2019年9月10日 更新

ワラビ採り事件の概要とその真相は?メモの内容や後日談についても

ワラビ採り事件と呼ばれる事件をご存知でしょうか。この事件は怨恨や売春のトラブルに巻き込まれたなど様々な憶測がされています。また真相に迫るため、最終バスで霊視が行われたり、事件で発見されたメモの解説が行われたりしています。今回は後日談も含め紹介していきます。

目次

Man Dead Death - Free image on Pixabay (611005)

この事件は1999年11月13日、名古屋市のアパートで主婦が何者かに首を刃物で刺され、殺害されたという事件です。

死因は、右頸動脈の切断による失血死で、首の前部に複数の刺し傷があり、手には防御創がありました。また、左側のおでこに固いもので殴られたようなコブがありました。

事件の第一発見者は、アパート大家の奥さんでした。事件当日は自宅でとれた柿のおすそ分けの為、アパートの各部屋をあたっており、殺害された主婦の部屋のインターホンを鳴らしたそうです。

応答がなく、大家の奥さんが柿入りの袋をドアノブに掛けようとしたところ、鍵がかかっておらずドアが開き、中を覗いてみると廊下に倒れた人の足が見え、玄関には血痕と、血の付いた靴跡を発見しました。
Splatter Blood Drops - Free vector graphic on Pixabay (611050)

遺体が発見されたとき、主婦はトレーナーにジーパン姿で、着衣には乱れなく、玄関から3mほど奥に入った所で、廊下からリビングに向け、うつ伏せに倒れていました。今回首を切られていたので、頭部付近にもかなりの流血があり、細かく飛び散った血痕なども廊下の壁に付着していたそうです。

また、部屋には主婦の息子(当時2歳)が幼児用の椅子に座り、テーブルの上のおもちゃで遊んでいました。(犯人は、息子には手を出さなかった様で、怪我などはなかったそうです。)

なお、犯人は犯行時に自分ももみ合いになった際、怪我をしたものとみられており、現場に残された犯人のものとみられる血液を分析したところ、B型で、女性であることが判明しています。

他にも、犯行現場には靴跡も残されており、分析した結果、犯人が履いていた靴は、かかとの部分が高い24cmの婦人靴とみられています。

事件直後に近くで走り去る女の姿が目撃されており、犯人逮捕の為警察も尽力しました。しかし、殺害された主婦自体に恨みを持っていそうな人がいなかったり、犯人が逃走の際、落としたとみられる血痕が途中で途切れていたりなど、犯人確定には至らず、現在も未解決事件のままです。

豊川市主婦殺人事件

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この事件は、2000年5月1日に愛知県豊川市で発生した当時17歳の高校3年生の少年が起こした殺人事件です。殺されたのは、こちらも主婦で金槌のようなもので殴打されたうえ、包丁で首など40ヶ所もを刺され死亡しました。

第一発見者は妻の夫で、帰宅してきた夫が、自宅で血だらけで倒れている妻を発見しました。帰宅した直前に少年が家から飛び出してきたのを夫が目撃し、犯人ともみ合いになり、首などを刺されて軽傷を負いました。その際は犯人を取り逃がしてしまいました。

しかし、少年は最寄り駅まで逃走し、公衆トイレで一夜を過ごしたあと、「寒くて疲れた」という理由で交番に自首してきたため、逮捕されました。

犯人の少年は、学校では、成績優秀で明るく活発で評判のいい生徒でした。しかし、1歳半のときに両親が離婚、中学教師の父親と、父方の祖父母と4人暮らしだったそうです。
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少年は以前から人の死に興味があり、殺人に興味を持っていたそうです。殺害の動機についても「人を殺してみたかった」というものでしたが、素行が悪い生徒ではなかった為、当時は犯行を起こした事が疑問視されていました。

そのため、精神鑑定が行われ、最終的に「犯行時はアスペルガー症候群が原因の心神耗弱状態であった」との鑑定を認定し、同年12月に名古屋家庭裁判所は医療少年院送付の保護処分が決定しました。

アスペルガー症候群とは先天性の発達障害であり、知能と言語能力に問題のない自閉症の一種です。対人関係の構築に困難があるため、二次的な障害として社会生活に対する不適応がみられることがあります。

この事件をきっかけに、高機能自閉症児に対する早期の教育支援が必要であることが認められ、後に特別支援教育として制度化されることになりました。

山中で起きた事件一覧

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京都長岡ワラビ採り事件のように、過去には山中で殺人が起こった事件もあります。ここでは、1つ山中で起こった殺人事件を紹介していきます。

山小屋OL殺人事件

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この事件は、1983年9月、奥秩父連峰・瑞牆山へ1人で登山をしていたOL(22歳)が、山小屋の管理人の男性(50)に強姦しようとして殺害した事件です。

殺害された方の両親は帰宅しない娘を心配し、警察へ捜索願を出しましたが、警察は当初遭難か自殺だとみて、捜査をしなかったそうです。

捜査が開始されない事に憤りを感じた両親は、山小屋の宿泊名簿を頼りに、娘の写真を登山客に送り手がかりを探しました。その結果、登山客から「女性の叫び声を聞いた」との証言を得ることが出来ました。

その証言をもとに捜査が動き出し、富士見平の小屋近くで遺体が発見されました。警察は小屋の管理人から事情聴取をしたところ、乱暴した上殺したと自供を得たため、逮捕しました。

日本で発生した未解決事件

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日本には、今だに沢山の未解決事件があります。京都長岡ワラビ採り事件のように、犯行を特定出来ず、時効を迎えてしまった事件も少なくありません。

今回は数ある未解決事件の中から、今でもテレビなどで紹介される事件を挙げてみます。どういった事件があるのかあらためて、みてみましょう。

広島一家失踪事件

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2001年、広島県で家族4人と愛犬1匹が突然姿を消すという、不可解な失踪事件が発生しました。この事件は、広島一家失踪事件としてメディアでも連日大きく取り上げられました。

また、この一家には失踪するような理由も無く、失踪した一家4人の家は玄関には施錠がされており、4人分のサンダルも無くなっていたことから、当時は自分たちの意志で車に乗り失踪したと推測されました。

しかし、それから1年後、失踪事件が起きた自宅近くの京丸ダムから、失踪した一家が乗っていた車が見つかり、中からは一家4人の遺体と愛犬の死体が発見されました。

発見時、遺体はどれも損傷が激しく、ほぼ白骨化していました。しかし歯型での鑑定により、広島一家失踪事件の4名であると確認されました。また、司法解剖も行われましたが、死因は不明で、骨折や刺し傷などの外部からの損傷はなかったそうです。

疑われる点が遺体が発見されても何もなかった為、無理心中の可能性が濃厚という事で一旦幕が閉じていますが、多くの不可解さが残る事件であり、未解決事件となっています。

井の頭公園バラバラ殺人事件

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この事件は、1994年4月23日に発覚したバラバラ殺人事件です。発見したのは、清掃員の女性で、発見場所は東京都三鷹市にある井の頭恩賜公園のゴミ箱に入っていたポリ袋からでした。

わざわざゴミ箱に捨ててあったポリ袋をあけた理由は、猫の餌を探すためと供述しています。

ポリ袋の中には、人間の足首が入っていました。その後警察が付近を捜索したところ、計27個の袋が発見され、中には切断された手足・胴体の一部がか所のゴミ箱から発見されました。

どの袋にも、小さい穴がある水切り用の黒い袋と半透明の袋がセットで二重になっており、漁師らが使う特殊な結び方できつめに結ばれていました。

手足の指紋はほぼ全て削り取られていましたが、わずかに残っていた指紋とDNAから、被害者は公園の近くに住む、一級建築士の男性(当時35歳)と判明しました。死因は不明でした。

警察は捜査にあたりましたが、被害者の交友関係からは犯人像が浮かばず、犯人に結びつく物証や情報が乏しいため、2009年4月23日、犯人の特定に至ることが出来ず、時効を迎えました。

福島女性教員宅便槽内怪死事件

Jail Cells Penitentiary - Free photo on Pixabay (614509)

この事件は、1989年2月28日、福島県田村郡都路村に住む女性教員の自宅にある、くみ取り式のトイレの中から、男性の遺体(20代)が発見された事件です。第一発見者はこの家に住む女性教員でした。

男性が便槽の中にわざわざ侵入したとは考えてにくいですし、便槽ですとそこまで大きな穴ではありません。誤って落下してしまってそのまま死亡した線も考えにくいので、誰かが殺害後便槽内に押し込んだ可能性が当時の捜査では、濃厚な推理でした。

発見された男性は上半身裸で身体に多少の傷はありましたが、致命傷の傷はありませんでした。また、この事件が起きたのは、2月で真冬でした。死因は凍死と胸部循環障害によるものと判定されています。

また、遺体発見時、男性は片方の靴は発見されませんでした。もう片方の靴はというと、現場から離れた場所から発見されたそうです。しかも、現場にあった靴は、なんと頭に乗っていたといいます。

警察の事件の見解としては、覗き見による事故死としていますが、靴の件や便槽内に落下するなどは、覗き見の為であれば全く持って不可解です。

結局、これといった有力な証言が出ることはなく、こちらも未解決事件となっています。

事件の犯人はあなたの傍に居るかもしれない

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