUCHSは恋愛やライフスタイルを応援する記事を多数取り扱っています。こちらの記事も、ぜひ一緒にご覧ください。
こちらはヤクザなりの『気質』もあることでしょうから、任侠映画等で聞かれる『カタギ』とは別物と言えます。
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本物のインテリヤクザの特徴とは?学歴も高いインテリヤクザの実態 - POUCHS
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カタギの語源
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カタギという言葉の語源は平安時代まで遡ると言われています。当時、染め物職人が布地の染め付けに使っていた、模様を掘り抜いた木を「形木(かたぎ)」と呼んでいました。
当時の職人が独特の気質を持っていて気難しかったそうで、その職人達の「気質」を「形木」とかけて「カタギ」と呼ぶようになったようです。
そこから、真面目で「お堅い人」「堅い仕事をしている人」の事も『堅気』と呼ぶようになったという説があります。
当時の職人が独特の気質を持っていて気難しかったそうで、その職人達の「気質」を「形木」とかけて「カタギ」と呼ぶようになったようです。
そこから、真面目で「お堅い人」「堅い仕事をしている人」の事も『堅気』と呼ぶようになったという説があります。
ヤクザとカタギの関係
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ヤクザは花札を使った賭博の札の目が語源とされているように、バクチ打ち等真っ当な職に就かずに法に背いた暮らしをしている人達の事を言います。
ヤクザは組織を作り、犯罪や暴力行為等で収入を得たり勢力を広げています。
個人の犯罪者と違い、ヤクザならではの「掟」を掲げて組織の秩序を守っているのが特徴で、「親分、子分」の関係性を強く重んじます。
組織の性質が反社会的で役立たず、ならず者と言われることから、『カタギ』とは対極の関係にあると言われています。
ヤクザは組織を作り、犯罪や暴力行為等で収入を得たり勢力を広げています。
個人の犯罪者と違い、ヤクザならではの「掟」を掲げて組織の秩序を守っているのが特徴で、「親分、子分」の関係性を強く重んじます。
組織の性質が反社会的で役立たず、ならず者と言われることから、『カタギ』とは対極の関係にあると言われています。
極道との違い
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有名な任侠映画のタイトルでも使われている『極道』。極道と言えばヤクザの事を指す言葉だと考えるのが常識でしょう。
しかし、本来極道とは仏教用語だという事実を知っている人は少ないのではないでしょうか。
元々極道は仏法の道を極めた人に対して使う言葉で、高僧を極道者(ごくどうしゃ)と呼ぶそうです。それが江戸時代には侠客を極めた人の事も極道者と呼ぶようになりました。
侠客とは仁義を重んじ、弱きを助け強きを挫くような精神を持つ渡世人のことなのですが、そんな侠客と共にバクチ打ち等、今でいうヤクザも極道者と称されるようになったのです。
しかし、本来極道とは仏教用語だという事実を知っている人は少ないのではないでしょうか。
元々極道は仏法の道を極めた人に対して使う言葉で、高僧を極道者(ごくどうしゃ)と呼ぶそうです。それが江戸時代には侠客を極めた人の事も極道者と呼ぶようになりました。
侠客とは仁義を重んじ、弱きを助け強きを挫くような精神を持つ渡世人のことなのですが、そんな侠客と共にバクチ打ち等、今でいうヤクザも極道者と称されるようになったのです。
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本来の意味では『極道』と『カタギ』は違うとも言い切れない感じですが、やはり特に現代のヤクザを踏まえたニュアンスでの『極道』は『カタギ』とは社会面で大きく違いがあることになります。
シノギについて
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ヤクザものの漫画や映画には、『カタギ』という言葉同様に『シノギ』という言葉もよく見受けられます。シノギとはどんな意味があるのでしょうか。
シノギについて説明します。
シノギについて説明します。
シノギとは
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ヤクザの世界で言う『シノギ』とは、ヤクザ等の暴力団が収入を得る為の経済活動のことです。
暴力団員それぞれの生活だけではなく、『アウトローな世界で豪遊する』といった不良の夢の実現に繋がったり、より多くお金を稼いで全国に勢力を広める資金になったり、組長や幹部の人間が捕まった際の多額の保釈保証金になったり等と、ヤクザの「組」が力を持ち続けるのにはお金が必要です。
そこでヤクザ達は、シノギとして収入源を確保する為に違法性ない事業から犯罪行為まで様々な分野で稼いでいるようです。
暴力団員それぞれの生活だけではなく、『アウトローな世界で豪遊する』といった不良の夢の実現に繋がったり、より多くお金を稼いで全国に勢力を広める資金になったり、組長や幹部の人間が捕まった際の多額の保釈保証金になったり等と、ヤクザの「組」が力を持ち続けるのにはお金が必要です。
そこでヤクザ達は、シノギとして収入源を確保する為に違法性ない事業から犯罪行為まで様々な分野で稼いでいるようです。
シノギの語源
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シノギの語源は諸説ありますが、詳しいことは分かっていません。
「糊口をしのぐ(ご飯を糊状のおかゆになるまで伸ばして食いつなぐ)」や「鎬(しのぎ)を削る(お互いの刀の鎬が削れるほど激しい戦い)」等から来ているのではないかと言われています。
また、「凌ぐ(しのぐ)」という言葉は困難を乗り越える、だとか耐え忍ぶ、現状を我慢し切り抜ける、といった意味があります。
ヤクザとしての組織を守る、凌ぐ為に必要な収入を指しての『シノギ』と言えるかもしれません。
「糊口をしのぐ(ご飯を糊状のおかゆになるまで伸ばして食いつなぐ)」や「鎬(しのぎ)を削る(お互いの刀の鎬が削れるほど激しい戦い)」等から来ているのではないかと言われています。
また、「凌ぐ(しのぐ)」という言葉は困難を乗り越える、だとか耐え忍ぶ、現状を我慢し切り抜ける、といった意味があります。
ヤクザとしての組織を守る、凌ぐ為に必要な収入を指しての『シノギ』と言えるかもしれません。
シノギとして行われる手段、過去と現状
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ヤクザのシノギには違法性のない仕事と違法な仕事があります。特にバブル時代まではその表向きと裏向きの仕事の両立が可能でした。
違法で無いものの一部をあげると、不動産、士建、人材派遣、解体、等様々な事業を行っています。
逆に違法な仕事や犯罪になる分野の一部をあげると、薬物、売春、裏カジノ、みかじめ料の徴収(自分の組の縄張りで経営している店に対して用心棒代や挨拶料として金品を取り立てる)などがあります。
ところがバブル時代以降はヤクザの収入源を絶つ動きが活発になり、国家の縛りがキツくなったために違法でない仕事をすることがかなり困難となっています。
違法で無いものの一部をあげると、不動産、士建、人材派遣、解体、等様々な事業を行っています。
逆に違法な仕事や犯罪になる分野の一部をあげると、薬物、売春、裏カジノ、みかじめ料の徴収(自分の組の縄張りで経営している店に対して用心棒代や挨拶料として金品を取り立てる)などがあります。
ところがバブル時代以降はヤクザの収入源を絶つ動きが活発になり、国家の縛りがキツくなったために違法でない仕事をすることがかなり困難となっています。
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