目次
- 宇宙人の仕業?キャトルミューティレーションとは
- キャトルミューティレーションの詳細
- 身体的な特徴
- 検死結果
- キャトルミューティレーションの捜査
- FBIによる捜査
- キャトルミューティレーションは自然現象説が濃厚
- 口や性器などの各部の欠損・切断
- 行方が分からない目や臓器といった内臓
- 血が抜き取られていることに関して
- 皮膚がきれいに切断されていること
- 牧場側は自然現象説を否定
- キャトルミューティレーションには他にも説が
- 自然現象+人間の異常行動説
- カルト的な団体の仕業
- 政府や軍の実験
- キャトルミューティレーションだけじゃない!世界を震撼させたオカルト事件簿
- 時には人も襲う吸血動物チュパカブラの正体
- 世界一有名なUMAネッシーのあの写真はフェイク?
- 宇宙人にアブダクションされた人たち
- いまだに原因不明?謎の異物落下現象ファフロツキーズ
- 世の中には中々説明がつかないものがたくさんある
死骸から口や性器などが欠損したり切断されたりしている事実は、一見奇妙ですが、実は自然現象説で簡単に説明できます。欠損している部位は、いずれも柔らかく野生動物にとって食べやすい部位であったため、その部分が集中的に狙われただけです。
中には死骸から水分が失われてそれらの部位が収縮してしまい、あたかも欠けたように見えただけのケースもあります。さらに、微生物もそのような部位に発生して組織を分解していくため、自然と口や性器が欠損した死骸になるのです。
中には死骸から水分が失われてそれらの部位が収縮してしまい、あたかも欠けたように見えただけのケースもあります。さらに、微生物もそのような部位に発生して組織を分解していくため、自然と口や性器が欠損した死骸になるのです。
行方が分からない目や臓器といった内臓
via pixabay.com
目や脳など、体の内部にある臓器や器官がなくなっている事実は、ある野生動物に特徴的な行動で説明できます。その野生動物は鳥です。
鳥は動物の目を集中的に狙うことが知られており、目がなくなっているケースは、鳥に捕食されたケースがほとんどであると考えられます。
さらに、鳥は死骸の体内に侵入することもあります。口や肛門、コヨーテなどの他の動物によってつけられた傷口から体内に侵入し、柔らかく食べやすい臓器や器官を狙います。その結果、あたかも臓器が抜き取られたかのように見えただけだったのです。
鳥は動物の目を集中的に狙うことが知られており、目がなくなっているケースは、鳥に捕食されたケースがほとんどであると考えられます。
さらに、鳥は死骸の体内に侵入することもあります。口や肛門、コヨーテなどの他の動物によってつけられた傷口から体内に侵入し、柔らかく食べやすい臓器や器官を狙います。その結果、あたかも臓器が抜き取られたかのように見えただけだったのです。
血が抜き取られていることに関して
via pixabay.com
ほとんどの血液が抜き取られている事実は、とても動物の仕業とは思えませんが、これも自然現象で説明できます。実は血液は抜き取られたわけではなく、外に流れ出るか、吸血性の昆虫によって吸い取られただけです。
特にほとんどの血液は、動物の死後、重力によって体の下に集まり、そこから体外に流れ出ただけだと考えられます。血痕が残っていないことも単純な原理で説明できます。流れ出た血は、時間の経過と共に地面に吸い取られたため、血痕が残っていないだけであり、不思議な現象ではありません。
特にほとんどの血液は、動物の死後、重力によって体の下に集まり、そこから体外に流れ出ただけだと考えられます。血痕が残っていないことも単純な原理で説明できます。流れ出た血は、時間の経過と共に地面に吸い取られたため、血痕が残っていないだけであり、不思議な現象ではありません。
皮膚がきれいに切断されていること
via pixabay.com
キャトルミューティレーションの最大の謎であるきれいな切断面は、刃物を使わなくとも起こりうる現象であることが分かっています。切断面は一見刃物で切られたかのようですが、実際は動物に食べられただけであることが、FBIの実験により判明しました。
動物の死骸は、時がたつと共に水分が失われていくため、皮膚に裂け目ができやすくなります。そのような状態で動物に一部を食べられてしまうと、あたかも刃物で切断されたかのようなきれいな切断面ができあがるのです。
動物の死骸は、時がたつと共に水分が失われていくため、皮膚に裂け目ができやすくなります。そのような状態で動物に一部を食べられてしまうと、あたかも刃物で切断されたかのようなきれいな切断面ができあがるのです。
牧場側は自然現象説を否定
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現在では、キャトルミューティレーションは自然現象であるとする説が一般的ですが、一方で被害に遭った牧場側には、自然現象説を否定している人もいます。
一部の牧場主は、キャトルミューティレーションの被害に遭ったとされる家畜は健康体であり、自然死するはずがないと主張しています。被害に遭った家畜は、牧場で飼われている家畜の中で最も健康だったと主張する牧場主もおり、必ずしも自然現象説を受け入れているわけではありません。
そのため、現在でも自然現象以外に理由を求める人もおり、キャトルミューティレーションの原因にさまざまな異説を生み出しています。
一部の牧場主は、キャトルミューティレーションの被害に遭ったとされる家畜は健康体であり、自然死するはずがないと主張しています。被害に遭った家畜は、牧場で飼われている家畜の中で最も健康だったと主張する牧場主もおり、必ずしも自然現象説を受け入れているわけではありません。
そのため、現在でも自然現象以外に理由を求める人もおり、キャトルミューティレーションの原因にさまざまな異説を生み出しています。
キャトルミューティレーションには他にも説が
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先に解説した通り、キャトルミューティレーションには自然現象説や宇宙人説以外にもさまざまな説があります。以下でキャトルミューティレーションの原因とされるさまざまな説を紹介します。
自然現象+人間の異常行動説
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キャトルミューティレーションの一部は確かに自然現象だが、一部は自然死ではなく人間に殺された、と考える人がいます。動物が殺された理由は、人間の異常行動が理由であり快楽目的で殺害されたという説です。。
この説を支持する人は、死骸から一部が欠損していることも簡単に説明できると考えています。あたかも猟奇殺人犯が死骸をもてあそぶかのごとく動物の死骸を切断して楽しんでいるというのです。
この説を支持する人は、死骸から一部が欠損していることも簡単に説明できると考えています。あたかも猟奇殺人犯が死骸をもてあそぶかのごとく動物の死骸を切断して楽しんでいるというのです。
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キャトルミューティレーションに限らず、一部の人間が動物を虐待することによって性的な快楽を得ることは、以前から知られています。キャトルミューティレーションの被害に遭った動物は、このような人間の犠牲になったというのです。
ただし、人間が行ったという確かな証拠があるわけではありません。一部の事件はキャトルミューティレーションの騒動に紛れた人間の犯行である可能性はありますが、それだけで全ての事件を説明するのは、少々無理があります。
ただし、人間が行ったという確かな証拠があるわけではありません。一部の事件はキャトルミューティレーションの騒動に紛れた人間の犯行である可能性はありますが、それだけで全ての事件を説明するのは、少々無理があります。
カルト的な団体の仕業
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キャトルミューティレーションは、カルト的な宗教団体によって引き起こされたとする説もあります。キャトルミューティレーションの特徴である死骸の一部の欠損や血液の消失などは、カルト教団が儀式に則って行っていると考えるとつじつまが合うというのです。
実際に1970年代から80年代にかけてのアメリカでは、一部の新興宗教と社会の軋轢が問題になっていました。特に1978に起こったキリスト教系の新興宗教、人民寺院による大量殺人や集団自殺は、アメリカを始め世界中で話題となり、新興宗教に対する世間のイメージを悪化させました。
実際に1970年代から80年代にかけてのアメリカでは、一部の新興宗教と社会の軋轢が問題になっていました。特に1978に起こったキリスト教系の新興宗教、人民寺院による大量殺人や集団自殺は、アメリカを始め世界中で話題となり、新興宗教に対する世間のイメージを悪化させました。
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キャトルミューティレーションの異常性が、このような新興宗教団体が起こした事件の異常性と結び付けられた、カルト団体の関与がささかれるようになったのです。
ただし、実際にカルト団体がキャトルミューティレーションに関わったという直接的な証拠は見つおらず、あくまで憶測にすぎません。
ただし、実際にカルト団体がキャトルミューティレーションに関わったという直接的な証拠は見つおらず、あくまで憶測にすぎません。
政府や軍の実験
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キャトルミューティレーションは、政府や軍などの公的機関によって行われた実験ではないかという説もあります。具体的には、家畜の病気や繁殖などの研究・実験のために政府や軍が秘密裏に行っているという主張です。
この説が注目されるようになったきっかけは、あるキャトルミューティレーションの事件の現場で米軍のものらしきヘリコプターが目撃されたという証言が得られたことです。
この説が注目されるようになったきっかけは、あるキャトルミューティレーションの事件の現場で米軍のものらしきヘリコプターが目撃されたという証言が得られたことです。
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